更新日:
2019年10月04日
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週末の新大久保で女子高生を虜にする韓流ジャンクフード天国の洗礼を受けてみた
ハットグにホットクにチーズタッカルビにクリームチーズティー…いま新大久保は韓流ジャンクフード天国と化し、週末ごとに女子高生が大挙して押し寄せています!——人種の坩堝にして食文化のカオス、美食と猥雑が入り乱れる新大久保でしか味わえないディープグルメを探索する連載です。(2019年10月3日公開)
- ナマステ菊池
- 岩手県出身の38歳。実話誌の編集者として芸能...
9月某日。週末の夕方、JR新大久保駅は人だらけ
9月某日。週末の夕方、JR新大久保駅は人、人、人でごった返していた。
改札を出て右に進むとド派手なハングルの看板が目に飛び込んでくる。
大久保通り沿いには韓流アイドルのグッズショップ、韓国本国で流行中のスイーツショップ、サムギョプサルや昨年大ヒットしたチーズタッカルビを看板にかかげた韓国料理店などがぎっしりと建ち並んでおり、それをお目当てにやってきたギャル&オバさまたちであふれかえっていた。
同行した先輩記者が「昔と全然ちがうじゃん!」と目を丸くするのも無理はない。
かつての大久保といえば、裏路地に入れば怪しいお姉さんに手招きされ、在日の方が長年やっているすすけた店で手製マッコリを飲みながら激辛鍋をかきこむ野郎天国の街だったのだ。
世間の嫌韓ムードは何処へやら。現在の新大久保はオルチャンメイクをばっちり決めた女子が闊歩する第三次韓流ブームまっ只中である。
彼女たちのお目当てはアイドルグッズだけではない。
ソウルでも人気なインスタ映え間違いなしのファストフードを求め、買い食いをしながら界隈を散策するのだ
改札を出て右に進むとド派手なハングルの看板が目に飛び込んでくる。
大久保通り沿いには韓流アイドルのグッズショップ、韓国本国で流行中のスイーツショップ、サムギョプサルや昨年大ヒットしたチーズタッカルビを看板にかかげた韓国料理店などがぎっしりと建ち並んでおり、それをお目当てにやってきたギャル&オバさまたちであふれかえっていた。
同行した先輩記者が「昔と全然ちがうじゃん!」と目を丸くするのも無理はない。
かつての大久保といえば、裏路地に入れば怪しいお姉さんに手招きされ、在日の方が長年やっているすすけた店で手製マッコリを飲みながら激辛鍋をかきこむ野郎天国の街だったのだ。
世間の嫌韓ムードは何処へやら。現在の新大久保はオルチャンメイクをばっちり決めた女子が闊歩する第三次韓流ブームまっ只中である。
彼女たちのお目当てはアイドルグッズだけではない。
ソウルでも人気なインスタ映え間違いなしのファストフードを求め、買い食いをしながら界隈を散策するのだ
JKに爆発的人気の食べ歩きフード「ハットグ」はジャンクすぎる味
その中でも昨年あたりから爆発的なヒットをしているのが韓国式ホットドッグ。「ハットグ」とも呼ばれる食べ物だ。
何店ものホットドッグ屋がひしめくなか、とくに行列の絶えない新大久保駅から徒歩3分の『アリランホットドッグ』で看板商品の「チェダーレーラ」(480円・税込)を注文してみた。
カラッと揚げられたホットドッグは生地に特製パウダーと米粉が使用されているそうだ。
店頭にはココナッツパウダ糖や、ケチャップ・チリ・チーズマスタードなどの各種ソースが置かれており、自分でカスタマイズできる。
店頭にはココナッツパウダ糖や、ケチャップ・チリ・チーズマスタードなどの各種ソースが置かれており、自分でカスタマイズできる。
「全種類をかけるのがお勧め!」と書かれているので、その通りぜんぶかけてみた。
かぶりついてみると、中から濃厚なチェダーとモッツァレラチーズがとろ~り。かなり味は濃いが、たしかにソースと絡まり何ともいえないジャンクな旨味が口中に広がる。
JKや若いカップルがみんなほお張っていたが、これ1本でかなりお腹いっぱいになりそうな気もするが……若いってすごい。
しかしこれで腹パンになるわけにはいかない。『アリランホットドッグ』のすぐ目と鼻の先に、これまた行列のお店を発見したのだ。
しかしこれで腹パンになるわけにはいかない。『アリランホットドッグ』のすぐ目と鼻の先に、これまた行列のお店を発見したのだ。
美味しい「ハチミツホットク」をカムサハムニダ
ニコニコしたお店のマークもかわいい『POPOホットク』。
屋号でもある「ホットク」とは韓国で愛される庶民的なお菓子であり、現地でも屋台などで安価で売られている。
屋号でもある「ホットク」とは韓国で愛される庶民的なお菓子であり、現地でも屋台などで安価で売られている。
見た目はホットケーキのようであるが、生地は小麦粉や米粉が使われており外はカリカリ、中はしっとりとして美味しい。
先ほどたっぷりチーズを食したので、店員さんが勧める「ハチミツホットク」(250円・税込)を注文してみた。
先ほどたっぷりチーズを食したので、店員さんが勧める「ハチミツホットク」(250円・税込)を注文してみた。
かぷり。うーん素朴な味……。ハチミツの強過ぎない甘さがじゅわっと生地に染みていて「こーいうのでいいんだよ」的な安心の味がいい。
「以前はトッポギや韓国風おでんも出していたんだけど、人気のあるホットクにメニューを絞ったんですよ。あんこやハチミツを使った甘いものから、チーズやキムチ、ハムなどを使ったおかず系まで揃っていますよ」
とは店員さんの談。たしかに看板にはまだトッポキやおでんの文字が残っていた。
韓国は日本以上に屋台文化が盛んで、ソウルの繁華街でも串に練り物を刺したおでんが至る所で売られている。
『POPOホットク』は「POPO屋台」という店名で2011年にオープンしたというから、韓国の食べ歩き文化を新大久保に広めた先駆者と言ってもいいだろう。「美味しいホットクをカムサハムニダ」と感謝の気持ちで完食した。
とは店員さんの談。たしかに看板にはまだトッポキやおでんの文字が残っていた。
韓国は日本以上に屋台文化が盛んで、ソウルの繁華街でも串に練り物を刺したおでんが至る所で売られている。
『POPOホットク』は「POPO屋台」という店名で2011年にオープンしたというから、韓国の食べ歩き文化を新大久保に広めた先駆者と言ってもいいだろう。「美味しいホットクをカムサハムニダ」と感謝の気持ちで完食した。
「チーズスティック」に「クリームチーズティー」…韓国グルメはなぜチーズづくしなのか?
