更新日:
2025年02月13日
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札幌味噌ラーメンの代表『すみれ』が横浜の地にこだわる理由は、25年分の恩返しだった
地域に愛され独自の進化を遂げた「ご当地ラーメン」は今や数知れず。ルーツを辿れば見えてくるそれぞれの物語を紐解きながら、都内近郊でも味わえる本物のご当地ラーメンを伝える連載。第1回は、全国でも1、2を争う人気のご当地「札幌味噌ラーメン」。人気の火付け役「すみれ」のタスキを繋いで愛されるラーメンの魅力に迫る。(2019年6月18日公開)
- 井手隊長
- 全国47都道府県を食べ歩くラーメンライター。...
そもそも札幌味噌ラーメンとは何だ?
今や当たり前の存在となった「札幌味噌ラーメン」。
中華鍋で炒めた野菜をスープに加え、麺の上に注ぐのが札幌流。表面をラードが覆った熱々のスープに中太縮れのたまご麺を合わせる。
1961年に『味の三平』がメニューとして出したのをきっかけに北海道内で人気が広がった。
評判は東京にも広がり、1967年には両国に『どさん子』が1号店をオープンさせ、フランチャイズ展開により全国に店舗を拡大。
1968年には即席麺で「サッポロ一番みそラーメン」が発売され、味噌ラーメンは市民権を得る。
一方で、『どさん子』の広めた味噌ラーメンは、「札幌風」というだけで純粋な札幌味噌ラーメンとは程遠いものだった。
なんと創業者は当時札幌味噌ラーメンを食べたことがなく、イメージで味噌ラーメンを作り上げたというのだ。
バターやコーンが入った、いわゆる誰もが思い浮かべる味噌ラーメンのイメージはここからきていて、実際の札幌味噌ラーメンとは全く別物だったのである。
中華鍋で炒めた野菜をスープに加え、麺の上に注ぐのが札幌流。表面をラードが覆った熱々のスープに中太縮れのたまご麺を合わせる。
1961年に『味の三平』がメニューとして出したのをきっかけに北海道内で人気が広がった。
評判は東京にも広がり、1967年には両国に『どさん子』が1号店をオープンさせ、フランチャイズ展開により全国に店舗を拡大。
1968年には即席麺で「サッポロ一番みそラーメン」が発売され、味噌ラーメンは市民権を得る。
一方で、『どさん子』の広めた味噌ラーメンは、「札幌風」というだけで純粋な札幌味噌ラーメンとは程遠いものだった。
なんと創業者は当時札幌味噌ラーメンを食べたことがなく、イメージで味噌ラーメンを作り上げたというのだ。
バターやコーンが入った、いわゆる誰もが思い浮かべる味噌ラーメンのイメージはここからきていて、実際の札幌味噌ラーメンとは全く別物だったのである。
札幌味噌ラーメンのスタンダードとして愛され続ける『すみれ』
今では札幌味噌ラーメンを代表する1杯となった『すみれ』の「味噌ラーメン」
そんな中で、本場札幌の味噌ラーメン人気に火をつけたのは『純連』と『すみれ』だ。
1964年に店主の村中明子さんが札幌の中の島に開いたのが、『純連』と書いて『すみれ』というお店である。
様々なスパイスの効いた濃厚スープにコシの強い麺を合わせ、表面を熱々のラードで覆った一杯は、札幌に衝撃を与えた。素朴な作りのものが多かった札幌味噌ラーメンの中で、『純連』のラーメンはある意味異端とも言えるパンチの効いた一杯だった。
その後、明子さんの長男が『純連(じゅんれん)』、三男が『すみれ』としてその味を受け継ぐ。そして、1994年に『すみれ』が新横浜ラーメン博物館に出店し、一気に全国区となった。
一時期は『純連』と『すみれ』ともに首都圏にお店があった。『純連』は高田馬場店が2014年に12年間の営業に幕を閉じ、『すみれ』は2018年12月に新横浜ラーメン博物館を卒業したことで、首都圏では食べられなくなってしまう。
