更新日:
2019年05月15日
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酒場激戦区の門前仲町に、ありそうでなかった新スタイルの大衆酒場『845』がオープン!
4月9日、門前仲町に「大衆酒場845(はしご)」が開業した。25年にわたり大手居酒屋チェーン等で経験を積んできた橋野和弘氏による独立店舗だ。同店は、プロダクトオブタイム(東京都品川区、代表取締役:千 倫義氏)がプロデュースを手掛けている。同社の大ヒット業態「大衆酒場ビートル」をベースにしながら、門前仲町に根付く店を目指し、奮闘中だ。
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居酒屋チェーンで25年勤務。「大衆酒場ビートル」に感銘を受けプロデュースを依頼
オーナーの橋野氏は25年にわたり居酒屋一筋で働いてきた。18歳のころ、「庄や」などを展開する大庄に入ったのがスタートだ。その後、「土風炉」などのラムラや、「マネーの虎」で知られる小林敬氏の小林事務所、飲食店のメガフランチャイジーの太陽エンタープライズなど居酒屋チェーンを中心に経験を積んできた。「もともとは企業で経営幹部を目指していましたが、いつしか、自らの理想とする労働環境を作りたいという気持ちが芽生え、独立を考えるようになりました」と橋野氏。とはいえ、自身のオリジナル業態を作って独立することはあまり検討しなかったという。「とくに『これ』といったイメージがあったわけでもなかったので、安易に業態を作っても成功するかは不安だった。業態に関してはその道のプロに任せ、私はこれまでの経験で培ってきた店舗運営や企業体制作りに専念したかったんです」と橋野氏は話す。

大通りから1本入った路地裏に佇む。以前は30年以上続いた居酒屋だった物件
プロダクトオブタイム代表の千氏と橋野氏は、高校の同級生で旧知の仲だったという。プロダクトオブタイムの「大衆酒場ビートル」は古典酒場を現代的にアレンジしたネオ酒場で、関東・東北で7店舗を展開する人気業態となっている。橋野氏は、「大衆酒場ビートル」にお客として訪れた際、その店づくりに感動。「店の空気感に圧倒され、直感で『これで独立したい!』と思いました」。橋野氏は「大衆酒場ビートル」を踏襲した業態のプロデュースを依頼し、千氏は快諾。そこから橋野氏は1年ほど「大衆酒場ビートル」の各店舗で研修を開始し、ノウハウを学んだ。

コの字カウンターをメインに、周辺にテーブル席を配置。「大衆酒場ビートル」の雰囲気はそのままに、“キレカッコイイ”をテーマにデザイン。「イメージは”子ビートル“」と橋野氏
大衆酒場激戦区の門前仲町で、ありそうでなかった大衆酒場を
深川不動尊と富岡八幡宮を擁する寺町として、観光客から地元住民までにぎわう門前仲町。橋野氏はとくに馴染みはなかったものの、その活気ある雰囲気に惹かれ、ここでの開業を決めた。同物件は、賑わう大通りからは外れた路地裏ながらも、正方形に近い形状や、道に面する部分が“いい店の顔”にできると感じたことが決め手だったという。「大衆酒場の象徴とも言えるコの字型カウンターは必ず置きたかったので、それがレイアウトできるかどうかを重視し、物件を選定しました」(橋野氏)。
「店舗デザインのテーマには、キレイで格好いい、“キレカッコイイ”を掲げました」と橋野氏。「大衆酒場ビートル」をベースに、うまくコストを抑えつつ空間を作り上げた。入口の白のれんをくぐった先にはコの字カウンターを配置。シックなグレーに塗った壁には短冊メニューがずらりと張り出されている。球体の照明を吊り下げ、ポップな印象を出しつつ、古典酒場らしい渋さがミックスされた空間は、年配者だけでなく、若い女性も入りやすい雰囲気だ。「多くの大衆酒場が軒を連ねる門前仲町でも、ありそうでなかった大衆酒場に仕上げました」と橋野氏は話す。
「店舗デザインのテーマには、キレイで格好いい、“キレカッコイイ”を掲げました」と橋野氏。「大衆酒場ビートル」をベースに、うまくコストを抑えつつ空間を作り上げた。入口の白のれんをくぐった先にはコの字カウンターを配置。シックなグレーに塗った壁には短冊メニューがずらりと張り出されている。球体の照明を吊り下げ、ポップな印象を出しつつ、古典酒場らしい渋さがミックスされた空間は、年配者だけでなく、若い女性も入りやすい雰囲気だ。「多くの大衆酒場が軒を連ねる門前仲町でも、ありそうでなかった大衆酒場に仕上げました」と橋野氏は話す。

