更新日:
2019年07月12日
0
お気に入り
老舗日本料理店「築地 竹若」、下北沢にひつまぶし専門店をオープン
築地に店を構え30 年となる老舗日本料理店「築地 竹若」で知られる、株式会社竹若(東京都中央区、代表取締役:竹若勝)。同店社長は、シンガポールでミシュランを獲得した鰻店を立ち上げたシェフとの出会いをきっかけに、2019年6月30、下北沢に「うなぎ竹若」をオープン。鰻といっても東京風ではなく、関西風の調理法「腹開き」。さらにひつまぶし専門と、絞り込んだ商品構成でスタートを切った。
- FOOD STADIUM
- 飲食店・レストランの“トレンド”を毎日配信す...
高級なイメージの鰻料理を気軽なスタイルで
鰻といえば深刻な不漁がたびたび話題になるが、日本人にとっては晴れの日のごちそうだ。老舗いけす懐石や日本料理などを 15 店舗以上経営する株式会社竹若は、高級食材・鰻に焦点を定めた。同店を代表する「築地 竹若」は接待や社用需要を取り込み、客単価10000~20000円の高級店だが、「うなぎ竹若」は客単価3000円ほど。接待や宴会などの飲酒主体は想定せず、家族や友人同士などでの食事利用を見込んでいる。
鰻料理でも、蒲焼きやお重ではなく、東京ではなじみのない「ひつまぶし」専門店としたことは意外性が強い。それも、関西風の調理法「腹開き」にするところもユニークだ。関東では、一度蒸してから焼き上げるが、開催風だと活きた鰻を直接焼く「地焼き」で仕上げる。ひつまぶしは、お櫃に入れたご飯に刻んだ蒲焼きをまぶした料理である。鰻だけでなく、タレや米も味を大きく左右する。同店は、試行錯誤の末、米は「山形県産のつや姫」を選択。タレは、試行錯誤の末、醤油とみりん、砂糖の独自の配合を編み出し、オリジナルレシピを確立させた。
鰻料理でも、蒲焼きやお重ではなく、東京ではなじみのない「ひつまぶし」専門店としたことは意外性が強い。それも、関西風の調理法「腹開き」にするところもユニークだ。関東では、一度蒸してから焼き上げるが、開催風だと活きた鰻を直接焼く「地焼き」で仕上げる。ひつまぶしは、お櫃に入れたご飯に刻んだ蒲焼きをまぶした料理である。鰻だけでなく、タレや米も味を大きく左右する。同店は、試行錯誤の末、米は「山形県産のつや姫」を選択。タレは、試行錯誤の末、醤油とみりん、砂糖の独自の配合を編み出し、オリジナルレシピを確立させた。

のれんと一枚板の看板の調和が見事な、純和風の外観
企業努力とネットワークにより安価を実現
鰻という原料が高価だが、業者との長年の取り引きによる安定供給と、サイズと大きさのバランスの取れた「1.5P」という規格の鰻を使うことにより、ある程度価格は抑えた。「仕入れ価格は安くても、下処理には手間がかかる規格の鰻です。職人の技術と手間も、コストカットにひと役買っています。関西風の焼き方だと、蒸すという工程が省けますが、さばいたらできるだけ早く焼かなければならないなどの苦労もあります」と、店長の永江大輔氏は言う。

特注の「専用の焼窯」を設置。客席の一部からは焼き場を一望できる
メニューは、「ひつまぶし」(2,480円)、「特上ひつまぶし」(2,980円)など。最小限の酒のつまみなどはあるが、食事メニューを主体に品目は絞り込んでいる。ドリンクは、「エビス生ビール」(680円)、「デュワーズハイボール」(580円)など、全部で10種類以下と、さらにシンプルな構成とした。