『すみれ』の新横浜ラーメン博物館店の閉店前には多くのファンが詰めかけ、100人を超す行列ができるほどだった。
1964年に店主の村中明子さんが札幌の中の島に開いたのが、『純連』と書いて『すみれ』というお店である。
様々なスパイスの効いた濃厚スープにコシの強い麺を合わせ、表面を熱々のラードで覆った一杯は、札幌に衝撃を与えた。素朴な作りのものが多かった札幌味噌ラーメンの中で、『純連』のラーメンはある意味異端とも言えるパンチの効いた一杯だった。
その後、明子さんの長男が『純連(じゅんれん)』、三男が『すみれ』としてその味を受け継ぐ。そして、1994年に『すみれ』が新横浜ラーメン博物館に出店し、一気に全国区となった。
一時期は『純連』と『すみれ』ともに首都圏にお店があった。『純連』は高田馬場店が2014年に12年間の営業に幕を閉じ、『すみれ』は2018年12月に新横浜ラーメン博物館を卒業したことで、首都圏では食べられなくなってしまう。
『すみれ』の新横浜ラーメン博物館店の閉店前には多くのファンが詰めかけ、100人を超す行列ができるほどだった。
2019年2月13日に横浜野毛にオープンした『すみれ』
ファンたちが"すみれロス"に包まれる中、2019年2月に『すみれ』は横浜の野毛で復活オープンを果たす。
店主の村中伸宜さんは、「25年間『すみれ』を育ててくれた横浜には、少なくとも1店舗は『すみれ』がなくてはならない」と、横浜で支えてくれた人たちに恩返しをしたいという思いから同店をオープンさせた。
店主の村中伸宜さんは、「25年間『すみれ』を育ててくれた横浜には、少なくとも1店舗は『すみれ』がなくてはならない」と、横浜で支えてくれた人たちに恩返しをしたいという思いから同店をオープンさせた。
すみれ譲りのアツアツ濃厚味噌を都内でも [PR]
江戸川区船堀に2013年オープンした『大島』
そして、もう1店紹介しておきたいのが『すみれ』のDNAを受け継ぎ、東京の味噌ラーメンシーンを牽引している『大島』だ。
『すみれ』札幌本店をはじめ、各地で12年以上修行した大島剛史さんが2013年にオープンした。
『すみれ』札幌本店をはじめ、各地で12年以上修行した大島剛史さんが2013年にオープンした。
すみれ譲りの熱々濃厚味噌が都内で食べられるのは今となっては超貴重「味噌ラーメン」
『すみれ』は暖簾分けをなかなか認めないことで知られる。その中で『大島』は、札幌の『彩未』に続く関東初の暖簾分け店として話題になった。
業界最高権威ともいわれる「TRYラーメン大賞」では名店みそ部門5連覇を達成し、2018年に見事殿堂入りを果たしている。
『すみれ』譲りの厚みのあるスープを更に進化させ、得も言われぬ奥深さを演出。『すみれ』と合わせて、ぜひチェックしてみていただきたい。
業界最高権威ともいわれる「TRYラーメン大賞」では名店みそ部門5連覇を達成し、2018年に見事殿堂入りを果たしている。
『すみれ』譲りの厚みのあるスープを更に進化させ、得も言われぬ奥深さを演出。『すみれ』と合わせて、ぜひチェックしてみていただきたい。
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- 井手隊長
- 全国47都道府県を食べ歩くラーメンライター。番組・雑誌の出演・監修、コンテスト審査員、イベントMCなどでも活躍中。その他、ミュージシャンとして、サザンオールスターズのトリビュートバンド「井手隊長バンド」や、昭和歌謡・オールディーズユニット「フカイデカフェ」でも活動。 ウェブサイト: http://blog.livedoor.jp/idetaicho/ Twitter: idetaicho Facebook: takuto.ide
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