名物の「肉豆腐」写真は「肉増し」(+150円)。しっかりと味の染みた豆腐はコクが深く絶品
メニューは「大衆酒場ビートル」と同様のラインアップ。名物の「肉豆腐」(430円)をはじめ、「もつ煮込み」(赤・白 350円)、「ポテトサラダ」(320円)、「冷奴」(260円)、「刺身三点盛り」(490円)などの定番から、「レバーペースト」(250円)、「アンチョビキャベツ」(340円)、「季節のアヒージョ」(370円)など洋風の品も。串焼きは1本90円~、おでん150円~と、ビートルファンにとってはおなじみの品揃えだ。価格はほぼ200円代~300円代の大衆酒場らしい馴染み深いメニューを揃え、客単価は2600円程度の普段使いに向くが、クオリティに妥協はないのがポイント。そのぶん、仕込み量も相応のものになるが、居酒屋での調理経験の豊富なスタッフに恵まれ、こなしているという。

ドリンクのイチオシは「菊正宗」の樽酒。樽の香りでワンランク上の「菊正宗」が楽しめる
ドリンクは、ビールは生・瓶各種用意し390円~のほか、「クラフトビール日替わり」(500円)も。「甲類焼酎なか」(小170円、中340円)に、「レモン」(190円)「ホッピー」(黒・白 各270円)など割り材も豊富に約15種類用意。ハイボールや乙類焼酎、地酒も並ぶほか、「名物!チンチロリンハイボール」(※2つのサイコロを振って出た目によって価格が変動、ゾロ目は無料、偶数は半額190円、奇数は量も金額も倍の760円)も用意。イチオシは、樽をカウンター上に置いてアピールする「菊正宗」の樽酒(1合400円)だ。
地域に根付いて「845」ブランドを確立、多店舗展開も視野に
今後は多店舗化を進め、利益を確保してスタッフの待遇を上げるなど、企業としての土台を作っていきたい考えだ。「これから『845』としてのブランドをしっかり確立していきたい。そのためには、ベタですが地域に根付くことが第一」と橋野氏は意気込む。今後は「大衆酒場ビートル」にはない「845」のオリジナルメニューを増やすなど、自身の色を加えながら、「845」業態を、江東区を中心に千葉・柏方面にも展開していきたいと考えている。
(取材=大関 まなみ)
(取材=大関 まなみ)

写真右がオーナーの橋野和弘氏、左が店長候補の小和瀬裕司氏。「大衆酒場ビートル」でもおなじみの「酒と飯」の提灯を店先に吊るす
【店舗情報】
店名:大衆酒場845(はしご)
住所:東京都江東区門前仲町2-2-4 共栄ビル 1F
アクセス:門前仲町駅から徒歩1分
電話:03-5809-8459
営業時間:【月~金】14:00~23:30【土】14:00~23:00【日】14:00~22:30
定休日:無休
坪数客数:18坪31席
客単価:2400~2600円
オープン日:2019年4月9日
店名:大衆酒場845(はしご)
住所:東京都江東区門前仲町2-2-4 共栄ビル 1F
アクセス:門前仲町駅から徒歩1分
電話:03-5809-8459
営業時間:【月~金】14:00~23:30【土】14:00~23:00【日】14:00~22:30
定休日:無休
坪数客数:18坪31席
客単価:2400~2600円
オープン日:2019年4月9日
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