今回訪れたのは『バーミヤン』。すかいらーくグループが運営するファミレス業態のチェーン店で、ジャンルは中華料理。
そもそもリーズナブルなお店として知られているが、こちらでは火鍋の食べ放題もやっている。お値段は「火鍋しゃぶしゃぶ牛・豚コース」で1,699円（税抜）。

「馬と鹿」であれば米津玄師の曲のタイトルだが、「牛と豚ならば、それはしゃぶしゃぶ食べ放題だ！」。これが食欲でなればなんと呼ぶのか、僕はわからなかった。謎の情熱を抱いて早速行って来ました。

私が訪れたのは京王線八幡山駅のすぐ前にある『バーミヤン 八幡山駅前店』。スーパーオオゼキの2階にある。
なぜこの『バーミヤン』に来たかというと、実は食べ放題コースはお店によって実施時間帯に違いがあって、17時以降受付が多い。
しかしこちらでは11時からやっているので、午後一番に訪れてみた。
幸いすぐ席に案内されます。しかし、これはただラッキーなだけだったらしい。お店の中は学生さんからサラリーマンまでいろんな人でにぎわっていて、ほどなく満席となっていた。

早速、火鍋しゃぶしゃぶ牛・豚コースで1,699円（税抜）をお願いする。今回はこれにドリンクバー（税抜199円）と、餃子や唐揚げなど『バーミヤン』の単品メニューも注文できる「プレミアムしゃぶしゃぶセット」（税抜499円）をつけた。

制限時間は100分。ラストオーダーは20分前。ちなみに平日17時以降で豚限定なら、なんと1,399円（税抜）だ。さらに65歳以上のシニアなら、どちらのコースでも1,299円だ。

スープは「白湯」「麻辣」「すき焼き風」「昆布だし」の4種類からふたつ選択できる。私は中でも王道っぽい「麻辣スープ」と「白湯スープ」を選んだ。さらに餃子とバンバンジーサラダも注文する。我ながら豪勢なランチである。

テーブルにコンロが運ばれ、鍋が置かれる。デフォルトの鳥、豚、肉のセット、そして野菜もすぐに持ってきてくれる。

ぐつぐつ煮え始まる。私の食欲もたぎりはじめていた。

さあ、しゃぶしゃぶするよ！

バーミヤンの肉は美味しいのか、どうか。
まず豚をいただいたが、口に運んだ瞬間に「ああ、これはいい豚さんだ」と感じた。ほのかに甘みがあり、火鍋のスパイシーさとよく合う。ちなみに火鍋スープは日本向けにローカライズされた感じで、辛さはほどほど。がんがんいただくにはこれぐらいがちょうどよかった。

そして牛。牛もほどよく柔らかい。パクパクいただいた。さらにサイドメニューのエビチリや餃子も、もりもり食べる。

ちなみに、肉用に別途専用のわりばしをくれる。うっかりしていると、このわりばしでがんがんふつうに食べてしまうので、みなさんは気をつけるように。おじさんとの約束だ。

お替りでうれしいのは「（2皿ではなく）ひと皿でよろしいですか？」と確認してくださるところだ。「食べ放題コースだから、遠慮なく食べてください。」というホスピタリティと感じる。
こうした「おもてなしマインド」は、同じすかいらーくグループの『しゃぶ葉』でも感じるので、グループのポリシーなのだろう。うれしいことだ。

もりもり食べているうちに、時間がくる。最後にお願いしたのは、プレミアムセットの特典メニューであるデザート。私は杏仁豆腐にしてみた。

正直、すでにお腹ははちきれんばかりにいっぱいで、意識もかすみかけていた。しかしこの杏仁豆腐がとろり本格派で美味しい。甘みに覚醒をうながされ、いい感じに時間を迎えました。

ごちそうさまでした！

今回は、全容を知るために「プレミアムしゃぶしゃぶセット」をつけてみましたが、牛や豚に専念するだけでじゅうぶん満足できると思いました。ただしデザートや餃子も食べたい人にはプレミアムセットがおすすめです。

トータルは税込2,637円。17時以降のディナータイムもこのお値段だと思うと、これは確かに高コスパ。
「バーミヤンの火鍋しゃぶしゃぶ食べ放題はコスパ最強説」は真実だった。そう私のお腹がいっています。思い切り火鍋を食べたいときにおすすめです。