更新日:
2023年01月05日
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【初台】ナンバーワンかき揚げと評判!立ち食いそばの名店『加賀』
立ち食いそばの花形メニューといえる「かき揚げ」。最近はかき揚げの大きさをウリにしているお店も多いが、その元祖とも言われるのが初台にある『加賀』。多くの立ち食いそば好きがナンバーワンに推す名店のかき揚げをそのこだわりと美味しさの秘訣とともに紹介します。
- 東京ソバット団
- 本橋隆司=美味い立ち食いそばを求めて西へ東へ...
立ち食いそば好きのなかで、かき揚げナンバーワンと評判の『加賀』
立ち食いそば店では、ごくごくメジャーなタネであるかき揚げ。
それだけに力を入れているお店も多いのだが、その中でも「ナンバーワン」の呼び声高いお店が、初台にある『加賀』だ。
まずは迫力あるその姿を見ていただこう。
それだけに力を入れているお店も多いのだが、その中でも「ナンバーワン」の呼び声高いお店が、初台にある『加賀』だ。
まずは迫力あるその姿を見ていただこう。
愛され続けて30年。厚さ約5センチの元祖巨大かき揚げはサクサクでふんわり
このかき揚げそば(480円)は、とにかくかき揚げ自体が大きいのだ。
サイズを確認したところ、直径は約12センチと平凡ながら、高さが約5センチもある。
最近はこのぐらいのサイズのかき揚げを出す店が増えているが、『加賀』は30年以上前からこのかき揚げを出している、いわば元祖なのだ。
サイズを確認したところ、直径は約12センチと平凡ながら、高さが約5センチもある。
最近はこのぐらいのサイズのかき揚げを出す店が増えているが、『加賀』は30年以上前からこのかき揚げを出している、いわば元祖なのだ。
そばにおけるかき揚げは、天ぷら専門店のかき揚げと違い、衣が厚くなっている。
ツユに浸っても崩れにくくする工夫なのだが、衣ぽってりで具の少ないこれらのかき揚げを指して、「こんなのかき揚げじゃない」と批判する人も多い。
ツユのしみた衣がトロトロになって、これはこれでいいものなのだが、マニア以外にはどうにも評判が良くない。
ツユに浸っても崩れにくくする工夫なのだが、衣ぽってりで具の少ないこれらのかき揚げを指して、「こんなのかき揚げじゃない」と批判する人も多い。
ツユのしみた衣がトロトロになって、これはこれでいいものなのだが、マニア以外にはどうにも評判が良くない。
しかし、そんな人たちにこそ、『加賀』のかき揚げを食べてほしい。
衣はサクサクかつフンワリで、かぶりつけば玉ねぎの甘みがじんわりと広がっていく。
よくある「立ち食いそば屋のかき揚げ」ではなく、天ぷらとして上等なかき揚げなのだ。
衣はサクサクかつフンワリで、かぶりつけば玉ねぎの甘みがじんわりと広がっていく。
よくある「立ち食いそば屋のかき揚げ」ではなく、天ぷらとして上等なかき揚げなのだ。
注文を受けてから揚げるこだわりが美味しさの秘訣
その秘訣は、揚げているときに菜箸で突いて、空気を入れることにある。
こうすることで、これだけのサイズでありながら、食べやすいかき揚げを実現しているのだ。
かき揚げの具材は玉ねぎがメインで、それにニンジンとネギが入っている。
絶妙な揚げ具合で玉ねぎの甘みが際立ち、これがツユに抜群になじむのだ。
こうすることで、これだけのサイズでありながら、食べやすいかき揚げを実現しているのだ。
かき揚げの具材は玉ねぎがメインで、それにニンジンとネギが入っている。
絶妙な揚げ具合で玉ねぎの甘みが際立ち、これがツユに抜群になじむのだ。
また、かき揚げは揚げ置きではなく、基本、注文を受けてからの揚げだ。
少々、待つことになるのだが、自分のかき揚げが作られているのを見ながら待つのも、これはこれですてきな時間。シュワーッという揚げサウンドも、また食欲をそそる。
少々、待つことになるのだが、自分のかき揚げが作られているのを見ながら待つのも、これはこれですてきな時間。シュワーッという揚げサウンドも、また食欲をそそる。
出来上がってみると、かき揚げのツユに触れたところがチリチリと音をたてている。
この音も食欲をそそる。とはいえ、かなりアツアツなので、勢いよくかぶりつくとヤケドしてしまうこともある。
加賀の店内は2面がガラス張りで、外から店内がよく見える。ヤケドして慌てている姿を見られないよう、注意しよう。
この音も食欲をそそる。とはいえ、かなりアツアツなので、勢いよくかぶりつくとヤケドしてしまうこともある。
加賀の店内は2面がガラス張りで、外から店内がよく見える。ヤケドして慌てている姿を見られないよう、注意しよう。
うまいのはかき揚げだけじゃない
さて、これだけの揚げ技術があるからして、当然、春菊天そば(440円)も美味い。
春菊天は刻んでかき揚げ状になっているものが多いのだが、『加賀』はそのまま揚げタイプ。サクッとした衣と春菊の独特の香りが、これまた最高なのだ。
春菊天は刻んでかき揚げ状になっているものが多いのだが、『加賀』はそのまま揚げタイプ。サクッとした衣と春菊の独特の香りが、これまた最高なのだ。
さっきから天ぷらのことばかり書いているけど、この美味さを支えているのは、なによりツユの美味さ。
カツオの香りがグッと主張しつつ、くどくはない。
玉ねぎの甘みや春菊の香りは、このツユによってブーストされるのだ。
カツオの香りがグッと主張しつつ、くどくはない。
玉ねぎの甘みや春菊の香りは、このツユによってブーストされるのだ。
そして小幡製麺の生麺を使ったそばも、茹で具合良く、香り、食感ともに良い。
きっちり冷水でしめられて冷しはコシもあり、その美味さを実感できるだろう。
かき揚げは冷しでも頼めるが、たまには気分を変えてちくわ天そば(410円・山菜は80円)もいい。
ちくわ天にわさびをつけて食べると、これがなかなか美味しいのだ。
きっちり冷水でしめられて冷しはコシもあり、その美味さを実感できるだろう。
かき揚げは冷しでも頼めるが、たまには気分を変えてちくわ天そば(410円・山菜は80円)もいい。
ちくわ天にわさびをつけて食べると、これがなかなか美味しいのだ。
立ち食いそばのイメージが変わる。初台『加賀』のかき揚げそばをぜひ!
昼どきにはかなり混雑する『加賀』は中高年のお客さんが多いのだが、近くに専門学校があるため、若者の姿も少なくない。
老いも若きも、やはり美味しいものは分かるのだ。都心の繁華街からは離れているが、一度、『加賀』のかき揚げそばを食べてみれば、あなたの立ち食いそば観が変わることは確実だ。
老いも若きも、やはり美味しいものは分かるのだ。都心の繁華街からは離れているが、一度、『加賀』のかき揚げそばを食べてみれば、あなたの立ち食いそば観が変わることは確実だ。
※記事内に記載の価格は公開時の情報に基づいています。消費税増税などに伴い変更されている場合がありますので、詳しくはお店まで直接ご確認ください。
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- 東京ソバット団
- 本橋隆司=美味い立ち食いそばを求めて西へ東へ。バッと行ってバッと食ってバッと帰る東京ソバット団の団長。そば以外にもフリーの編集、ライターとしてウェブなどで仕事中。近著『立ち食いそば大図鑑』(スタンダーズプレス)、FBページ「https://www.facebook.com/tokyosobatdan/」
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