更新日:
2018年09月12日
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大人の酒街、荒木町で和の艶を引き継ぐ「燗コーヒー藤々」。 夫唱婦随で迎えてくれる和酒場は日常のハレを楽しむ
昭和の風情を引き継ぐ、上質な個店が集まるとして知られる大人の酒街、荒木町の新しい顔「燗コーヒー藤々」。店主の藤極武志氏と女将の由衣氏が居酒屋と割烹の中間を目指し、日常のハレを楽しむ同店は4月11日のオープン直後から名店と話題だ。店主が自ら選んだ食材を引き立てるように、丁寧に仕上げる和の料理。厳選する日本酒、自然派ワインを揃え、お燗番の女将が笑顔で迎えてくれる、二人の息の合った夫唱婦随が付加価値だ。
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伝統色から古典的なデザイン、素材まで全てに日本の美が上品で優しいオーラを放っている
四谷三丁目、新宿通りと外苑東通りが交差する一角で、昭和の面影を残す荒木町は東京を代表する酒街だ。その歴史は古く、江戸時代からの時間と文化を引き継ぐという。杉大門通り、車力門通りと名が付く通りを軸に路地が入り組み、しっとりとした大人の酒場街らしい空気を放つ。そんな荒木町のほぼ真ん中、荒木公園脇の猫道のような石畳の路地を入った場所に構える「燗コーヒー藤々」。日本の伝統色らしい落ち着いた黄色の塗り壁に、暖簾が下がる半間ほどのガラリの引き戸が目印だ。ビルの外観とは正反対の古典的な和の意匠が際立つ店は、しっとりとした存在感を見せている。

木の肌が柔らかな店主と女将こだわりのコの字カウンター。シンプルな空間なのかに夫々の素材感が見事に調和する
独立を目指して27歳で飲食の世界へ進んだ店主の藤極氏。そこから日本酒、料理の奥深さや面白さに触れ、自分の夢に向けて実績を重ねた。一方、ハンドドリップをはじめとしたコーヒーを扱う仕事に携わっていた女将との出会いは日本酒のイベントだったという。「感性が一緒」という女将と共に考え、行動することを大切にし、楽しむ店主。骨董市へ通っては若い陶芸家と出会ったり、納得のいく調味料や食材探しの日々。そして足しげく通い今日への縁を繋いできた日本酒蔵との関わりなど、夫唱婦随で形にしたのが同店なのだ。「燗コーヒー藤々」という特徴的な店名からも二人のストーリーと想いがうかがえる。二人の何よりものこだわりであった正方形の店鋪形態にコの字のカウンターを実現したのが想定外の立地、荒木町の元スナックの空間だった。荒木町のイメージをそのまま映した空間のデザインは、デザインワークス(東京都港区、代表取締役:生長弘丞氏)の手によるもの。

おすすめの日本酒たち。メニューに乗らない銘柄も数多く揃える
温度と水に恵まれた島根県津和野産の津和野山葵などをはじめ、山形県の在来種の野菜、神奈川県小坪や函館で水揚げされる魚など、店主が大事にするのは顔の見える食材である。フードは基本、旬の素材を軸にした日替わりで、前菜(700円台~)に刺身(1000円台~)。メインとなる煮物や焼き物では1000円代を中心に「尾崎牛のサーロインステーキ」(3400円)までが並ぶ。肴には「手羽の唐揚げ」(三ヶ800円)といった一品も。ご飯ものでは「金目鯛と三つ葉の炊き込みご飯」(1800円)などの40分の時間を要する土鍋ご飯に「ラーメン」(1000円)も用意する。甘味まで約50種類近く多彩な和料理が味わえる。さらに「尾崎牛のたたき」(2400円)に添えられるカンボジア産の生胡椒のように、選び抜かれた薬味は酒のアテとしても客を楽しませてくれる。ランチはハイパー干物クリエイターとして知れる、藤間義孝氏が作る究極の干物をぜひ食べて欲しく「干物定食」(750円~で5~6種類)を決めたという。ドリンクは個性的なストーリーを持つ日本酒(1合800円前後~)と自然派ワイン(グラス700円台~、ボトル4000円台~)を夫々に100種類を置く。日本酒は燗酒に向くタイプを軸に冷酒タイプ、季節の造りに加え、濁り酒を炭酸で割った「笊ソーダ 梅津の生酛」(グラス600円)といった新鮮な一杯までを提供する。おすすめの一つにレモンを焼酎に2ヶ月漬け込んだレモン焼酎を炭酸で割ったレモンの旨味が凝縮した自家製「レモンサワー」(600円)がある。皮は塩漬けにし、薬味として料理に添えている。女将が丁寧に淹れる香り高いコーヒーは、ランチ後のカフェタイムのみならず夜の時間にも楽しめる。

