更新日:
2018年09月13日
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「やきとん木々家」の6号店が五反田高架下に開業。
3月13日、東急池上線の高架下に開業した「五反田高架下」。そのなかでも際立った集客力を見せているのが「やきとん木々家(はやしや) 六号店 五反田高架下」だ。オープンから2カ月弱にして、すでに40坪88席の店内で月1500万円を売り上げているという同店。池袋で4店舗、高田馬場で1店舗を展開する「やきとん木々家」グループの6店舗目で、運営はHBGC(東京都豊島区、代表取締役:林田博之氏)だ。
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さまざまな飲食店が入居する五反田高架下でも、1、2位を争う繁盛ぶりを見せる同店
「やきとん木々家」は、池袋・高田馬場エリアで計5店舗を至近距離に構えながらも、全店舗で坪月商は40万~50万円を叩き出している大ヒットブランド。2008年12月、代表の林田氏が家族とともに池袋駅西口に「やきとん木々家西口本店」をオープンしたのがはじまりだ。開業を決意する以前、林田氏に飲食経験はまったくなかったという。「創業以前の3年間はデイトレーダーをしていたのですが、スケールの大きい株取引の世界に疲弊し、地に足を付けた仕事がしたいと思うようになったのが開業のきっかけです。そこで弟と一緒に飲食店をやろうと決意しました。しかし二人とも飲食業の経験はなく、難しい料理は作れそうになかった。けど、ウーロンハイなら作れそうだ……と思って。そんな考えから、居酒屋をやることにしたんです」と林田氏は笑う。それから林田氏の弟、じゅん氏はやきとん店で修業を開始し、林田氏も半年間ほど居酒屋でアルバイトをしながらノウハウを学んだ。そして本店をオープン。売り上げは順調に推移し、ついにはお客があふれるまでになったという。その受け皿として2012年9月に池袋芸術劇場前に2号店をオープンさせ、さらには高田馬場に3号店、次いで池袋駅西口に4号店、池袋駅東口に5号店と、破竹の勢いで出店を進めながらもいずれも成功を収めている。この五反田高架下の店舗については、「以前にも商業施設の出店の誘いはありましたが、メリットを感じずお断りしていました。ですがこの五反田の店舗は、高架下というロケーションや間口の広さに魅力を感じました。池袋エリア以外での反応を見たいという思いもあり、出店を決めました」と林田氏は話す。
木材を多用し、大衆酒場の雰囲気が漂いつつも清潔感のある店内
メニューは全店舗でほぼ共通。やきとんと低温調理の肉刺しが同店の目玉商品だ。鮮度を重視し、毎日店内で串打ちするやきとんは、「シロ」(189円)、「レバ」(299円)、「タン」(200円)など13品。やきとんの盛り合わせは4本790円、6本1100円で用意する。なめらかな食感がウリの肉刺しは「レバ」「ハツ」(各599円)など4品。林田氏の母が監修・調理する、新鮮な野菜を使用した、「選べる野菜三種盛り」(890円)も人気の品だ。このほか一品料理や揚げ物などが充実。ドリンクは、サーバー洗浄や注ぎにこだわった「生ビール」(499円)をはじめ、各種チューハイ、日本酒、焼酎などがバラエティ豊かにそろう。
看板商品のやきとんは13品用意。鮮度にこだわる肉を、1本1本、店内で串打ちする
一体、同店の何が爆発的ヒットにつながっているのか。魅力的な商品構成はもちろんだが、それ以上に、「お客さまにとって“小さな感動”を積み上げることがヒットの要因だ」と林田氏は分析している。「誰も期待していない部分で、その期待を少し上回ることを積み重ねる。そうして人間の無意識に、『嬉しい』と訴えかけるんです。そんな小さな感動が集まって大きな満足感になり、リピートにつながるのではないかと考えています」と林田氏。たとえば、その「小さな感動」のひとつがトイレだ。「お客さまは飲食店に食事をしに来ているのであって、トイレの利用は本質ではない。これが『期待していない部分』です」と林田氏は説明する。多くの飲食店のトイレでは拭き掃除で済ませることが多いが、目に見えない飛沫もしっかりと洗い流したいと考えた林田氏は、便器から壁まで、すべてを水洗いできる設計とした。壁は水に濡れてもよい材質にし、電源コンセントは水がかからないよう高い位置に設置する。こうして同店のトイレは毎日水洗いを行い、他と比べ格段に高い清潔感を保っている。同店にはこういった“小さな感動”を提供する工夫が随所に隠されており、それがお客の心に響いているのだろう。林田氏は、こうしてお客が無意識に感じとることもコントロールすることで「やきとん木々家」を繁盛店にしたというわけだ。
やきとん以外には低温調理の肉刺しがウリ。そのほかにも一品料理が充実する
「創業当初はここまで店舗が増えるとは考えていませんでした。店を増やして影響力を大きくしようと思ったのはここ最近。今、具体的な目標数値や計画を考えているところです」と林田氏。今後も店舗数の拡大を図りたい意向で、直近では、5月末~6月頭を目途に池袋の東通りに7号店の出店を控えている。「これからは飲食以外の事業にも挑戦したい。世の中は日々変化し、数年後には今当たり前とされていることも、そうではなくなってしまうかもしれない。そうすれば飲食の在り方だって変わってくる。時代の流れに合わせ、自分にできることを考えて形にしていきたい」と林田氏は話す。枠にとらわれない自由な発想と広い視野で、これからも業界を驚かせる展開を見せてくれるはずだ。
(取材=大関 愛美)
(取材=大関 愛美)
写真後列左から2番目が代表の林田氏。ホスピタリティあふれるスタッフのみなさんと
【店舗情報】
店名:やきとん木々家(はやしや) 六号店 五反田店
住所:東京都品川区西五反田1-15-10
アクセス:五反田駅徒歩3分、大崎広小路駅徒歩2分
電話:03-6420-3984
営業時間:【月〜土】17:00〜24:00 (LO23:30)、【日祝】17:00〜23:30 (LO23:00)
定休日:年末年始
坪数客数:40坪88席
客単価:3300円
運営会社:HBGC株式会社
オープン日:2018年3月13日
店名:やきとん木々家(はやしや) 六号店 五反田店
住所:東京都品川区西五反田1-15-10
アクセス:五反田駅徒歩3分、大崎広小路駅徒歩2分
電話:03-6420-3984
営業時間:【月〜土】17:00〜24:00 (LO23:30)、【日祝】17:00〜23:30 (LO23:00)
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坪数客数:40坪88席
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