更新日:
2018年09月12日
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【ニューオープン】人気の隠れ家カフェを空中階に多数生み出してきたアティックプラニングの五味啓氏。13店舗目となる屋根裏ロフト風カフェ&ダイニング「attic room SHINJUKU(アティックルーム シンジュク)」が新宿アルタ裏手に5月25日オープン
JR新宿駅東口、スタジオALTA裏手にある雑居ビルの4階と5階に、屋根裏部屋をコンセプトにしたカフェ&ダイニング「attic room SHINJUKU」が5月25日オープンした。経営は、さまざまなコンセプトカフェやコーヒースタンドを併設したインテリアショップ、カフェプロデュースなど飲食業を中心とした事業展開を行うアティックプラニング(東京都渋谷区、代表取締役 五味啓氏)。
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今回で13店舗目の出店となる。同社は、渋谷の「ASTRAL LAMP(アストラルランプ)」や恵比寿の「ANALOG(アナログ)」など、駅至近でありながらエレベーターのない雑居ビルの最上階など、いかにも東京らしい猥雑な場所に「大都会にオアシスをつくる」というテーマで、人気の隠れ家カフェを次々に生み出してきた、カフェ業界のイノベーターである。
独立感のある、新たに床をつくった5階フロア部分
雑居ビルの細く狭い階段を4階まであがると、ソファーやアンティークチェアが並ぶ、落ち着いた空間が待っている。年代も国もさまざまなアンティークや廃材によって、温かくも懐かしい感覚を呼び起こす店内は、アティックの施工だということ伝えてくれる。「14〜5年前にはじめたときから、大都会にオアシスをつくるというテーマで、好立地悪条件にこだわり、あえてわかりにくい場所に隠れ家のような店をつくり続けてきました。当時はたくさんの人たちに反対された立地でしたが、お店を見つけて、やや怪しげな雰囲気がしても思いきって階段をのぼってきてくれたお客様に、上質な空間とサービスでサプライズを作りたかった。同時にそれは、自分たちが来たいカフェをつくるということでした。僕たちの店づくりは、まず、いかに魅力的な物件に出会えるかが大切です。物件を内見したときに、ここにできる空間のイメージがすぐに湧かないときは出店しません。新宿は東京の中でも最も大きな街ですし、もともと物件を探していた場所。今回の物件は、奥にある4階から5階に上がる階段の部分が吹き抜けになっていて、それを見た瞬間に、面白い店が床を作るところからできると思い即決しました」と代表の五味氏。元の空間の名残を生かして、いかに魅力的に再生させ、ここにしかない空間にするかが、五味氏のセンスであり、アティックのつくる空間スタイルなのだ。
食べ応え十分な「スペアリブの味噌プルーングリル」
カフェブームとともに、カフェめしという言葉も生まれたが、五味氏はしっかりとした食事にもこだわってきた。フレンチのひとつ星レストラン経験者のシェフが腕によりをかけた創作料理とパティシエがつくる本格スイーツが、レストランさながらに用意される。「週替わりのランチメニュー」(1000円)は、16時半までとのお昼時を逃したときにもうれしいロングタイム提供。ディナータイムのメインには、ほかにはない味わいの八丁味噌とプルーン、ラム酒で漬け込み、しっとり焼き上げた骨付きスペアリブの「スペアリブの味噌プルーングリル」(1000円)がおすすめ。パティシエが毎月テーマを決めて提供している月替わりのスイーツプレートも人気。5月のスイーツは、星座・双子座をテーマにした「ブルーベリー&チーズムースのatticパフェ~双子の星空さんぽ~」(800円)だ。ドリンクは、ラテアートが描かれる「カフェラテ」(700円)などのカフェメニューのほかに、世界中から集めた「ビール」(680円〜)をはじめ、ボトル平均3500円のカジュアルな銘柄のワインや70種類を超えるカクテルを取り揃えている。
月替わりのスイーツプレート。5月は「ブルーベリー&チーズムースのatticパフェ~双子の星空さんぽ~」
「僕たちの店は、じっくりゆっくり時間をかけて知られていきます。ひとつの地域に出店して知名度が上がるまでに半年はかかります。それでも時代や効率を考えてビジネス優先となることは、僕らがやることではないと思っています。ただ、いまの若い人たちにとってカフェは普通にあるものです。いくつものカフェが時代の波に淘汰されるなかで、自分たちの店を見つけたときに、得をしたと思ってもらえるような。『これかわいい』とか『なにこれヤバイ』と思わず声に出してしまうような空間であり続けたいです。今後も、そのとき自分たちが行きたいと思う場所を作り続けて行きます」と五味氏。また、今夏には餃子を軸にした業態や、パティシエを中心とした業態を出店予定だという。限られた存在できる場所で、空中階に独特の不思議と居心地の良い空気感を持つ、ゆったりした空間をつくってきたことがスタイルとして受け入れた同社。カフェをコアコンテンツに、さまざまな事業を行っていけば、新たなアティックのスタイル空間が生まれることだろう。いまから楽しみだ。
(取材=下前 ユミ)
(取材=下前 ユミ)
カフェ業界のイノベーター、代表取締役 五味 啓氏
【店舗情報】
店名:attic room SHINJUKU(アティックルーム シンジュク)
住所:東京都新宿区新宿3-21-2 全日第3新宿東口ビル4-5F
アクセス:東京メトロ丸ノ内線 新宿駅から徒歩1分
JR新宿駅 東口から徒歩3分
電話:03-3353-5787
営業時間:12:00~24:00
定休日:無休
坪数客数:18坪・42席
客単価:ランチ1000円、ディナー3000円
運営会社:株式会社アティックプラニング
店名:attic room SHINJUKU(アティックルーム シンジュク)
住所:東京都新宿区新宿3-21-2 全日第3新宿東口ビル4-5F
アクセス:東京メトロ丸ノ内線 新宿駅から徒歩1分
JR新宿駅 東口から徒歩3分
電話:03-3353-5787
営業時間:12:00~24:00
定休日:無休
坪数客数:18坪・42席
客単価:ランチ1000円、ディナー3000円
運営会社:株式会社アティックプラニング
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