更新日:
2020年11月28日
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南阿佐ヶ谷『あんびえん』/「あんこオタク」が焼く、ぎっしりあんの薄皮たい焼きの新店
南阿佐ヶ谷の『たいやき あんびえん』は、あんこ好きが昂じてついには店を開いてしまった店主の「あんこオタクが焼く」たい焼きの店です!——ユーモラスな見た目で手頃で美味しい。そんなたい焼きの有名店からあなたの街のお店まで、いろんなたい焼きの魅力をお伝えする連載です。(2019年10月11日公開)
- 堀田純司
- 食べ放題とたい焼きが好きな作家。マンガ原作や...
あんこ好きが昂じて、自分でたい焼き屋をオープン
JR中央線阿佐ヶ谷駅を降りて南口に出ると、パール商店街があります。活気ある商店街をぶらぶらそのまま南に下っていくと、やがて青梅街道に行き当たる。空を見上げると杉並区役所がそびえ立っています。
「杉並区の中でどこか一番、偉いか?」
区民の間でしばしば論議されるテーマです。
高円寺民は「キャラが濃いのは俺たちだ」と言い、西荻民は「大人のディープさだと西荻」と反論する。荻窪民のように「丸の内線と中央線の2駅利用ができるよ」と言う人もいるでしょうし、永福など京王線や、上井草にガンダム像が立つ西武線杉並区民にも意見はあるでしょう。
しかし私は、やっぱり区役所のある阿佐ヶ谷が、杉並区のメトロポリタンだと思います。
たい焼き屋『たいやき あんびえん』は、その区役所のほど近く。丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅すぐそばの、青梅街道沿いにあります。
「杉並区の中でどこか一番、偉いか?」
区民の間でしばしば論議されるテーマです。
高円寺民は「キャラが濃いのは俺たちだ」と言い、西荻民は「大人のディープさだと西荻」と反論する。荻窪民のように「丸の内線と中央線の2駅利用ができるよ」と言う人もいるでしょうし、永福など京王線や、上井草にガンダム像が立つ西武線杉並区民にも意見はあるでしょう。
しかし私は、やっぱり区役所のある阿佐ヶ谷が、杉並区のメトロポリタンだと思います。
たい焼き屋『たいやき あんびえん』は、その区役所のほど近く。丸ノ内線南阿佐ヶ谷駅すぐそばの、青梅街道沿いにあります。
お店はまだ新しく、モダン店舗らしくおしゃれ。店内にはベンチもいくつか置かれています。
ここの店主は、もともとあんこが大好きで、毎日あんこを自分で炊くほどの、「あんこオタク」だった(ご本人談)。そしてついにあんこ好きが昂じて、自分でたい焼き屋さんを開いてしまったのだそうです。
「あんこオタクが焼くたい焼き」
これは食べたい! 一匹180円税込み。二匹いただきました。
ここの店主は、もともとあんこが大好きで、毎日あんこを自分で炊くほどの、「あんこオタク」だった(ご本人談)。そしてついにあんこ好きが昂じて、自分でたい焼き屋さんを開いてしまったのだそうです。
「あんこオタクが焼くたい焼き」
これは食べたい! 一匹180円税込み。二匹いただきました。
薄皮の「一丁焼き」にあんこがギッシリ
あんこを活かすためなのでしょうか。鯛を一匹ずつ焼くいわゆる一丁焼きで、この焼き方は薄くパリッとした皮ができることで知られますが、実際、ところどころ身のあんこが透けて見えるほどの薄皮。期待が高まります。
「熱いので気をつけて」と言って渡してくれますが、食べるとこれが本当に熱い!
あったかいというより、ちょっと珍しいほどあんこがホカホカしている。まさに炊きたてのあん。
なにか工夫があるのでしょうか。炊きたてホカホカのあんこを薄皮にくるんで食べている感じで、これはうれしいです。
「熱いので気をつけて」と言って渡してくれますが、食べるとこれが本当に熱い!
あったかいというより、ちょっと珍しいほどあんこがホカホカしている。まさに炊きたてのあん。
なにか工夫があるのでしょうか。炊きたてホカホカのあんこを薄皮にくるんで食べている感じで、これはうれしいです。
皮は「フワカル」というよりは、やや固めのしっかりした食感があって、主役のあんこを引き立てている。
たい焼きの魅力のひとつは、ぎっしりあんこがつまった頭から胴体、さらに尻尾と食感が変化していくところですが(ちなみに僕は頭から食べる派です)、尻尾は香ばしくクリスピーで美味しかったです。
ちなみにここのお店では、自慢のあんこだけでも購入することができます。
やっぱりたい焼きはいい。子どものころ、街のスーパーで買ってもらったときのうれしさを思い出します。みなさまも杉並区の首都、阿佐ヶ谷に来たら、たい焼きをぜひ。
たい焼きの魅力のひとつは、ぎっしりあんこがつまった頭から胴体、さらに尻尾と食感が変化していくところですが(ちなみに僕は頭から食べる派です)、尻尾は香ばしくクリスピーで美味しかったです。
ちなみにここのお店では、自慢のあんこだけでも購入することができます。
やっぱりたい焼きはいい。子どものころ、街のスーパーで買ってもらったときのうれしさを思い出します。みなさまも杉並区の首都、阿佐ヶ谷に来たら、たい焼きをぜひ。
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- 堀田純司
- 食べ放題とたい焼きが好きな作家。マンガ原作やノンフィクションなども手がける。主な著書は『僕とツンデレとハイデガー』、シナリオを担当した『まんがでわかる妻のトリセツ」(ともに講談社)など。https://twitter.com/h_taj
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