更新日:
2024年12月06日
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カツカレーは100年前の浅草で生まれてた!?その味を受け継ぐ『河金』の「河金丼」
カツカレー発祥の店といわれているお店は都内にもいくつかあります。『河金』さんもそのひとつ。千束と入谷にある『河金』で出される「河金丼」がカツカレーの元祖とされています。河金丼はどんなビジュアルなんでしょうか。また、その味はどうなのでしょうか。実際に行って食べてみることにしました。また、どんないきさつでカツカレーは生まれたのでしょうか。その誕生秘話もお店の方にうかがってきました。
- 下関マグロ
- 昭和生まれの還暦ライターです。 町中華探検...
路地裏にひっそり佇むとんかつ店『河金』がカツカレー発祥のお店だそうです
カツカレー発祥のお店とされているお店は都内にいくつかあります。
そのひとつとされているのが、こちらの『河金』です。
東京メトロ日比谷線の入谷駅から歩いてすぐ、鬼子母神の向かい側の路地にあります。
本当になにげない町のとんかつ屋さんです。
そのひとつとされているのが、こちらの『河金』です。
東京メトロ日比谷線の入谷駅から歩いてすぐ、鬼子母神の向かい側の路地にあります。
本当になにげない町のとんかつ屋さんです。
その歴史は100年!洋食屋台から生まれた元祖カツカレー「河金丼」
「河金丼(カツカレー)」とありますね。
カツカレーって書いてないと、どんな丼だかわかりません。これがどうやら日本で最初のカツカレーなんだそうです。
創業は1918年(大正7年)、もともとは洋食の屋台だった『河金』。
初代店主のお名前が河野金太郎さん。だから、店名が『河金』なんですね。
「河金丼」は屋台だったころからあったメニューだそうです。
カツカレーって書いてないと、どんな丼だかわかりません。これがどうやら日本で最初のカツカレーなんだそうです。
創業は1918年(大正7年)、もともとは洋食の屋台だった『河金』。
初代店主のお名前が河野金太郎さん。だから、店名が『河金』なんですね。
「河金丼」は屋台だったころからあったメニューだそうです。
▲「河金丼(カツカレー)」
ご飯の上にキャベツ、カツが乗り、その上にカレーがかけられ、福神漬けが添えられています。
屋台なので、手軽に食べられるようにひとつの丼にカツ、ご飯、キャベツ、カレーを入れたのですね。
屋台なので、手軽に食べられるようにひとつの丼にカツ、ご飯、キャベツ、カレーを入れたのですね。
浅草で大繁盛!昭和のスターたちも元祖カツカレーを食べていたかもしれない
カツとご飯の間にあるキャベツがいい仕事をしています。
『河金』は屋台での営業を経て、1929年(昭和4年)に今の浅草ビューホテルの隣に店を出したそうです。
当時の浅草は都内でも随一の歓楽街。浅草ビューホテルの場所には国際劇場があり、そこには昭和のスターたちが出演していました。
金太郎さんのお店は大繁盛だったそうで、金太郎の息子の時代に兄(清光さん)が店を継ぎ、弟(信之助さん)が暖簾分けでここ入谷に店を出します。
そして、さらに信之助さんの次の代では入谷店を、兄の純一さんが継ぎ、弟の謙二さんが浅草に千束店を開きました。
『河金』は屋台での営業を経て、1929年(昭和4年)に今の浅草ビューホテルの隣に店を出したそうです。
当時の浅草は都内でも随一の歓楽街。浅草ビューホテルの場所には国際劇場があり、そこには昭和のスターたちが出演していました。
金太郎さんのお店は大繁盛だったそうで、金太郎の息子の時代に兄(清光さん)が店を継ぎ、弟(信之助さん)が暖簾分けでここ入谷に店を出します。
そして、さらに信之助さんの次の代では入谷店を、兄の純一さんが継ぎ、弟の謙二さんが浅草に千束店を開きました。
3種類のとんかつから選べる千束『河金』の「河金丼」
こちらが信之助さんの弟さんが暖簾分けして開業した、台東区千束にある『河金』さんです。
こちらのお店のほうが河金丼を押し出していますね。
お店の前に「元祖カツカレー」と大きく書かれています。
こちらのお店のほうが河金丼を押し出していますね。
お店の前に「元祖カツカレー」と大きく書かれています。
こちらがメニューですね。以前訪問したときにお昼はワンコインのカツカレーなども出していたのですが、それはやめてしまったようです。
お店の方によれば、「今年の春、小麦粉なんかが値上がりしたときにやっていけなくてやめちゃったんですよ」とのこと。
改めてメニューを見ると、こちらの河金丼は「並」「ヒレかつ重」「ロースかつ重」と3種類あります。
お店の方は、ご飯の量ではなく、かつの種類で分けているのだそうで、「並」はもも肉なんだそうです。
並でお願いしました。
お店の方によれば、「今年の春、小麦粉なんかが値上がりしたときにやっていけなくてやめちゃったんですよ」とのこと。
改めてメニューを見ると、こちらの河金丼は「並」「ヒレかつ重」「ロースかつ重」と3種類あります。
お店の方は、ご飯の量ではなく、かつの種類で分けているのだそうで、「並」はもも肉なんだそうです。
並でお願いしました。
こっちのほうがボリューミー!?千束の「河金丼」
▲「河金丼 並」
入谷の河金丼に比べると千束の河金丼、かなりのボリュームでカツの量やご飯の量はけっこうあります。
福神漬けは別添えでした。
カレーもたっぷりかかっていて、まさにカツカレーという感じです。
福神漬けは別添えでした。
カレーもたっぷりかかっていて、まさにカツカレーという感じです。
『河金』で食べる「元祖カツカレー」
諸説あるカツカレー発祥。いろいろ食べてみましたが、この「河金丼」がいちばんしっくりきます。
この「河金丼」、カレーはさほどスパイシーさはなく、懐かしい系です。
カツもしっかり揚がっていて、食べてみると、なるほど、大正時代のまま受け継がれているように思います。
本店は30年前に惜しまれながら店を閉じたそうです。
つまり、今、河金丼が食べられるのは入谷か千束の『河金』だけです。
みなさんもぜひ元祖カツカレーの「河金丼」を食べてみてください。
この「河金丼」、カレーはさほどスパイシーさはなく、懐かしい系です。
カツもしっかり揚がっていて、食べてみると、なるほど、大正時代のまま受け継がれているように思います。
本店は30年前に惜しまれながら店を閉じたそうです。
つまり、今、河金丼が食べられるのは入谷か千束の『河金』だけです。
みなさんもぜひ元祖カツカレーの「河金丼」を食べてみてください。
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- 昭和生まれの還暦ライターです。 町中華探検隊に所属。 https://machichuuka.blogspot.com/ Twitter https://twitter.com/maguro_shimo Facebook https://www.facebook.com/shimonoseki.maguro 本名でオールアバウトの散歩ガイドをやっています。 https://allabout.co.jp/gm/gp/668/
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