真のナポリピッツァ協会（イタリア語：Associazione Verace Pizza Napoletana、通称AVPN）は非営利団体としてナポリで1984年6月に創立されており、AVPNの法人事務所及び本部もナポリにあります。
2006年9月12日には真のナポリピッツァ協会AVPN日本も設立され、国内におけるナポリピッツァの発達を担うこととなりました。
現在、日本には59店舗の加盟店があります。協会の定める条件をすべてクリアし、正真正銘のナポリピッツァを提供していると認められたピッツェリアのみが、ナポリの伝統的な道化師「プルチネッラ」がピッツァを焼いているデザインのマークとロゴの使用を許可されるのです。

日本では兵庫県赤穂の「さくらぐみ」が、1997年9月に日本で最初の認定店になりました。
2006年9月12日には真のナポリピッツァ協会AVPN日本支部を当時の認定店12店で設立しましたが、2015年より、本国と同じくエリアリーダー制度が導入されました。
エリアリーダー制度とは北海道から九州・沖縄まで、各地区の責任者としてナポリ本部より任命され、審査やイベント運営等、日本における活動を担い、現在は11名が任命され、「ラ・ピッコラ・ターヴォラ」の橋爪氏が代表としてチーフリーダーに任命されています。

「真のナポリピッツァ協会」についてはホ－ムページをご覧いただくとして

今回はよく皆様から聞かれる「真のナポリピッツァとは？」「本物ピッツァって？」についてです。
確かに「真」とか「本物」と言われてもピンと来ないですよね？
なので、今回は少しわかりやすくご説明できたらと思います。

ピッツァが生まれた国は皆様もご存じイタリアですが、その中でもナポリが元祖で、ピッツァの原型が生まれたのが1660年頃と言われ、皆さんの知る「マリナーラ」は1750年頃に海から帰ってきた猟師達が簡単にお腹いっぱいに食べられるものとして生まれました。
また、世界で最もよく知られるピッツァ「マルゲリータ」は1889年に生まれました。

「真のナポリピッツァ協会」はこの脈々と続く、ナポリピッツァの伝統技術を守り、後世に正しく伝えていくために設立された団体なのです。

「真のナポリピッツァ協会」の基本となる規定では
1．生地に使用する材料は小麦粉、水、酵母、塩のみ
2．生地を手だけを使ってのばす
3．窯の燃料は薪、もしくは木くず
4．仕上がりはふっくらと「額縁（コルニチオーネ）」がある
5．上にのせる材料にもこだわる
と簡単なものですが、これを守っていれば「真のナポリピッツァ」と言えるわけではありません。
この説明は日本人の皆様にわかりやすく「寿司」で例えてみましょう！

世界中で愛される日本の代表料理と言えば「寿司」ですよね。
お寿司はもともとさっと手軽に食べられる屋台料理でしたが、ナポリピッツァも手軽に食べられるようにできた漁師飯。両方とももとはファストフードです。
寿司を一人前に握ることができるようになるまでは長年の修行と経験が必要なのは皆さん、ご存じの通り。
材料の目聞きから仕込み、包丁さばき、握り等々、寿司職人の世界は本当に深く、「本当に旨い寿司」を握るには伝統技術や文化を学び身につけなければいけません。
そして職人によって同じシャリとネタを使用しても握るスピードや力加減等々により寿司の味は変わってきます。
ピッツァも全く同じ事で、シンプルなだけに奥が深いんですね。
ピッツァ職人も仕込みの仕方で各々、変わるのは当然なのですが、同じ生地、材料、窯でも、伸ばし方、トッピングの仕方、窯の使い方によって職人毎に味が変わっていきます。

日本人であれば「本物の寿司」か否かは伝統的に染みついたDNAによって判断できますよね？
同じようにナポリ人も「本物のナポリピッツァ」か否かを判断できます。
要するにナポリの文化と伝統をバックボーンに最高技術と最高の材料によってつくりだされた「ナポリピッツァ」こそが「真のナポリピッツァ」なのです！

協会の規定には多岐にわたり細かい規定がありますが、要約するとこういうことです。

世界中には約600の認定店がありますが、日本には一割以上の認定店が存在します。
これは10年ほど前には想像できませんでしたが、日本人ならではのセンスの良さと器用さの生んだ結果と思います。
今や日本人ピッツァイオーロ（ピッツァ職人）のレベルはナポリと肩を並べるレベル！
ますます美味しいナポリピッツァを皆様に楽しんでいただけるよう皆、日々、努力を重ねていますので、応援よろしくお願いいたします！

