更新日:
2018年09月12日
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スペインのピンチョスをキラーコンテンツに育てたい!目黒のネオ酒場「ぴんちょ」の挑戦
目黒は権之助坂のあたり。飲食店が軒を連ねるこの通りで、扉のむこうに見える立ち飲み客の賑わいにそそられ思わず足を止めてしまうのが、ピンチョスを売りにしたネオ酒場「ぴんちょ」。運営はMURANO CORPORATION(東京都渋谷区、代表取締役 村野 康司氏)。
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不動産や旅行業事業を主軸に置く同社代表が、スペイン・サンセバスチャンのピンチョスやそれを取り巻く食文化や習慣に魅せられたことをきっかけに、日本でその魅力が体感できる場をつくろうと、直営で飲食店を開くことを決めたそうだ。ピンチョスといえば、串に刺さった一口サイズの前菜というイメージがあるが、本場スペインでは必ずしもそうではない。バルの聖地と言われる本場では、片手で食べられるくらいの大きさでありながらも、地元の食材を使いお酒とも相性の良い料理がバーカウンターに所狭しと並ぶ。オリーブやハム、ソーセージ、きのこ、卵料理や肉料理に至るまでピンチョスは実に多彩で、この地のバル文化に欠かせないのである。このスタイルを日本とうまくミックスし、新たなピンチョスカルチャーを発信するために「ぴんちょ」と、あえてひらがなを使い日本的な表現にした。
店の目印はスペインタイルと軒先に下がる杉玉。日本とスペインの要素がミックスされた外観デザイン
2階建ての店は1階が立ち飲みスペースとカウンター、2階がハイチェアーのテーブル席に分かれている。立ち飲み用テーブルの下には、日本庭園を思わせるような石が敷き詰められたり、升を積んだオブジェを飾るほか、吹き抜けの天井からは松ぼっくりを模ったランプが吊り下がり、ひと際大きな存在感を放っている。和モダンなデザインで統一しつつも、床には美しい紋様のスペインタイルが敷かれ、鮮やかな碧の色使いがスペインの香りを漂わせている。「日本とスペインをうまくマッチさせたい」という同社の意を汲む独特の内装デザインだ。
ハイチェアーのテーブル席が並ぶのは店の2階フロア。1階は立ち飲みとカウンター席
ピンチョスは「めかじきと卵の柚子胡椒味噌」(290円)「スパイシー鮪といぶりがっこのパクチー添え」(290円)、「帆立ときのこのにんにくバター味噌」(290円)、「大山鶏の山賊揚げ」(290円)、「うにとうふ」(490円)など15種類がリーズナブルに揃う。いずれも和の調味料や食材をふんだんに使ったジャパニーズスタイル。このほか「めかじきのリエット」(390円)や「酒粕漬けのハラミカツ」(ハーフ680円・シェア1280円)、「明太いもの出汁トルティージャ」(680円)といった一品料理や〆に食べたいロール寿司も充実。
ぴんちょのピンチョス。これをキラーコンテンツに育てるべくさらにメニューのブラッシュアップを図っていく
ドリンクはバスク地方のワイン(赤・白・ロゼ)やカヴァもあるが、和風ピンチョスにあう和酒も多数扱う。日本酒は、薫酒・熟酒・醇酒・爽酒のタイプを一通り網羅するよう十数種類取り揃え、あまり飲みなれない客へは「獺祭ハイボール」(480円)や「仙禽ハイボール」(450円)といったソーダで割った飲み方も勧めている。もちろん各種焼酎やサワー、ウイスキーのハイボールを頼むこともできる。
「うにとうふ」(490円)は小さなグラスに盛り付けて上品に提供
同店を切り盛りするのは、同社で飲食事業部のマネージャーでありながら「ぴんちょ」の店長でもある青木 理恵氏。FCでカフェ業態を数店舗運営していたが、直営での出店はここが初となる。そこで、10年以上おにぎりカフェを経営していた経験を持つ青木氏に、今後の展開も含めて飲食事業はすべて一任されている。「ピンチョスという料理を通じて、スペインと日本の架け橋になれたら」と同店で成し遂げるべきビジョンを語ってくれたが、ここが軌道に乗れば、年に1店舗ずつくらい多業態で出店を増やしていきたいそうだ。同社の挑戦はまだ始まったばかり。これからどのような成長を見せるのか期待を寄せつつ注目したい。
(取材=小野 茜)
(取材=小野 茜)
飲食事業を任されているぴんちょ店長の青木さん。着物姿で明るくもてなすな姿が印象的。
【店舗情報】
店名:ぴんちょ
住所:東京都目黒区目黒1-6-13 1-2階
アクセス:JR・地下鉄 目黒駅より徒歩5分
電話:03-6420-3312
営業時間:18:00~25:00(金曜のみ26:00まで)
定休日:日曜・祝日
坪数客数:51席(うち立ち飲み29席)
客単価:3500円
運営会社:MURANO CORPORATON(有限会社村野)
オープン日:2016年11月7日
店名:ぴんちょ
住所:東京都目黒区目黒1-6-13 1-2階
アクセス:JR・地下鉄 目黒駅より徒歩5分
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