更新日:
2018年09月12日
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練馬を熟知するボウチラが仕掛けるネオ立ち呑み「線香花火」。 夜まで待てない大人のためのワンランク上のセンベロ
練馬をはじめ新宿や中野、阿佐ヶ谷などで飲食店を展開するボウチラ(東京都中野区 代表取締役 高橋智行氏)が西武池袋線、大江戸線などが乗り入れる練馬に新業態となる立ち呑み「線香花火」を1月5日にオープンさせた。コンセプトは「明るいうちから深夜まで、お財布にも優しく気兼ねなく呑める大人の憩いの場」で、同社初の立ち呑みとなる。
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ブルーのテントにドラム缶のグルーンを差し色にしたファサード。まさに古典的であって新しいネオ立ち呑みだ
東京ビッグターミナルのひとつ、池袋駅からわずか9分の距離にある西武池袋線練馬駅。西武有楽町線の相互乗り入れや都営大江戸線とも直結したアクセスの良い街らしく、住宅地として人気の高い街だ。駅近くには練馬区役所、練馬警察などの公的機関からオフィスまでもが集まり、練馬区の中心でもある。また、大手ショッピングストアをはじめ駅の南北には繁華街が広がり賑わいを見せる。なかでも南側、駅前を抜ける千川通りの奥には新旧、大小の様々な飲食店が軒を連ねる飲食街として知られている。しかし「昔ながらの手作りの美味しい味を楽しみ、毎日でも通えるようなリーズナブルに呑める立呑みや大衆酒場は意外にも少ないのです」と高橋氏。それに加え「昼間に呑める場所があればという声もあり、思い切って、平日は15時から、土日祝日は12時からの営業にしました」と続けた。潜在的なニーズを掘り起こし、新たな仕掛けを打つ余地があることを見越し、同社初のワンランク上の立ち呑み業態「線香花火」出店した。現在、練馬エリアで4店舗を展開し、マーケットの特徴やニーズを熟知する同社ならではの出店といえる。

潔いほどのシンプルな空間。カウンターの上にさらに台。立体にすることで狭さを解消し、効率的に使える
その日のおすすめを加え約65品を超える料理は、自信の「串もの」(1本100円〜)をはじめ、そのほとんどを料理人の林原啓介氏がていねいに手作りしている。体に優しいこだわりの料理でもてなすことで他の立ち呑み店との差別化を図る。定番の「ポテトサラダ」(200円)や「肉豆腐」(200円)、ワイルドカットの「れんこんきんぴら」(200円)。懐かしい「たこさんウィンナー」(150円)、自慢の「ニラ玉」(200円)、「自家製コロッケ」(200円)。どれも昔から変わらない酒場の定番や家庭的な惣菜で、馴染み深くもあり、ほっとするような味わいだ。このほか「鯖缶ネギバター」(300円)、「豚すき焼き(玉子付き)」(450円)、「エビマヨ」(450円)など専門性の高い一品や、帰り際に注文したい「〆のかけそば」(200円)まで実に多彩である。ドリンクもやはり下町酒場ならではの「ホッピーセット白黒セット」(350円)のほか「ホッピーセットバイス」、「ホッピーセット青リンゴ」、「ホッピーセットレモン」(各350円)など8種類のバリエーションを揃える。同様に酒場の定番である焼酎ベースの酎ハイ&サワーは「梅割り」(100円)から「リンゴ酢酎ハイ」(350円)、「アイスバーサワー」(400円)、「レモネードサワー」(400円)などのユニークなものまで17種類を揃えている。圧巻は線香花火が奇麗なオリジナルの「線香花火(大人のメロンソーダ)」(500円)だ。ほかにハイボールやその時々で銘柄を入れ変える冷酒、焼酎まで豊富なアイテムを揃え、酒場らしい骨太さを見せる。

遊び心をもって楽しませてくれる、花火付きの大人のメロンソーダーと昭和の割もの類
うなぎの寝床と言われるような、細長い空間に沿うよう奥へと伸びるカウンターは、コの字形をしている。肩がぶつかるくらいの至近距離で、偶然に隣合わせた客同士がコミュニケーションを深めることは、立ち呑みの醍醐味であり面白さでもあるが、初心者や女性1人客には少々ハードルが高かったりもする。しかしコの字形にすることで、間にはスタッフが行き来する動線ができ、視線が奥に抜けることで圧迫感が緩和され、居合わせた客同士のコミュニケーションをスムーズに促すことができる仕掛けなのだ。店内の様子が透けて見えるガラス張りのガラリ戸は、女性客に入り易さを感じてもらうことを意識したものだ。「これからは、お客さんの要望やオーダーなどにも応えたいですね。スタッフ、お客さんが一体化し地域に密着した楽しい店に作り上げていきたいです」と高橋氏はいう。

自慢の料理の数々。おすすめの串焼き、厚切りハムカツ、たこさんウィナーなど

定番のポテトサラダ、煮込みときつね納豆。熱々の豚キムチや焼きそばまで多様なメニューが揃う
3月には表参道で、フロリダで大人気という注目のキューバーサンドをアメリカンスタイルのキッチンカーで販売するという新しい事業が決定している同社。また、石垣島ではリゾート地を意識した大人が呑める酒場の出店計画も進行中と、今年は積極的な事業の展開を目指している。新しい業態への取り組みなど事業展開のアイディアが尽きない高橋氏の今後に期待である。
(取材=にしやま とみ子)
(取材=にしやま とみ子)

左よりオーナーの高橋 智行氏。女将の菅澤 香織氏。料理担当の林原 敬介氏とフロア担当の兼子 武蔵氏
【店舗情報】
店名:線香花火
住所:東京都練馬区豊玉北5-3-10
アクセス:練馬駅より徒歩2分
電話:03-5946-9858
営業時間:15:00〜24:00/土日祝12:00〜24:00
定休日:不定休
坪数客数:11坪・28席
客単価:1200円
運営会社:株式会社ボウチラ
オープン日:2017年1月5日
店名:線香花火
住所:東京都練馬区豊玉北5-3-10
アクセス:練馬駅より徒歩2分
電話:03-5946-9858
営業時間:15:00〜24:00/土日祝12:00〜24:00
定休日:不定休
坪数客数:11坪・28席
客単価:1200円
運営会社:株式会社ボウチラ
オープン日:2017年1月5日
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