さて、食べ歩きツアーはまだ終わらない。
イスラム系、ベトナム系のテイクアウト店も人気なのだが、今回はお腹の調子も考え、韓国一国に絞りたい。
『POPOホットク』から明治通り方面に30秒ほど進むと、道の向かいにこれまた行列ができている。
巨大スーパー「ソウル市場」の2軒隣の生サムギョプサル専門店「でじにらんど」の角に新オープンした『11:45 A Hungry Time』だ。
韓国国内では十数店舗営業している人気チェーン店の、日本第1号店だそうだ。店の看板商品は「デーロンチーズスティック」。
イスラム系、ベトナム系のテイクアウト店も人気なのだが、今回はお腹の調子も考え、韓国一国に絞りたい。
『POPOホットク』から明治通り方面に30秒ほど進むと、道の向かいにこれまた行列ができている。
巨大スーパー「ソウル市場」の2軒隣の生サムギョプサル専門店「でじにらんど」の角に新オープンした『11:45 A Hungry Time』だ。
韓国国内では十数店舗営業している人気チェーン店の、日本第1号店だそうだ。店の看板商品は「デーロンチーズスティック」。
デーロンとはビッグ&ロングをもじった創作ネーミングだそうで、米・唐辛子・タマネギ・にんにく・ニラなどをチーズとともに巨大な揚げ物に収めた、凶悪なジャンクフードなのである。
このデーロンチーズスティック、韓国好き女子のなかで「次に絶対くる!」と言われている注目グルメなのだが、いかんせん先ほどのWチーズがまだ腹に残るなか、こいつをぶち込むのはやや辛い……。
通風&糖尿持ちのアラフォーであることを考慮して、今回は同店の飲み物を注文することにした(読者の皆さんすいません!皆さんはぜひお試しあれ)。
このデーロンチーズスティック、韓国好き女子のなかで「次に絶対くる!」と言われている注目グルメなのだが、いかんせん先ほどのWチーズがまだ腹に残るなか、こいつをぶち込むのはやや辛い……。
通風&糖尿持ちのアラフォーであることを考慮して、今回は同店の飲み物を注文することにした(読者の皆さんすいません!皆さんはぜひお試しあれ)。
聞いたことのない、「クリームチーズティー」なるものに興味を引かれる。またもやチーズ。韓国人のチーズ好きおそるべし!
見た目がビールな「クリームチーズレモンティー」(S/280円・税込)と、しっかりタピオカさんの入った「クリームチーズ抹茶」(S/350円・税込)をチョイス。
見た目がビールな「クリームチーズレモンティー」(S/280円・税込)と、しっかりタピオカさんの入った「クリームチーズ抹茶」(S/350円・税込)をチョイス。
グビっと飲んでみると、上にのっかったメレンゲのような白い物体のチーズ感がすごい。レアチーズケーキを溶かしたような、濃厚だけど爽やかな味でなかなかイケる。
レモンティーには最初から砂糖がはいっているようでけっこう甘め(抹茶も)。
レモンティーには最初から砂糖がはいっているようでけっこう甘め(抹茶も)。
甘さと甘さとクロスオーバーで、普通もたれそうなところを絶妙なバランスで、おいしく飲めるように計算されているようだ。こいつはすげえ。
3店舗まわったが総額1,000円いかずにお腹いっぱい。これはJKにもウケるはずだ。
日本にいながら、気分はソウル。本格的な焼き肉やサムギョプサル屋さんに行くのもいいが、ときにはチープでジャンクな本場の味を楽しむのもいだろう。
3店舗まわったが総額1,000円いかずにお腹いっぱい。これはJKにもウケるはずだ。
日本にいながら、気分はソウル。本格的な焼き肉やサムギョプサル屋さんに行くのもいいが、ときにはチープでジャンクな本場の味を楽しむのもいだろう。
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- ナマステ菊池
- 岩手県出身の38歳。実話誌の編集者として芸能スキャンダルから裏風俗まで幅広く取材を続けている。職業柄、歌舞伎町~大久保界隈の事情に詳しく、週の半分は大久保に訪れている。元妻はネパール人。
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