更新日:
2018年09月12日
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【ニューオープン】独立時と同様に、また2店を同時に立ち上げたeasygoingの濱野浩一氏。3月1日「KOMAZAWA PARC CAFE」、3月9日「freehand AOYAMA」を続けてオープン
通りの向こう側に広がるのは駒沢公園。ここで、出店を考えたのはeasy goingの濱野浩一氏で、3月1日に駒沢公園にちなんで「KOMAZAWA PARC CAFE」をオープン。一方、3月9日にオープンした青山通り沿いのLa PorteAOYAMAビル。地下の出店は初めてというが「bakuro common」を見たビルオーナーサイドからのオファーで「freehand AOYAMA」をオープン。
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物件との出会いは偶然だったという。駒沢通りを車で通ると空き物件が目に飛び込んできた。以前よりこの辺りでお店だすならここと思っていたので、すぐさまその衝動で不動産屋に電話をかけたそうだ。あいにく、同じように目をつけていた先約があったようだが、最終的には濱野氏のもとへ転がってきた物件。当時、この翌週オープンさせた青山での出店計画が進んでいる最中だったため迷いもあったというが、惹きつけられるように見つけた場所に縁を感じて出店の決断に至ったという。
店内に入ると、ゆったりとしたソファー席、10人ほどが座れる大きなテーブルと2名掛けの席が数席並んでいる。室内にもかかわらず、ソファー席を指して「ここがテラス」と説明する濱野氏の疑問が解消されたのは、通りに面したその席に腰掛けた時だった。座ったときにちょうど顔の位置にあたるガラス面が取り除かれ、吹きっさらしになっているのだ。そのため約1mぐらいの隙間から吹き込む風が心地よく顔を撫で、室内にいながらテラス気分が味わえる特殊な造りとなっている。装飾と違って構造上の工夫にはなかなか気づきずらいが、人の感覚に訴える細部へこだわりがなんとも”らしい”。
KOMAZAWA PARC CAFE。大きなコミュニティーテーブルを置いたメインダイニング。会話が交差し、賑わいを自然と演出できる
カフェと謳うからにはコーヒーへのこだわりも強い。同店では焙煎のスペシャリストとコラボして、単一産地、単一農場のシングルオリジンコーヒーのみを使用している。そのため、豆の違いではなく、焙煎の度合いで異なる味わいを楽しむことができる。ハンドドリップによるコーヒーは、フレーバーと酸味を最大限引き出した「スペシャルティロースト」、バランスが取れたクリアで飲みやすい「コモンロースト」、香ばしく深いフレーバーと柔らかい苦味を引き出した深い味わいとテイストの「ソフトビターロースト」(いずれも550円)の3タイプから選べる。朝7時からオープンしているため、1日の始まりをスペシャルティコーヒーで迎えることもできる。
モーニングメニューは、卵料理(スクランブルエッグ、エッグスラット、スパニッシュオムレツ、タマゴサラダ)と自家製パン(食パン、フォカッチャ、バゲット、クロワッサン)をそれぞれ選んで組み合わせる「ブレックファーストプレート」(700円〜)。そのほか軽めに済ませたい人には「フルーツグラノーラヨーグルト」(600円)も用意し、今後はアサイーボールやスムージーなどのラインナップも考えているようだ。近隣の住人や、界隈で働く人などが出勤前に利用している。
モーニングメニューは、卵料理(スクランブルエッグ、エッグスラット、スパニッシュオムレツ、タマゴサラダ)と自家製パン(食パン、フォカッチャ、バゲット、クロワッサン)をそれぞれ選んで組み合わせる「ブレックファーストプレート」(700円〜)。そのほか軽めに済ませたい人には「フルーツグラノーラヨーグルト」(600円)も用意し、今後はアサイーボールやスムージーなどのラインナップも考えているようだ。近隣の住人や、界隈で働く人などが出勤前に利用している。
外からのエアが入るよう、窓の中腹部が切り取られているという変わりテラス席。立地を生かした内装デザインは濱野氏のアイデア
ランチもプレートスタイルでサラダ、サンドイッチ、パスタ、オリジナルのプレートをそれぞれ数種ずつ取り揃えている。(900〜1200円)一方夜は、レストランとしての機能を果たせるよう、既存店同様、ワインをはじめとするアルコールと食事のメニューを取り揃えてディナータイムの充実を図っている。ちなみにビールは、長野の「志賀高原ビール」や富山の「城端麦酒」といったクラフトビールも扱っているが、何より、ビアゼネラリストとして活動する福島寿巳氏が同店の店長として店に立っているからには、注がれるビールの味わいに期待が高まってしまう。