①そのまま、②混ぜる、③出汁をかける と3通りの味わいが楽しめる「ひつまぶし」
名古屋名物「ひつまぶし」を若者の街から発信

鰻の骨をカリカリに揚げた「骨せんべい」(680円)など、鰻店ならではの酒肴も
下北沢ではカフェやタピオカ店などの軽食店が優勢だが、賑やかな商店街から一本わきに入った立地のため、食通の大人を誘引するには有効だろう。「若い人の間でも、『自分にご褒美をあげたい日は鰻を食べたい』という声もあり、そうした需要に応えていきたいです。まずはこの店の認知向上に努め、2年で5店舗が目標です」」と、店長の永江氏は意気込みを語る。
(取材=木村 悦子)
(取材=木村 悦子)

店長の江大輔氏(左)と、スタッフの野呂倖平氏、石川桃子氏
【店舗情報】
店名:うなぎ竹若(たけわか)
住所:東京都世田谷区北沢2-15-3 中村ビル1F
アクセス:京王井の頭線・小田急線下北沢駅から徒歩3分
電話:03-6805-2922
営業時間:11:30~14:30(L.O.14時)、17:30~22:00
定休日:水曜
坪数客数:38坪40席
客単価:3000円
運営会社:株式会社竹若
オープン日:2019年6月30日
店名:うなぎ竹若(たけわか)
住所:東京都世田谷区北沢2-15-3 中村ビル1F
アクセス:京王井の頭線・小田急線下北沢駅から徒歩3分
電話:03-6805-2922
営業時間:11:30~14:30(L.O.14時)、17:30~22:00
定休日:水曜
坪数客数:38坪40席
客単価:3000円
運営会社:株式会社竹若
オープン日:2019年6月30日
\ SNSでシェア /

- FOOD STADIUM
- 飲食店・レストランの“トレンド”を毎日配信するフードビジネスニュースサイト「フードスタジアム」⇒ http://food-stadium.com/
アクセスランキング

24時間営業の『reDine 新宿』に11の飲食店が大集合!話題のバーガーに銘酒飲み放題も
favy

6/11〜|ジューシーな桃の甘さと香り広がる「ピーチデザート」に注目!今年はシフォンも仲間入り『びっくりドンキー』
グルメライターAI

天神│全国の人気店をハシゴできる!ワンビルのグルメスポット『天神のれん街』を全店紹介!
favy編集部

『キリ フルーツブレンド』期間限定と定番の3商品を食べ比べ!おすすめアレンジも紹介
favy編集部

日本橋|イクラが輝く海鮮丼に一度で三度おいしい「鯛茶漬け」など『モダン懐石 やまかわ』の和食ランチに注目
favy編集部
オススメ記事

【新宿】豆・焙煎・抽出にこだわるサブスク型カフェ『coffee mafia 新宿』がオープン。朝8時から夜23時まで営業
favy

日本一のグルメバーガーが『BRISK STAND』に決定!国産牛100%パテ&カリっと焼いたバンズがたまらない!
グルメライターAI

新宿│ざくざくナッツと絶妙な痺れ!特製ラー油の餃子が名物『ROCCOMAN』が6/18オープン
favy

新宿│原価率50%の「焼かない焼肉」コースが楽しめる!会員制レストラン『29ON』がオープン
favy

コレド室町│メロン&マンゴーが主役!夏期限定アフタヌーンティー登場『re:Dine 日本橋室町』
favy
グルメイベント

日本橋|丸山珈琲コラボかき氷が登場!ほろ苦い珈琲蜜とクリームがラテのような1杯『榮太樓總本鋪』
6月16日(月)
〜

6/16〜|痺れる辛さがやみつき!花椒麻婆カレーがモチモチ極太麺にガッツリ絡む『パンチョ』
6月16日(月)
〜

6/13〜|爽やかな「すだちおろしうどん」発売!とり天付きや蕎麦でも楽しめる『なか卯』
6月13日(金)
〜

6/12〜|夏限定!シャキっと食感が決め手の「鬼おろしカルビ丼」登場!『焼きたてのかるび』
6月12日(木)
〜

6/11〜|ジューシーな桃の甘さと香り広がる「ピーチデザート」に注目!今年はシフォンも仲間入り『びっくりドンキー』
6月11日(水)
〜