尾崎牛のたたき。左より岩塩、津和野の山葵、塩漬けのレモンの皮、カンボジア産の生胡椒。三国志をテーマに骨董風に仕上げた器
温度と水に恵まれた島根県津和野産の津和野山葵などをはじめ、山形県の在来種の野菜、神奈川県小坪や函館で水揚げされる魚など、店主が大事にするのは顔の見える食材である。フードは基本、旬の素材を軸にした日替わりで、前菜(700円台~)に刺身(1000円台~)。メインとなる煮物や焼き物では1000円代を中心に「尾崎牛のサーロインステーキ」(3400円)までが並ぶ。肴には「手羽の唐揚げ」(三ヶ800円)といった一品も。ご飯ものでは「金目鯛と三つ葉の炊き込みご飯」(1800円)などの40分の時間を要する土鍋ご飯に「ラーメン」(1000円)も用意する。甘味まで約50種類近く多彩な和料理が味わえる。さらに「尾崎牛のたたき」(2400円)に添えられるカンボジア産の生胡椒のように、選び抜かれた薬味は酒のアテとしても客を楽しませてくれる。ランチはハイパー干物クリエイターとして知れる、藤間義孝氏が作る究極の干物をぜひ食べて欲しく「干物定食」(750円~で5~6種類)を決めたという。ドリンクは個性的なストーリーを持つ日本酒(1合800円前後~)と自然派ワイン(グラス700円台~、ボトル4000円台~)を夫々に100種類を置く。日本酒は燗酒に向くタイプを軸に冷酒タイプ、季節の造りに加え、濁り酒を炭酸で割った「笊ソーダ 梅津の生酛」(グラス600円)といった新鮮な一杯までを提供する。おすすめの一つにレモンを焼酎に2ヶ月漬け込んだレモン焼酎を炭酸で割ったレモンの旨味が凝縮した自家製「レモンサワー」(600円)がある。皮は塩漬けにし、薬味として料理に添えている。女将が丁寧に淹れる香り高いコーヒーは、ランチ後のカフェタイムのみならず夜の時間にも楽しめる。

笑顔が素敵な藤極武志氏と由衣氏
奥の厨房の小窓から、時々顔をのぞかせる大柄で見た目はちょっと強面な藤極氏。そんな店主とは対照的に、柔らかな笑顔の着物姿の小柄な女将。二人が醸す、穏やかな空気感に飲食店の原点を見るようだ。人を楽しませることが好きで、やりたいことがまだまだ沢山あるという店主。独自の感性のもと、魅力を際立たせる付加価値性の優れた個店に注目である。
(取材=にしやま とみ子)
(取材=にしやま とみ子)
【店舗情報】
店名:燗コーヒー藤々
住所:東京都新宿区荒木町10-14伍番館ビルB階
アクセス:丸の内線 四谷3丁目駅から徒歩5分
電話:03-6883-9898
営業時間:火〜金 昼11:30〜14:00&カフェ14:00〜16:30(不定休)&夜17:00〜23:00/月17:00〜23:00/土15:00〜23:00
定休日:日・祝日
坪数客数:11.7坪・12席
客単価:6000~7000円
オープン日:2017年4月11日
店名:燗コーヒー藤々
住所:東京都新宿区荒木町10-14伍番館ビルB階
アクセス:丸の内線 四谷3丁目駅から徒歩5分
電話:03-6883-9898
営業時間:火〜金 昼11:30〜14:00&カフェ14:00〜16:30(不定休)&夜17:00〜23:00/月17:00〜23:00/土15:00〜23:00
定休日:日・祝日
坪数客数:11.7坪・12席
客単価:6000~7000円
オープン日:2017年4月11日
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