更新日: 2018年09月13日
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イーデザインの新業態「BarCaroNero(バーカロネーロ)」

恵比寿エリアを中心にスペインバル・和食・アジアン居酒屋など、合計18店舗を展開し、成長を続ける株式会社イーデザイン(東京都渋谷区、代表取締役:佐藤充氏)。さる5月7日、恵比寿の裏通りに既存店舗を移転、立地特性を活かしリニューアルして新業態の「バーカロネーロ」をオープンした。

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店名にも掲げた「バーカロ」とは、イタリアの一大観光地である水の都・ヴェネツィアにおいて400年の歴史があるとされる独自の立飲み文化、店舗形態のことである。本場では夕方になると人々が気軽に足を運び、バンコ(カウンター)で「オンブラ」と呼ばれるグラスワインを片手に「チケッティ」と呼ばれる小皿料理をお供に気ままに憩う。バーカロで過ごす時間は、人生を豊かにする潤滑油となっているという。本場のバーカロは日常の一部。週に何度も、そして1日のうちで何度も立ち寄るほど生活に溶け込んでいる。
恵比寿神社裏手の通りに立地。店先のデッキスペースにも、ハイテーブルの立ち飲みコーナーを設置している
そうした雰囲気をバーカロネーロで演出するため、広い間口の開放的な造りとした。「待ち合わせをしたり、食事の後にちょっと寄ったりと、肩肘の張らない過ごし方をしてほしい」というのが代表の佐藤氏の思いだ。とかく、レストランへ行くときには同伴者の有無やドレスコードなど、何かと気を使うもの。イタリアンレストランは最たるものだが、そもそもイタリアンとひと言で言っても20州ごとに料理は違うし文化も違う。日本でさえ焼き鳥に天ぷら、寿司がそろった総合居酒屋があふれている。「気分に合わせて自由に食べて飲みたいときに、サルディニアとかシチリアといったジャンルの細分化よりスタンスが重要」と、佐藤氏は指摘する。そのうえで、それぞれの地方のメイン料理を切り取って提供したらどうか? レストランのクオリティーをもっと気軽に食べられる場所はどうだろう? と発想。見知ったお客さんの顔も名前も多くなってきた。と同時に、恵比寿という街のブランドが大衆的になっていく。そこで「地元で暮らす方々や本物志向の方のためにも必要な場所としてあったらいいなと思う店」を具現化したという。
木のナチュラルな素材感が伝わる店内。暗い中にブドウをかたどった照明やシャンデリアなどで温かみのある空間を演出
料理メニューは、バーカロの代名詞であるチケッティを豊富にラインナップ。季節感を重視した素材と調理が売りのおすすめメニューも見逃せない。千切りポテトと卵のサラダ「パタータミモザ」(980円)、イカスミのリゾット「リゾットネーロ」(1280円)など、本格的なイタリアンが常時40~50種。ドリンクのメインは、もちろんワイン。価格はグラス700円~、ボトル3800円~。料理に合わせたイタリア産に加え国産もそろえている。また、最近人気上昇中のクラフトジンは珍しい国産の銘柄にこだわった。ロックでフレーバーを堪能したら、チェイサーのソーダで割って変化も楽しめるのもおもしろい。
千切りポテトのシャキッとした食感と、ふんわりとした卵が好対照のサラダ「パタータミモザ」
店舗デザインは、ヴェネチアのバーカロを意識し、黒を基調としたシャープでありながら家具などには温かみのあるものを採用。店名の「ネーロ」は「黒い色」という意味。照明は控えめで店内をほの暗くして、落ち着いた大人の空間を演出している。本場さながらの総菜ケースはバーカロ特有のもので、色とりどりのチケッティがお客の目を楽しませる。受動喫煙対策については、間口の広いオープンスペースにテラス席を設けることで自然な分煙が実現できた。
手前は、ボタニカルカクテルの「アペロールスプリッツ」(800円)。奥は、イカスミのリゾット「リゾットネーロ」。辛めに味つけたトマトが味と見た目のアクセント
バーカロでのリラックスタイムを楽しんでもらいたいという思いがある一方で、認知度の低さと、新規客とフリ客の戸惑いまで織り込み済み。流行りの熱は冷めやすいため、一時の繁盛をゴールとしていない。では、何を目指すのか? その思いは次の言葉に現れている。「長い時間をかけて街に溶け込んでいくという地道な努力を大事にします。昨今の近隣のお店と比べると、ちょっと高いかもしれないですが、安売りはしたくないなと。そうやって大事に店を守り従業員と成長していきたい。このことが、顧客を守るということにつながると思っています」

(取材=木村 悦子)
左からシェフの小井出英世氏、スタッフの木田佳考氏、佐々木翔氏
【店舗情報】
店名:BarCaroNero(バーカロネーロ)
住所:東京都渋谷区恵比寿西1-13-6 ブラッサムZEN 1F
アクセス:JR恵比寿駅から3分・東京メトロ恵比寿駅から2分
電話:03-6277-5788
営業時間:17:00~24:00
定休日:日・祝日
坪数客数:15坪・30席(立食40席)
客単価:立ち飲み2000円、食事5000円
運営会社:株式会社イーデザイン
オープン日:2018年5月7日
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