更新日:
2024年04月26日
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大久保界隈で密かに話題!『蘇園餛飩(ワンタン)』の激ウマ麺「葱油拌麺」を食べてきた
蘭州拉麺、ビャンビャン麺など、毎年人気の麺料理がうまれるなか、次の本命と目されるローカル中華料理「葱油拌麺」が大久保に上陸。さっそく噂の店『蘇園餛飩(ワンタン)』に行ってみました。……人種の坩堝にして食文化のカオス、美食と猥雑が入り乱れる新大久保でしか味わえないディープグルメを探索する連載です。(2019年12月26日公開)
- ナマステ菊池
- 岩手県出身の38歳。実話誌の編集者として芸能...
蘭州ラーメン、ビャンビャン麺に続く絶品麺「葱油拌麺」が大久保に上陸
中国は広い。とてつもなく広く、そしてディープだ。13億人の人民の胃袋を満たす料理は、各地方によって大きな特色が出る。ここ数年、知られざる中国の現地の味が続々と上陸しブームとなっている。
2018年には甘粛省、蘭州市で愛される「蘭州拉麺」が大人気となった。コシのある手打ち麺と、あっさりした牛骨スープが特徴で、日本人の口にもよく合う。パクチーのアクセントもよく効きハマる女性が続出した。
2019年に人気が爆発したのが「ビャンビャン麺」。漢字が難しすぎる! という点も話題をよび『タモリ倶楽部』(テレビ朝日)でも取り上げられるほど。
このビャンビャン麺は中国のほぼ中央に位置する陝西省でよく食べられている麺料理で、ゆでる前に両手で伸ばした幅広の麺が特徴。ニンニクや唐辛子を熱した油をぶっかけて食べる、油麺的な味わいが、これまたイケると評判に。
毎年人気の麺料理がうまれるなか、ネクストブレイクが噂される、新たな絶品麺が大久保に上陸したというので早速行ってみた。
2018年には甘粛省、蘭州市で愛される「蘭州拉麺」が大人気となった。コシのある手打ち麺と、あっさりした牛骨スープが特徴で、日本人の口にもよく合う。パクチーのアクセントもよく効きハマる女性が続出した。
2019年に人気が爆発したのが「ビャンビャン麺」。漢字が難しすぎる! という点も話題をよび『タモリ倶楽部』(テレビ朝日)でも取り上げられるほど。
このビャンビャン麺は中国のほぼ中央に位置する陝西省でよく食べられている麺料理で、ゆでる前に両手で伸ばした幅広の麺が特徴。ニンニクや唐辛子を熱した油をぶっかけて食べる、油麺的な味わいが、これまたイケると評判に。
毎年人気の麺料理がうまれるなか、ネクストブレイクが噂される、新たな絶品麺が大久保に上陸したというので早速行ってみた。
看板商品はワンタン。そんな『蘇園ワンタン』で一番人気の蘇州の地元メシとは?
JR大久保駅から徒歩5分ほど。小滝橋通りの路地をすこし入ったところで、中国の伝統様式を思わせる外観に『蘇園餛飩』と金字で光る看板を発見。
このお店が蘇州の地元めしを出してくれるお店だそうで、まだオープンして半年ほどらしい。蘇州とは上海に隣接する中国南部の大都市で、江南南岸地域に属する。
このお店が蘇州の地元めしを出してくれるお店だそうで、まだオープンして半年ほどらしい。蘇州とは上海に隣接する中国南部の大都市で、江南南岸地域に属する。
店内は5人も座れば満席となるカウンターと、4人掛けのテーブルが2つ。こじんまりとしているが、とっても綺麗でおしゃれだ。「いらっしゃいませー」と流暢な日本語で出迎えてくれたのは、蘇州出身の女性オーナーさん。「生まれ故郷の味に、オリジナルを足して提供している」そうである。
北はギョウザ、南はワンタンを食べる
店名でもわかるように、このお店の看板商品はワンタン。
オーナーさんによれば「北の地方はギョウザを食べ、南の地方はワンタンを食べる」のが一般的だそう。色鮮やかな5色のワンタンは、白=ナズナ、黄色=コーン、緑=キノコ、オレンジ=キムチの4種類がひとつ100円(税抜)。ピンク=海老のみ130円(税抜)だが、とてもリーズナブルだ。
8個入り800円(税抜)のセットをとりあえず注文してみる。調理方法は「ゆで」「焼き」「スープ」から選べるが、オススメのスープをチョイス。
オーナーさんによれば「北の地方はギョウザを食べ、南の地方はワンタンを食べる」のが一般的だそう。色鮮やかな5色のワンタンは、白=ナズナ、黄色=コーン、緑=キノコ、オレンジ=キムチの4種類がひとつ100円(税抜)。ピンク=海老のみ130円(税抜)だが、とてもリーズナブルだ。
