更新日:
2019年01月25日
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中華料理世界大会金賞を受賞した「焼鳥 鈴音」が六本木にオープン。
六本木駅のすぐ近く。少し裏路地に入ったビルの2階に、12月25日「焼鳥 鈴音」がオープンした。店主の出田貴幸氏は20年以上中華の調理場で腕を振るった職人で、2012年に行われた中華料理のオリンピックとも呼ばれる「第七回 中国料理世界大会」では金賞を受賞している。その後、恵比寿の焼鳥店「焼鶏 喜鈴」で修業したのち、独立。今回の出店は第一号店となる。
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中華職人として修業を積み、技術のアウトプットに焼鳥店を選ぶ
出田氏が中華の道に入ったのは16歳の頃から。四川料理や上海料理を中心とした本格中華料理店の厨房で腕を磨いていった。中華料理世界大会は、福岡の店舗で働いていた頃の先輩から「腕試しのつもりで」と勧められ、参加。国内大会の前菜部門で金賞を獲得し、その部門の日本代表として世界大会に駒を進め、個人、団体ともに見事に金賞を受賞した。「どの国もレベルの高い料理を出してきて、刺激を受けました」と、当時を振り返る。
ビルの外階段を登ったすぐのところに店がある。中華料理世界大会で獲得した金メダルと賞状が窓に飾られている
その後、同じく中華出身で焼鳥店を営む「焼鶏 喜鈴」の店主・鈴木淳二氏と出会い、中華の技術を焼鳥に応用するスタイルに共感し、修業を始めた。「焼鳥の技術を学べたのもありますが、今まで調理場での仕事ばかりだったので、カウンターでお客様と話したり、料理の反応を聞けたりするのはとても新鮮でした。経営のノウハウも身につけることができたので、日に日に自分の店の構想が固まっていきましたね」と、出田氏は語る。
カウンター、テーブルの他に個室も用意されている。一名客から団体まで、幅広い人数で利用可能だ
焼き物、おつまみ、酒のどれにも本格中華×焼鳥のテイストを加える
焼き物、おつまみには、出田氏がこれまでに培ってきた中華のエッセンスが散りばめられている。「レバー」(430円)には「魚香(ユイシャン)」と呼ばれる四川風のピリ辛タレをかけ、ホワイトセロリをのせている。また、通常の焼鳥店がうずらのゆで卵を串焼にする「白玉」も、うずらのピータンを使い「黒玉」(380円)と名付けられ、品書きに並ぶ。出田氏のアイディアとユーモアが光る一品だ。他にも「もも」(480円)や「丸ハツ」(380円)、「皮」(360円)、「砂肝」(360円)など、定番の焼き物も人気で、四川山椒がよく合う。さらに、「フカヒレ茶碗蒸し」(680円)や「出汁焼き卵甘酢餡かけ」(680円)、「よだれ鶏」(780円)など、焼鳥店の定番おつまみに本格中華の味を融合させたつまみも充実している。
炭火でじっくりと焼いている鳥は、大山鶏と比内地鶏を部位に合わせて使い分けしている
ドリンクは「古越龍山20年」(1900円)や、「紹興貴酒10年」(790円)など、芳醇な紹興酒をワイングラスで楽しめる。ビールは「キリン 一番絞り」(生は730円、中瓶は880円)の他、「ブルックリンラガー」「オンザクラウド」(各900円)などのクラフトビールを揃え、飲み比べセットもある。「鳥飼」(730円)、「閻魔」(730円)といった焼酎や、「庭のうぐいす 純米吟醸」(1240円)などの日本酒、ウイスキーや果実酒など、酒の種類も豊富に揃えている。
中華を代表する食材のフカヒレと、大分県産オレンジエッグを使った「フカヒレ茶碗蒸し」。上にかかる餡は、オイスターソースをベースにしている
店としての認知度を上げていく一方、新たなインプットも追い求める
今後は、まずこの一店舗目を軌道に乗せることを第一の目標にしている出田氏。「本格中華と焼鳥の融合というのは、他にないコンセプトだと思っています。今後ウチの店で働く人たちが、このスタイルを面白がって『自分もやりたい』と思ってもらえたら嬉しいですね。また、そんな意欲的な人たちから刺激をもらって、私自身もできることを増やしていきたいです」と、語る。本格中華×焼鳥という、新たなスタイルが、焼鳥業界のひとつのジャンルになる日が来るかもしれない。
(取材=髙橋 健太)
(取材=髙橋 健太)
賞状とメダルを手に微笑む出田氏。中華で培った技術の粋を詰め込んだ皿は、どれも繊細で美しい仕上がりだ
【店舗情報】
店名:焼鳥 鈴音
住所:東京都港区六本木7-15-25 六本木セヴンスビル 2F
アクセス:東京メトロ日比谷線・大江戸線六本木駅から徒歩3分
電話:03-6447-2221
営業時間:ランチ【月~金】11:30~14:00(LO13:30)、ディナー18:00~23:30(LO22:30) 【土・日・祝】17:30~23:30(LO22:30)
定休日:日休
坪数客数:19坪 22席
客単価:8000円
運営会社:株式会社SUN
オープン日:2018年12月25日
店名:焼鳥 鈴音
住所:東京都港区六本木7-15-25 六本木セヴンスビル 2F
アクセス:東京メトロ日比谷線・大江戸線六本木駅から徒歩3分
電話:03-6447-2221
営業時間:ランチ【月~金】11:30~14:00(LO13:30)、ディナー18:00~23:30(LO22:30) 【土・日・祝】17:30~23:30(LO22:30)
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