お腹空きましたか？

「真のナポリピッツァ協会」認定店は北海道から沖縄まで59軒（2016年1月現在）
是非、お近くの認定店で美味しいピッツァをお楽しみください！

認定番号 92 さくらぐみ 兵庫県赤穂市
認定番号 148 ラ・ピッコラ・ターヴォラ 東京都杉並区（エリアリーダー店）
認定番号 165 ピッツェリア　パルテノペ 東京都港区
認定番号 166 ピッツェリア　トラットリア　パルテノペ　東京都渋谷区
認定番号 185 バードランド 福井県坂井市三国町（エリアリーダー店）
認定番号 205 ピッツァリーヴァ 広島県広島市西区（エリアリーダー店）
認定番号 206 ラ・パーラ 東京都多摩市
認定番号 212 アルベロベッロ 神奈川県伊勢原市
認定番号 230 チェザリ 愛知県名古屋市中区
認定番号 231 イル・ルポーネ 東京都目黒区（エリアリーダー店）
認定番号 237 アペティート 岡山県岡山市北区
認定番号 239 マルデナポリ世田谷本店 東京都世田谷区
認定番号 240 ピッタゼロゼロ　イクスピアリ店 千葉県浦安市
認定番号 241 スパッカナポリ 香川県高松市
認定番号 242 イル・ソーレ・ロッソ 大阪市中央区（エリアリーダー店）
認定番号 243 エキ・ポンテベッキオ 大阪市北区梅田
認定番号 269 トラットリア　エ　ピッツェリア　アミーチ 茨城県つくば市（エリアリーダー店）
認定番号 270 ピッツェリア　トラットリア　アロマデルソーレ 栃木県宇都宮市
認定番号 271 ピッツェリア　エ　バール　ラ･ポルタブルー 新潟県長岡市
認定番号 272 サリーナ 石川県金沢市
認定番号 273 ピッツェリア　エ　トラットリア　チェルボ 北海道恵庭市
認定番号 274 イル　ソル　レヴァンテ 福岡県福岡市
認定番号 275 ピッツェリア　トラットリア　マガジーノ 奈良県香芝市
認定番号 294 ピッツェリア　アズーリ 兵庫県神戸市
認定番号 295 ピッツェリア　トラットリア スガッチィー 徳島県徳島市
認定番号 296 緑のイスキア 山形県鶴岡市（エリアリーダー店）
認定番号 297 ピッツェリア　トニーノ 東京都世田谷区
認定番号 298 ピッツェリア　パンチャピエーナ 大阪府池田市
認定番号 328 ピッツェリア・パージナ 愛知県名古屋市
認定番号 329 リストランテ　ダルセーニョ 北海道札幌市（エリアリーダー店）
認定番号 330 ピッツェリア　ラ・アペ 静岡県静岡市
認定番号 331 ピソリーノ　上飯野店 富山県富山市
認定番号 332 ピッツェリア　チーロ 愛知県豊橋市
認定番号 373 ピッツェリアピアーチェ 岩手県盛岡市
認定番号 374 パドリーノデルショーザン 宮城県仙台市
認定番号 375 ピロー 宮崎県宮崎市
認定番号 377 トラットリア　ピッツェリア　ラルテ 東京都世田谷区
認定番号 378 ピッツェリア　ダ・ガエターノ福岡 福岡県福岡市中央区（エリアリーダー店）
認定番号 411 アペティート　イオンモール岡山店 岡山県岡山市北区
認定番号 412 ピッツェリア　カポリ 東京都新宿区
認定番号 413 ピッツェリア　キアッキエローネ 神奈川県横浜市（エリアリーダー店）
認定番号 414 ダ　ボッチャーノ 愛媛県松山市
認定番号 415 ピッツェリア　ラ　ジータ 岡山県勝田郡勝央町勝間田
認定番号 416 トラットリア　ピッツェリア　ポリポ 広島県廿日市市
認定番号 417 ピッツェリア　ダ　チールッツォ 福岡県福岡市
認定番号 418 ピッツェリア　エ　トラットリア　ダ　マサニエッロ 兵庫県宝塚市
認定番号 474 ピッツェリア　ジージー吉祥寺 東京都武蔵野市
認定番号 475 ピッツェリア　オオサキ 埼玉県戸田市
認定番号 476 ピッツェリア　エ　トラットリア　ダ　アチュ 岐阜県岐阜市（エリアリーダー店）
認定番号 477 ダ　リキーノ 兵庫県西宮市
認定番号 478 ピッツェリア　イルソーレＴＥＮ-３ 大阪府大阪市
認定番号 479 ナポリピッツア　コジコジ秋田山王店 秋田県秋田市
認定番号 480 ピッツェリア　ダルセーニョ　ドゥーエ 北海道札幌市
認定番号 481 ピッツェリア　ジージー　鎌倉 神奈川県鎌倉市
認定番号 504 ピッツェリア　オンダ 沖縄県浦添市
認定番号 529 ピッツェリアトラットリア　ラ　コッタ 長野県長野市
認定番号 530 Pizzeria GECO ピッツェリア ジェコ 埼玉県飯能市
認定番号 531 トラットリアピッツェリアアレグロ梅田 大阪府北区
認定番号 532 トラットリアピッツェリアアレグロ芦屋 兵庫県芦屋市

投稿者　ラ・ピッコラ・ターヴォラ　橋爪勇人