8個入り800円(税抜)のセットをとりあえず注文してみる。調理方法は「ゆで」「焼き」「スープ」から選べるが、オススメのスープをチョイス。
「ワンタンの皮はラーメンと同じものを使っています。着色料は一切使わずに、野菜から抽出した成分で色付けしています。つるんとした軽い食感だから、みんなすぐ食べちゃいますよ」
というオーナーさん。
目の前に運ばれて来たワンタンを見て思わず「おおっ」と声が。ギャルならば「かわいぃ~」と叫んでしまう映えるビジュアルである。
というオーナーさん。
目の前に運ばれて来たワンタンを見て思わず「おおっ」と声が。ギャルならば「かわいぃ~」と叫んでしまう映えるビジュアルである。
鶏がらでとったという無添加のスープは、思ったよりしっかりした味。ワンタンのあん自体に味がついているので、醤油や酢など調味料をつけなくても、そのままいけちゃう。じんわり広がる肉汁と、ナズナやコーンといったそれぞれの風味が面白い。オーナーさんの言う通りひとりでペロッといけちゃう。
ほぼ100%の客が注文する絶品「葱油拌麺」
さて、お目当ての麺である。
「ほぼ100パーセントのお客さんが頼む」という、とくに人気の「葱油拌麺」(500円・税抜)を注文してみた。
すると5分ほどであっという間にできあがって着丼。もうむちゃくちゃシンプル! 白く細い麺のうえに黒くこげた葱。油のようなタレがかかっている。あっけにとられるほど簡素な料理だが、葱油のいい香りが漂い、いかにも食欲がわいてくる。
「ほぼ100パーセントのお客さんが頼む」という、とくに人気の「葱油拌麺」(500円・税抜)を注文してみた。
すると5分ほどであっという間にできあがって着丼。もうむちゃくちゃシンプル! 白く細い麺のうえに黒くこげた葱。油のようなタレがかかっている。あっけにとられるほど簡素な料理だが、葱油のいい香りが漂い、いかにも食欲がわいてくる。
「これは蘇州の昔ながらの食べ方です。私らのところは細麺なんですよ。すぐのびちゃから、よく混ぜて食べてね」とオーナーさん。
お言葉通り、麺とタレを混ぜ合わせると見た目が激変! 濃いブラウンに染まった汁無し麺は、まるでソース焼きそばのようなビジュアルになった。
ズズっとほお張ってみると、甘辛く濃厚な醤油ダレの味と葱油のいい香りが渾然一体となって、ものすごく旨い。2口、3口と箸がすすみ、あっという間に完食してしまった。
ズズっとほお張ってみると、甘辛く濃厚な醤油ダレの味と葱油のいい香りが渾然一体となって、ものすごく旨い。2口、3口と箸がすすみ、あっという間に完食してしまった。
リピート必至。これは必ず来る!
「女性でも、2杯目を注文する人が多いですよ。この葱油は自家製なんですけど、蘇州の伝統的な作り方で出しているのは東京ではうちのお店くらいでしょうか? 日本のみなさんにもいっぱい食べてもらえると嬉しいですね」
おかわりで2杯食べても1000円とリーズナブルなのも嬉しい。適度にジャンクでかなりクセになる味。これはリピート必至だろう。
店にはビールもあるので、町中華的に酒を飲みながら料理をつつくのもいいだろう。「よだれ鶏」や「紅焼肉」といった酒のアテになるメニューも揃っているし、この日は「葱油餅」という葱をサクサクに焼きあげた韓国のチヂミのような限定メニューもあった。
おかわりで2杯食べても1000円とリーズナブルなのも嬉しい。適度にジャンクでかなりクセになる味。これはリピート必至だろう。
店にはビールもあるので、町中華的に酒を飲みながら料理をつつくのもいいだろう。「よだれ鶏」や「紅焼肉」といった酒のアテになるメニューも揃っているし、この日は「葱油餅」という葱をサクサクに焼きあげた韓国のチヂミのような限定メニューもあった。
入り口の黒板には「三絲麺」や「素交麺」といった日替わりメニューが書かれており、蘇州はもちろん上海をふくめた江南の名物料理が毎日楽しめる。
2020年にブームになること必至な、蘇州麺の世界。ぜひ味わってみてはいかがだろう!
2020年にブームになること必至な、蘇州麺の世界。ぜひ味わってみてはいかがだろう!
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- ナマステ菊池
- 岩手県出身の38歳。実話誌の編集者として芸能スキャンダルから裏風俗まで幅広く取材を続けている。職業柄、歌舞伎町~大久保界隈の事情に詳しく、週の半分は大久保に訪れている。元妻はネパール人。
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