更新日:
2019年05月02日
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浅草観音裏に「和食とワイン、酒 こへると」が開業。
1月23日、浅草観音裏に「和食とワイン、酒 こへると」が開店した。オーナーはワイン酒場「Tamaya」でソムリエをしていた音成麻衣氏。今回が独立開業一店舗目となる。「よし邑」などで料理人の経験を経た金澤祐樹氏と2人で運営。本格的な和食をワインとともに楽しめるスタイルが特長だ。
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「Tamaya」出身の音成氏と「よし邑」出身の2人が手を組み、ワイン×和食の店舗を作る
オーナーの音成氏は、もともとは異業種の仕事をしていたが、周囲にワイン好きが多かったことから、ワインに開眼。上野や八丁堀などを中心に人気のワイン厨房「Tamaya」を運営する株式会社Tamaya(東京都文京区)に入社し、研鑽を積んだ。音成氏はソムリエとしてワインに携わる中で、和食とワインの相性の良さに着目し、いつしかこの2つをコンセプトとした店を開業できれば……と考えるようになった。
一方の金澤氏は、青森県出身。地元の日本料理店で修業を積んだのち、上京。和食の名店として知られる板橋・蓮根の「よし邑」で、さらにみっちりと技術を学んだ。現在、店舗で看板料理にもなっている「八寸」も、そこで感銘を受けた一品だ。
かねてから友人だった2人は、互いの得意とすべきことを合わせて理想の店舗づくりをすべく、手を組んで開店に至る。
一方の金澤氏は、青森県出身。地元の日本料理店で修業を積んだのち、上京。和食の名店として知られる板橋・蓮根の「よし邑」で、さらにみっちりと技術を学んだ。現在、店舗で看板料理にもなっている「八寸」も、そこで感銘を受けた一品だ。
かねてから友人だった2人は、互いの得意とすべきことを合わせて理想の店舗づくりをすべく、手を組んで開店に至る。

言問通りから一歩入った裏路地に立地。隠れ家的だが、ガラス張りの扉で、気楽に入れそうな雰囲気も醸し出す外観だ
店名の「こへると」は、金澤氏の故郷・青森県の言葉で「モノを作る、こしらえる」という意味の「こへる」。そこに、音成氏の故郷・福岡県で語尾につける「~と」を合わせた造語だ。「絶対に他の店とかぶらない言葉にしたかったんですよね」と、笑う。

木の温かみと、抑えられた照明が落ち着いた雰囲気の店内。カウンターやテーブル、宴会用の小上がりもあり、幅広い用途に応えられる
月替わりの和食に合わせ、ワインのラインナップにも変化を加える
店舗は、下町情緒が残る、のんびりとした浅草に合わせて、格式ばった高級和食の雰囲気ではなく、肩肘張らない空間作りに努める。「本格的な和食とワインを、気軽に楽しんでもらえれば」とは、2人共通の思いだ。店内は温かみのある木のカウンターやテーブル、落ち着いた照明でさながらバーのよう。
食事は、コース(5000円~)とアラカルトどちらでも対応可能。献立は旬の素材を取り入れながら月ごとに変えている。金澤氏渾身の一品は、「八寸」(1300円※アラカルト価格、以下同)。「修行時代に『よし邑』で目にした八寸は、本当に美しくて素晴らしかった。自分の店では絶対にやりたいと思っていたんです」と語る。金澤氏自身が選んだ滋賀県の陶器・信楽(しがらき)焼の皿で提供。その他、「桜鯛山吹焼」(1200円)や「あさりと春菊の酒蒸し」(900円)、「季節野菜の天ぷら」(1200円)など、焼物、煮物、揚物が揃う。
食事は、コース(5000円~)とアラカルトどちらでも対応可能。献立は旬の素材を取り入れながら月ごとに変えている。金澤氏渾身の一品は、「八寸」(1300円※アラカルト価格、以下同)。「修行時代に『よし邑』で目にした八寸は、本当に美しくて素晴らしかった。自分の店では絶対にやりたいと思っていたんです」と語る。金澤氏自身が選んだ滋賀県の陶器・信楽(しがらき)焼の皿で提供。その他、「桜鯛山吹焼」(1200円)や「あさりと春菊の酒蒸し」(900円)、「季節野菜の天ぷら」(1200円)など、焼物、煮物、揚物が揃う。

看板メニュー「八寸」。この日は「新玉葱ムース」や「飯蛸桜煮」、「姫サザエつぼ焼」など、季節感あふれる7品が並ぶ
もう一つの目玉であるワイン(グラス800円~、ボトル3900円~)は、敢えてリストを作らず、常にラインナップを変えながら30~40種を用意。月替わりの献立に合わせて、ワインも料理と同様、月ごとに変更している。毎月必ずインポーター同席で試食会を行い、ラインナップを吟味。フランスワインやイタリアワインなどの王道から、アメリカやメキシコ、日本など、色々な産地のものを赤、白、スパークリングとまんべんなく揃えている。音成氏は「かっちりペアリングを謳っているわけではなく、お客様の好みや気分に合うもので、楽しく飲んでほしいと考えています」と語る。また、ビール(アサヒスーパードライ・エビスともに中瓶700円)や各種サワー(600円~)、ハイボール(600円~)、本格焼酎(芋・麦・米600円~)、日本酒(800円~)と、ワイン以外のラインナップも豊富だ。

音成氏のみならず金澤氏もソムリエの資格を有し、旬の料理に合うワインの厳選にこだわる。「自分たちがおいしいと思う感覚を重要視して、おすすめにしています」と、音成氏
「人・サービス」を最も重要視し、長期的な店舗経営を目指す
今後は、店舗を増やすことよりも「細く長く、お客様に愛されるお店にしたい」と、音成氏。現在も料理の腕やワインの知識の研鑽を積み、常に店をアップデートしているふたり。いつかきっと、老舗と呼ばれる日が来ることだろう。
(取材=髙橋 健太)
(取材=髙橋 健太)

「料理は使うお皿によっても雰囲気がまったく変わるんです」と語る金澤氏。陶芸作家・澤克典氏の信楽焼を集め、料理を彩りよく盛り付ける
【店舗情報】
店名:和食とワイン、酒 こへると
住所:東京都台東区浅草3-9-10キャピタルプラザ浅草104
アクセス:都営浅草線・つくばエクスプレス線浅草駅から徒歩10分
東京メトロ銀座線浅草駅から徒歩16分
電話:03-6802-3852
営業時間:18:00~24:00
定休日:水曜
坪数客数:20坪 17席
客単価:7000~8000円
オープン日:2019年1月23日
店名:和食とワイン、酒 こへると
住所:東京都台東区浅草3-9-10キャピタルプラザ浅草104
アクセス:都営浅草線・つくばエクスプレス線浅草駅から徒歩10分
東京メトロ銀座線浅草駅から徒歩16分
電話:03-6802-3852
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