更新日:
2022年11月22日
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【川口】ここから入るの!?隠れ家すぎる『やきとり太郎』のカシラ焼きが旨すぎた!
東京から見れば埼玉県の玄関口にあたる、JR京浜東北線の川口駅東口。再開発で街が様変わりしていく中、30年以上地元民に愛され続けているテイクアウト焼きとり店がある。スーパーとコンビニの狭間で小ぢんまりと営業しているが、実は店の奥が飲み屋になっている。だが、初めて訪れると疑問がひとつ。果たしてどこから入るのだろうか?
- 刈部山本
- ロードサイドのローカルチェーンから、場末の激...
川口市民に愛され続ける『やきとり太郎』のカシラ焼き!

川口駅の近くに、地元民に長年親しまれている逸品がある。
串に大ぶりのカシラ(豚の頭)肉がギチギチに刺さっているこちらの一本。
甘辛くて、若干トロみのあるタレがかかっているのだが、これに七味をかけて軒先にある小さなカウンターで1本ほおばるのが川口流。
誰に教わったのか、こうした食べ方を地元っ子は小学生の低学年から自然と身につけるのだ。
串に大ぶりのカシラ(豚の頭)肉がギチギチに刺さっているこちらの一本。
甘辛くて、若干トロみのあるタレがかかっているのだが、これに七味をかけて軒先にある小さなカウンターで1本ほおばるのが川口流。
誰に教わったのか、こうした食べ方を地元っ子は小学生の低学年から自然と身につけるのだ。

▲テイクアウトせずとも、のれん下のポジションで立ち食いできる
しかし大人になると、やきとり太郎の楽しみ方は変わってくる。
大人にしか見えない!?隠し通路のような隙間の先にそれはある
従業員の通用口にしか見えないが、客も行き来しているのでついて行ってみると、なんと店の裏が客席になっており、飲み屋として営業していたのだ。

スーパーとコンビニに挟まれた場所にあって、一見テイクアウト専門の焼き鳥店と思いきや、正面左手に隙間があり、そこにサラリーマンなど大人たちが吸い込まれていく。

奥に行くほど空間が狭くなっており、まさしく建物の隙間にカウンターと椅子を置いているだけの状態なのだが、昼間っから客がひっきりなしに入ってゆく。

空いてる席を見つけ着席。

あるのは串焼きとビール程度と思いきや、メニューを見ると串焼き以外のつまみはもちろん、酒もサワーから日本酒、本格焼酎までかなり充実している。


串焼きを数本頼み、焼き上がりを待つ間、まずはキムチ(税込170円)とホッピー・黒セット(税込370円)で乾杯!

辛味のしっかりしたキムチで、ホッピーが実にすすむ。ホッピーは最初の一杯でもジョッキの半分くらい「ナカ」が入っているが、お代わりするとさらに9割くらいに増える。恐るべし!

『やきとり太郎』に来たら川口流にカシラ焼きを食べてみるべし!

串焼きが登場。ド定番のカシラとネギ各100円(税込)のタレにお決まりの七味をかけて頂く。
噛みしめるたびに口中にじんわりと染み渡る肉汁と脂身のコク。七味がグイと甘みを引き出してくれる。
そしてネギは大人になったからこそ堪能できる苦甘さがあって、タレの甘辛さと絶妙なコンビネーションが味わえる。
噛みしめるたびに口中にじんわりと染み渡る肉汁と脂身のコク。七味がグイと甘みを引き出してくれる。
そしてネギは大人になったからこそ堪能できる苦甘さがあって、タレの甘辛さと絶妙なコンビネーションが味わえる。

塩はなんと◯◯付きの東松山スタイル!

今度はカシラを塩でも試してみることに。
一緒に頼んだのはつくねとスタミナ(ニンニクと鶏もも肉)各100円(税込)。
塩にはなんと味噌ダレがついてきた。これは焼きとんの街として知られる埼玉県の東松山でのスタイルと一緒。
しょっぱめのキリッとした味わいの味噌ダレをつけることで、肉の味がギュッと引き締まる。
味噌ダレを付けたり付けなかったりしながら楽しんでいると、あっという間に食べきってしまった。
一緒に頼んだのはつくねとスタミナ(ニンニクと鶏もも肉)各100円(税込)。
塩にはなんと味噌ダレがついてきた。これは焼きとんの街として知られる埼玉県の東松山でのスタイルと一緒。
しょっぱめのキリッとした味わいの味噌ダレをつけることで、肉の味がギュッと引き締まる。
味噌ダレを付けたり付けなかったりしながら楽しんでいると、あっという間に食べきってしまった。
暮れなずむ川口駅で、昭和の風景に想いを寄せて
近年、川口駅を訪れた方ならお分かりかと思うが、『キューポラのある街』で知られる鋳物工場が並ぶ労働者の街というのは今は昔。工場はマンションとなり、ベッドタウンとしてすっかり近代的に再開発された。

住みやすいのはいいことだが、昔ながらの店というのは姿を消す一方。そんななかで、やきとり太郎は建物をリニューアルしつつも商売は変えず、かつての川口の空気を漂わせている。
建物の隙間のまま残してほしいものだ。
建物の隙間のまま残してほしいものだ。
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- 刈部山本
- ロードサイドのローカルチェーンから、場末の激渋酒場まで。街の裏側にひそみ、その土地ならでは文化に酔う、郊外型路地裏系大衆食ライター。著書『街道のグルメ』辰巳出版 『東京「裏町メシ屋」探訪記』光文社知恵の森文庫|ブログ「デウスエクスマキな食堂」|Twitter @kekkojin
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