更新日:
2025年02月13日
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もともとスープが澄んでいた「とんこつラーメン」が白濁した理由とは
もともと澄んだ色のスープだった「とんこつラーメン」。あることをきっかけに今のような白濁したスープになる。その理由とは?——ラーメン好きの間でもたびたび論争が巻き起こる「ラーメンの定義」。国民食とも言われるのにその定義は未だにあいまい。この連載ではそんなラーメンをあらゆる角度から紐解いていきます。
- 山川大介
- 大阪出身の自称ラーメン戦士。食べ歩きは10年...
東京と長崎が出会い誕生した「とんこつラーメン」
「とんこつラーメン」発祥の地をご存知だろうか。
豚骨=博多のイメージが強いが、実は久留米で誕生した。
その歴史は1937年、久留米市内で『南京千両』という屋台がラーメンを売り出したことから始まる。
『南京千両』の店主・宮本時男氏は、当時東京で「中華そば」が流行っていることを知り、技術を学ぶために上京した。
横浜の支那そば屋で修行をした後、九州にその技術を持ち帰った。
長崎出身だった宮本氏は「長崎ちゃんぽん」と「中華そば」をかけ合わせることで、まったく新しいラーメンを作り出す。それが「とんこつラーメン」の始まりだった。
豚骨=博多のイメージが強いが、実は久留米で誕生した。
その歴史は1937年、久留米市内で『南京千両』という屋台がラーメンを売り出したことから始まる。
『南京千両』の店主・宮本時男氏は、当時東京で「中華そば」が流行っていることを知り、技術を学ぶために上京した。
横浜の支那そば屋で修行をした後、九州にその技術を持ち帰った。
長崎出身だった宮本氏は「長崎ちゃんぽん」と「中華そば」をかけ合わせることで、まったく新しいラーメンを作り出す。それが「とんこつラーメン」の始まりだった。
出典:https://ramendb.supleks.jp/review/1051674.html
『南京千両 屋台』「ラーメン」
※現在は残念ながら閉店しています。
※現在は残念ながら閉店しています。
久留米市内で『南京千両』のラーメンは人気を呼んだ。
『南京千両』を真似て「とんこつラーメン」を売る店も次々と現れた。
久留米を起源として、北は博多、南は熊本へと「とんこつラーメン」は地域ごとに広がり、独自の味に進化する。
『南京千両』を真似て「とんこつラーメン」を売る店も次々と現れた。
久留米を起源として、北は博多、南は熊本へと「とんこつラーメン」は地域ごとに広がり、独自の味に進化する。
白濁したとんこつラーメンのルーツは「失敗作」だった!?
実は、初期のとんこつラーメンは、どの店もスープが濁っていなかった。
「とんこつラーメン」の特徴である白濁したスープの誕生には、とあるエピソードがある。
1947年、久留米の『三九』というラーメン店で、店主はいつものようにスープを仕込んでいた。
しかし店主が目を離した隙に火加減が強まり、スープが白濁してしまった。
濁ってしまったスープを捨てようと思った店主がふとスープを飲んでみると、これが信じられないくらいおいしかったという。
これをきっかけに「とんこつラーメン」は、白濁したスープが主流になっていく。
誰もが知る白くてこってりした「とんこつラーメン」は思わぬアクシデントから生まれたのだ。
「とんこつラーメン」の特徴である白濁したスープの誕生には、とあるエピソードがある。
1947年、久留米の『三九』というラーメン店で、店主はいつものようにスープを仕込んでいた。
しかし店主が目を離した隙に火加減が強まり、スープが白濁してしまった。
濁ってしまったスープを捨てようと思った店主がふとスープを飲んでみると、これが信じられないくらいおいしかったという。
これをきっかけに「とんこつラーメン」は、白濁したスープが主流になっていく。
誰もが知る白くてこってりした「とんこつラーメン」は思わぬアクシデントから生まれたのだ。

『一風堂』「白丸元味」
1980年代に入ると『九州じゃんがらラーメン』や『なんでんかんでん』が首都圏で営業を開始。
ラーメンブームの後押しもあって、「とんこつラーメン」専門店が首都圏に乱立する。
そして1985年には『一風堂』が誕生。
国内だけに留まらず積極的に海外へ進出し、現在では日本を除く13カ国、計105店舗出店するラーメンカンパニーに成長した(2018年8月現在)。
『一風堂』の功績は大きく、世界中に日本のラーメンを知らしめる大きなきっかけとなった。
その影響もあってか、海外から見ると日本のラーメン=「とんこつラーメン」という認識が未だに強い。
いまや日本のみならず、世界中の人々の舌を魅了する「Tonkotsu Ramen」。
これもまたラーメンだ。
ラーメンブームの後押しもあって、「とんこつラーメン」専門店が首都圏に乱立する。
そして1985年には『一風堂』が誕生。
国内だけに留まらず積極的に海外へ進出し、現在では日本を除く13カ国、計105店舗出店するラーメンカンパニーに成長した(2018年8月現在)。
『一風堂』の功績は大きく、世界中に日本のラーメンを知らしめる大きなきっかけとなった。
その影響もあってか、海外から見ると日本のラーメン=「とんこつラーメン」という認識が未だに強い。
いまや日本のみならず、世界中の人々の舌を魅了する「Tonkotsu Ramen」。
これもまたラーメンだ。
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- 山川大介
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