更新日:
2018年09月12日
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ハイブリッド割烹「大安吉日 田町店」田町・仲通り商店街の路地に佇むリノベ古民家に誕生
JR田町駅・都営地下鉄三田駅と桜田通りを結ぶ路地を中心に位置する慶応仲通り商店街。このエリアには、さまざまな飲食店が軒を連ねランチ時から深夜まで、実に多くの人々が行き交う。そんな商店街の路地を1本入った場所に「大安吉日 田町店」が10月3日にオープンした。運営は、「ファーマーズレストラン tetote Ginza」を展開するtetote(東京都渋谷区、代表取締役 細谷幸司氏)。
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今回の店舗は、チアシードやケールなど、世界でトレンドの食材を和食にアレンジして提供することを目指す“ハイブリッド・KAPPOU”だ。代表の細谷幸司氏は、「和食は3年前のユネスコ無形文化遺産登録で、さらに世界で注目され人気になっています。今こそ、和食を通じて、日本の文化を外に向けて発信できるタイミングだと思っているんです。従来の和食とは少し趣を変え、海外の人にとっても、馴染みのある食材を使った新しい料理=ハイブリッド・KAPPOUを提供していきたい」と意気込みを語る。

リノベーション古民家ならではの雰囲気。小さな木の引き戸を開けると壁面に描かれた福助人形が出迎えてくれる
路地に佇む2階建て古民家のリノベーションを手掛けたのは、空気感を大切にしながらもユニークな店舗づくりに定評のあるスパイスワークスの子会社・アンドスパイス。日本古民家の木の温もりを残しつつ、空間としてはおしゃれ、かつスタイリッシュな仕上がりで、ハイブリッド・KAPPOUを提供するのに相応しい造りになっている。所々に、松の盆栽、福助人形など「和」の要素が取り入れられ、“海外から見た日本”の雰囲気も上手く醸し出している。同店がある田町・三田エリアは、外資系企業も多くあり、外国人オフィスワーカーの姿もよく目にする。また、タワーマンションを擁する芝浦ベイエリアにも近く、“ハイブリッド・KAPPOU”という同店が掲げるコンセプトがリーチするのに適当な場所でもあると細谷氏は話す。

1階のカウンター席は、温もりのあるウッディ感をベースに、モダンな照明、松の枝の緑、赤い漆塗りのお椀ディスプレイなどスタイリッシュで居心地の良い空間だ
メニューには、先付けから〆の飯物類、デザートまで、「和」の切り口を活かしながら心憎い一工夫が施された“ハイブリッド・KAPPOU”料理の数々が並ぶ。「大安吉日流 ロール寿司」(940円)は、ソイミート、ケール、アボカド、湯葉などを巻いたまさに同店ならではの一品。甘辛いしょうゆだれを掛け合わせたソースを使用した「揚げたて厚揚げピーナツバター」(750円)や、チアシード酢をかけて食べる「とろ湯葉のお刺身風チアシード酢」(680円)、スプラウトやケール、ズッキーニなどを肉に巻いた「肉巻き野菜串」(各300円)など、どれも従来の和食にはあまり使われなかった食材が使われ、新しい味の楽しさを提供している。また、これからの季節はおでんもお勧めだ。「おでん彩々」(各種100~400円)と名付けられたメニューには、煮たまご、厚揚げなどの定番ものから、アボカドやパクチーボールなど、新たなスタイルのおでんネタも登場している。

同店人気の串焼きと珍しい焼酎たち
アルコールは、50種類ほどの焼酎をメインに揃える。かつての焼酎ブームの時代から蔵元も少しずつ次の世代に代替わりが進み、気悦の若手酒造家が活躍しつつある中、同店は、これらの蔵元の焼酎を新しいスタイルで提案する。「龍宮」の優しい味わいの「黒糖モヒート」(600円)、意外な相性がクセになる知覧醸造の「正木」を使った「正木トニック」(600円)など、ロックという飲み方だけでなく、食前酒として楽しめるソーダ割りや、シャンパンやモヒートを楽しむようにスタイリッシュにアレンジし、食事とのマッチングをアピールしたメニューを用意。また、パクチーをそのまま大胆に使った「パクチーサワー」(600円)や、野菜感覚満載の「オトナのケールスムージー」(600円)など、人気の食材を使ったヘルシーなドリンクも並ぶ。

ハイブリッド割烹さが表れている「先付け」(500円)。見た目もユニークだ
「新業態でオープンしたばかりですから、まずはこの地域に根付いて、お客さんに愛される店にしていきたい。新しい食材を使いながら、生産者とお客さんをつなぎ、『和』という切り口を大事に、上手く様々な料理を提案して行けたらと思っています。今回は、一軒家の古民家という恵まれた物件でこの形になりましたが、カジュアルダウンした形で他の場所での展開も可能性としてはアリではないかと思っています。また長期的には、オセアニア地域などの海外での展開もできればいいですね」と展望を語ってくれた細谷氏。可能性が広がる“ハイブリッド・KAPPOU”というコンセプトの下、同店が提供する和食はまだまだ進化してくことだろう。
(取材=玉井 由希子)
(取材=玉井 由希子)

入口脇のライトアップされている松の盆栽と一緒に代表の細谷幸司氏(奥右)、店長の斗沢タツヤ氏(手前右)、料理長の峰松アツシ氏(手前左)
【店舗情報】
店名:大安吉日 田町店
住所:東京都港区芝5-20-22
アクセス:JR田町駅より徒歩3分、都営三田線三田駅より徒歩3分
電話:03-6435-3197
営業時間:ランチ 11:30~14:30、ディナー 17:00~23:00
定休日:不定休
坪数客数:28坪・60席
客単価:ランチ1000円、ディナー4000円台
運営会社:tetote株式会社
店名:大安吉日 田町店
住所:東京都港区芝5-20-22
アクセス:JR田町駅より徒歩3分、都営三田線三田駅より徒歩3分
電話:03-6435-3197
営業時間:ランチ 11:30~14:30、ディナー 17:00~23:00
定休日:不定休
坪数客数:28坪・60席
客単価:ランチ1000円、ディナー4000円台
運営会社:tetote株式会社
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