完全会員制の焼肉屋『29ON』は、低温調理肉を様々な形で提供する肉専門店。
様々な牛肉を、部位ごとに違う温度で火入れをするため、それぞれの肉の旨味を最大限に味わうことが出来ます。

都内に4店舗展開する『29ON』ですが、それぞれのお店で違うコンセプトのもとで低温調理によって最も美味しい状態に仕上がったお肉料理を提供したいという思いから、”和食・チーズ・スパイス・イタリアン”の4つの組み合わせを実際にお客さんに食べてもらい、選んでもらう試食会を開いたのだそう。
今回は「29ON✕イタリアン」の試食会に潜入してきました！

まず最初の一品は「ミネストローネ」。
トマトスープの中にはゴロゴロとたくさんのお野菜とともに、低温調理したササミが入っていました。
ササミのさっぱりした脂とスープの酸味は相性抜群！生パセリの香りが口の中で広がり、後味もスッキリして食べられます。

続いては、一口サイズで楽しめる「カプレーゼ」のピンチョスが登場です。
赤身と脂身のバランスがいい”シンシン”という部位のお肉に、オリーブオイルの風味とバジルの香り、コクのあるモッツァレラ、そしてトマト。全ての食材が口の中で絡み合い、一つの料理・味が完成されます。

ここまで、聞いたこと・食べたことのある料理が登場しましたが、さすが低温調理を施した肉料理専門店。
2品目にして、既に今まで食べたことのない味わいを楽しませてくれています。次に出てくる料理に期待を寄せてしまう一品です。

見た目も鮮やかで季節感のある一品「インポルティーニ・ポロ」。
「インポルティーニ・ポロ」とは、鶏胸肉とプロシュート、野菜を巻いて加熱した料理の事です。

こちらの料理は、60℃で3時間低温調理した鶏胸肉を使っています。
低温調理したお肉は、鶏胸肉とは思えないしっとりさと柔らかさが楽しめました。
鶏肉に添えられたジェノベーゼソースのバジルの香りによってより一層爽やかさを感じることができます。

63℃で2~3時間低温調理した鴨胸肉。
皮目を炙って、ミックスベリーのソースと一緒に頂きます。
お肉は非常に柔らかく仕上がっていて、臭みは全く感じませんでした。鴨肉をこの厚さで提供できるのは、『29ON』ならでは！低温調理だからこそ実現出来るメニューですね。

ササミとトウガラシの低温調理肉を、イタリアの郷土料理「タリアータ」でシンプルにいただきます。
パルミジャーノ・ルッコラ・ラディッシュ・バルサミコソースの他に、季節感のあるみょうがも合わせます。
ササミは柔らかい肉質が特徴的な部位ですが、低温調理を施すことによって、さらに食べやすく仕上がっていました。
トウガラシは、噛めば噛むほど旨味が出て来ます。どちらのお肉もさっぱりとしていて、チーズなどと合わせるとさらに肉の味わいが楽しめます。

メインの料理は、誰もが知っているアクアパッツァに低温調理肉をかけ合わせた「29(ニク)アパッツァ」。
アサリで取った透き通ったスープに、ケッパー・オリーブ・トマト、そして低温調理したカイノミが入っています。
程よい脂身に加えて、他の食材と相性がいいことからカイノミを選んだのだそう。
アサリの出汁が効いたスープと合わせたり、ケッパーやオリーブと一緒にいただくなど、いろいろな組み合わせで楽しめます。

締めにはベーコンの代わりに低温調理肉を使った「カルボナーラ」。
一般的にカルボナーラを作るときはパンチェッタやベーコンを使用しますが、低温調理肉を使っているのは『29ON』ならでは。
豪快にお肉とパスタをソースに絡めて頂きます。
お肉と濃厚なカルボナーラソースは相性が良く、胡椒の香りがお肉の味わいをより一層引き立ててくれました。

デザートには「トマトのソルベ」をいただきました。
一見なんのアイスかわからない色ですが、口に入れると爽やかな香りが広がり、程よい酸味が口の中をスッキリさせてくれます。
お肉をたくさん食べたあとにさっぱり出来るのは嬉しいですね。

『29ON』といえば、お肉だけでなく日本酒やワインなどにもこだわりがあるお店です。
全国各地の蔵元から集めた日本酒など揃えています。
スタッフの方に言えば、おすすめの飲み方や料理に合わせて提供してくれるので是非、一度聞いてみるといいですね。

新メニューの体験会の結果を得て、この日の新メニュー「イタリアン」のメニューインが決定！（細かいコースの内容に関しては変更もございます。）8月から『29ON 表参道店』で新メニューである「お肉をたっぷり使ったイタリアン」がいただけます！しかも、コースの中には、以前レポートした「チーズ」のメニューも加わりかなり贅沢な肉コースになっている模様！