freehand AOYAMA。地下街とは思えない奥行きの広がりと解放感には、濱野氏の店作りのノウハウが生かされている
一方、3月9日にオープンしたのは青山通り沿い、青山学院大学向かいのLa PorteAOYAMAビル。地下での出店は初めてというが、「bakuro common」を見たビルオーナーサイドからオファーがあって決めた物件で、地下飲食街の一角に「freehand AOYAMA」をオープンした。ここは共用部の廊下を挟んで両脇に他業態が混在して店舗が並んでいる。店内には10席以上並ぶ長いカウンター席と、10人掛けの大きなコミュニティテーブルが3つ配置され、地下店舗の割に開放感がある。そう見えるのは、コンクリートが打ちっぱなしの壁や配線がむき出しの天井、フロアと厨房の境もあまりなく、無駄のないミニマルなデザインのせいなのかもしれない。一見してシンプルすぎる気もするが、空間に「人」が入ることでコーディネートが完成するため、その時々で店の表情が少しずつ変わっていく。あまり手を加えすぎず「デザイン主体」でなく「人主体」な店づくりが、今っぽいのかもしれない。
横にずらり並ぶカウンター席。カップルでもひとりでも、ゆったりと過ごせる贅沢にとったスペース
フードやドリンクは既存店同様、EURO ASIAをテーマにメニューを揃え、フランスへ修行の後色々なディナー店やホテルのレストランの立ち上げ、某料理番組でも取りあげられた高級イタリアンのシェフなども経験した廣瀬巧氏が厨房を仕切っている。しかし、面白いのは肉料理。さの萬の「本物 ドライエージングビーフ」(100g 2000円、200g 3900円、300g 5700円)や旬熟成の「熟成黒毛和牛のサーロイン」(100g 3000円、200g 6000円)、「熟成国産豚の肩ロース」(200g 2000円)が同店でも楽しめてしまうところだ。どちらかというと朝型な「KOMAZAWA PARC CAFE」に比べると「freehand」は夜型。5月からは定休日なしで朝4時半まで営業しているという。
肉の旨味を存分に味わえる、さの萬「本物ドライエージングビーフ」は食べ応えあり
濱野氏は取材の度に口にするが、「自分が通い続けたいと思える店しか創らない」というこだわり。トレンドや傾向ではなく、基準となるのはいつも自分の感覚。今年中に次の展開を考えているようだが、今度はいったいどこでその感覚を発揮するのだろうか。
(取材=編集部)
(取材=編集部)
【店舗情報】
店名
①KOMAZAWA PARC CAFE
②freehand AOYAMA
住所
①東京都世田谷区深沢2-19-20 クレドール駒沢公園1F
②東京都渋谷区神宮前5-51-8 La Porte AOYAMA B1F
アクセス
①東急田園都市線 駒沢大学駅から徒歩14分
②東京メトロ銀座線 表参道駅 徒歩4分、JR山手線 渋谷駅 徒歩12分
電話
①03-6432-1127
②03-6433-5535
営業時間
①7:00~22:00
モーニング 7:00~11:00
ランチ 11:00~16:30(L.O)
ディナー 18:00~22:00(L.O.21:30)
②11:30~28:30
定休日
①年末年始
②無休
坪数客数
①37坪・56席
②29.5坪・49席
客単価
①モーニング1000円、ランチ1500 ディナー3500円
②ランチ1000円、ディナー3500円
運営会社
株式会社easy going
店名
①KOMAZAWA PARC CAFE
②freehand AOYAMA
住所
①東京都世田谷区深沢2-19-20 クレドール駒沢公園1F
②東京都渋谷区神宮前5-51-8 La Porte AOYAMA B1F
アクセス
①東急田園都市線 駒沢大学駅から徒歩14分
②東京メトロ銀座線 表参道駅 徒歩4分、JR山手線 渋谷駅 徒歩12分
電話
①03-6432-1127
②03-6433-5535
営業時間
①7:00~22:00
モーニング 7:00~11:00
ランチ 11:00~16:30(L.O)
ディナー 18:00~22:00(L.O.21:30)
②11:30~28:30
定休日
①年末年始
②無休
坪数客数
①37坪・56席
②29.5坪・49席
客単価
①モーニング1000円、ランチ1500 ディナー3500円
②ランチ1000円、ディナー3500円
運営会社
株式会社easy going
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