更新日:
2024年04月24日
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埼玉が誇るロードサイドの雄!『山田うどん』で“パンチ”を喰らえ!
1935年に製麺所を創業、「山田」の愛称で知られる『山田うどん』は、埼玉県の所沢に本店を置く、埼玉を代表するローカルチェーン。1965年からはフランチャイズ展開を始め、いまや関東を広範囲にカバーする一大チェーンとなっている。特にロードサイドの出店が多く、近年、また新規出店にも力を入れ始めている。(2019年9月30日)
- 刈部山本
- ロードサイドのローカルチェーンから、場末の激...
ロードサイドのローカルチェーンとして再評価された『山田うどん』
昭和から平成にかけて、東京都市部や千葉などの幹線道路沿いではカカシのマークの『山田うどん』を頻繁に見かけるようになった。
▲今回お邪魔した群馬県の邑楽町店
当時、『山田うどん』はトラックドライバーなどから、広い駐車場があってサッと出てきて食べられる便利のいいドライブイン的な存在として重宝されるようになる。
今でもこうしたロードサイド店が主流で、働く男たちをメインに、女性客や子ども連れなどで賑わうレストランになっている。
今でもこうしたロードサイド店が主流で、働く男たちをメインに、女性客や子ども連れなどで賑わうレストランになっている。
▲一人席はもちろん、テーブル席や小上がりが充実した店舗も多い
メニューは店名の通りうどんがメインではあるが、セットに出来るカレーや親子丼といった丼モノも充実していて、中には名前からは想像もつなかない“パンチの効いた”メニューも存在する。
そう「パンチ」だ!
そう「パンチ」だ!
山田ユーザーにはおなじみの名物「パンチ」!
その正体はなんとモツ煮込み。
ご飯とセットになった「パンチ定食」は山田ユーザーなら知らない人はいない名物となっている。
ご飯とセットになった「パンチ定食」は山田ユーザーなら知らない人はいない名物となっている。
▲パンチ定食 640円(税込)
モツ煮込みのモツは臭みがなく、もうとろっとろによく煮込まれている。
味付けは、濃いめの醤油仕立て。よく煮込まれているので味も染み染みだ。
これだけでご飯一膳くらい余裕でイケそうな勢いだが、味噌汁のほかとろろまでついている。
味付けは、濃いめの醤油仕立て。よく煮込まれているので味も染み染みだ。
これだけでご飯一膳くらい余裕でイケそうな勢いだが、味噌汁のほかとろろまでついている。
とろろは単体でも美味しいが、もちろんご飯にかけるのも全然アリ。
煮込みとは合わないようにも思えるが、モツをとろろご飯にワンバウンドさせると、モツの濃いめのピリ辛味噌ダレが馴染み、さらなる味の深みをとろろご飯にもたらすのだ。
『山田うどん』の「パンチ」の虜になってしまっても大丈夫。
店内で持ち帰り用の「パンチ」が販売されているので、好きなだけ買って帰るといい。
煮込みとは合わないようにも思えるが、モツをとろろご飯にワンバウンドさせると、モツの濃いめのピリ辛味噌ダレが馴染み、さらなる味の深みをとろろご飯にもたらすのだ。
『山田うどん』の「パンチ」の虜になってしまっても大丈夫。
店内で持ち帰り用の「パンチ」が販売されているので、好きなだけ買って帰るといい。
世の中もやっと気づいた、『山田うどん』はロードサイドに欠かせない存在なのだ
いまではロードサイドで存在感を示す『山田うどん』も、ファミレスなどの台頭で、そっぽを向かれるような時期があった。
事実、以前は浅草など都心にも店舗があったが、現在は23区内の店舗は五反田の蒲田の2店舗のみとなっている。
しかし近年、時代が山田に追いついてきたのか、ローカルチェーンの価値が見直されるようになると山田の存在価値も急上昇。
ボリューミーなセットメニューとコスパの良さも相まって、都心でなくとも立地や特定の客層に向けて特化したものが強みになることを証明しているかのようだ。
事実、以前は浅草など都心にも店舗があったが、現在は23区内の店舗は五反田の蒲田の2店舗のみとなっている。
しかし近年、時代が山田に追いついてきたのか、ローカルチェーンの価値が見直されるようになると山田の存在価値も急上昇。
ボリューミーなセットメニューとコスパの良さも相まって、都心でなくとも立地や特定の客層に向けて特化したものが強みになることを証明しているかのようだ。
▲唐揚げやハンバーグ、カツカレーまでと充実
うどんや丼ぶりものや「パンチ」のほか、チャーハンやラーメン、生姜焼きといった中華系メニューまで揃っている。そんな懐の深さこそ、『山田うどん』のローカルチェーンならではの真価といえるのではないだろうか。
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- 刈部山本
- ロードサイドのローカルチェーンから、場末の激渋酒場まで。街の裏側にひそみ、その土地ならでは文化に酔う、郊外型路地裏系大衆食ライター。著書『街道のグルメ』辰巳出版 『東京「裏町メシ屋」探訪記』光文社知恵の森文庫|ブログ「デウスエクスマキな食堂」|Twitter @kekkojin
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