更新日: 2018年09月12日
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銀座からサルデーニャ料理を発信 「La Baia(ラ・バイア)」が話題

2016年10月15日、銀座一丁目にオープンした一軒のトラットリアが話題を呼んでいる。それが「La Baia(ラ・バイア)」(オーナー 阿部光峰氏)だ。昭和通り沿いに佇む同店は、ビジネス街の中心に位置するため目的来店で訪れる客が少なくない。その一番の目当てが、同店が提供する“サルデーニャ料理”である。

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ビジネス街に忽然と佇む、木の温もりを感じさせる作りがひときわ目を引く
実を言うと、同店はもともと「EL CERDO(エル・セルド)」というスペインバルだった。2005年のオープン以来、「EL CERDO」は高い人気を集め続け、某グルメサイトでも圧倒的な点数を獲得していく。しかし、スパニッシュの飲食店を3店舗展開するなかで人材の確保が困難になり、今回、新しいジャンルに挑戦することになった。オーナーの阿部氏は「当初は、イタリアンの肉料理を中心とした業態を考えていました」と言うと、オープンの経緯について次のように話す。「ただ実際にイタリアに行って、様々な料理に触れるうちに、魚介類をふんだんに使ったサルデーニャ料理に惹かれていきました。そこで現地在住の料理研究家・フジタトモコ氏を介して、地元のマンマが作る料理を紹介してもらうことにしたのです。その家庭的な味を味わったとき、日本でも紹介したいと考えて、今回の出店を決めました」。
レモンイエローの壁面には、現地の民芸品や写真などが飾られている
そもそもサルデーニャとは地中海に浮かぶ島の一つで、リゾート地としても知られ、ヨーロッパを中心に多くのエグゼクティブが集う。突き抜けるような青い海に囲まれており、独自の文化を築き上げるなど、島の歴史は古い。こうした特徴を持つサルデーニャの料理は、イタリア本土はもちろん、北アフリカや西アジアなど、幅広い国々の料理から影響を受けていて、島ならではの特徴を持つ。2010年に「地中海の食文化」がユネスコの無形文化遺産に登録されており、サルデーニャ料理もその一角をなす。同店では、サルデーニャの特徴である魚介類を豊富に使った料理をベースにしながら、現地のマンマ直伝の家庭的な味を再現していく。
熟成期間の長いカラスミがかかった「カラスミのスパゲッティ(2200円~)」は人気メニューのひとつ
メニューは「お任せコース」(一人:5,000円~)をはじめ、「ラ・バイアのお任せ前菜(4品)」(1人前1500円/2人前より)や「カラスミのスパゲッティ(+あさりorいかor牡蠣or海老/各種一種)」(2200円~)、「活オマール海老のカタナーラ(2人前)」(5000円)など、アラカルトの料理も豊富に揃う。特に魚介を使ったメニューには力を入れており、ショーケースの中からお気に入りの食材を選んで、シェフに料理してもらうこともできる。また、ドリンクの中心として、サルデーニャのワインが並ぶ。サルデーニャのワインは、地中海の気候を生かした豊かな味わいに特徴があり、ソムリエなどからの評価も高い。同店では、赤・白・泡とラインアップしており、50種類以上のワインが楽しめる。ビールもサルデーニャ産の「イクスーザ―・ラガー(瓶330ml)」(750円)とシチリア産の「メッシーナ(瓶330ml)」(750円)を揃えるこだわりようだ。
毎朝、市場から仕入れている新鮮な魚介がショーケースを彩る
今後の展開について、阿部氏は「サルデーニャはヨーロッパでは高い知名度がありますが、日本ではまだまだ知られていません。ただ魚介を中心とした食文化など、日本との相性はとても高いエリアでもあります。料理のバリエーションも多彩で奥深いので、日本人に受け入れやすいのではないでしょうか。今後、ますますサルデーニャの注目度が高まっていくことも予想されています。当店が、その情報発信地のような役割を担っていきたいですね」と話す。実は、氏はもともと大手広告代理店でコピーライターをしていた。そのセンスは料理の世界に身を置くことで、ますます磨きがかかっている。阿部氏が仕掛ける次の一手から目が離せない。

(取材=三輪 ダイスケ)
オーナーの阿部光峰氏(右から2番目)と同店のスタッフのみなさん
【店舗情報】
店名:La Baia(ラ・バイア)
住所:東京都中央区銀座1-19-14 広徳ビル1F
アクセス:都営浅草線宝町駅から徒歩4分
     東京メトロ銀座線・京橋駅から徒歩5分
     東京メトロ有楽町線・銀座一丁目駅から徒歩6分
電話:03-3567-3010
営業時間:ランチ(火~土):11:30~13:30(L.O)
     ディナー:18:00〜22:30(L.O)
定休日:日祝
坪数客数:18坪・29席
客単価:8000円
オープン日:2016年10月15日
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