更新日:
2024年09月09日
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ロボットが接客する未来を検証「アバターランド」が『re:Dine 大阪』で行う実証実験とは
2024年9月10日(火)〜9月29日(金)の期間限定、ロボットが飲食店で接客をするイベントが開催されます。 場所は、グラングリーン大阪北館 JAM BASE 1階にオープンした『re:Dine 大阪』。 “アバターと“ヒト”が一緒に暮らす社会をつくるプロジェクト「アバターランド」の一環で、アバターによる接客が有効かを実験します。 その経緯などを「アバターランド」責任者の宮下さんに話を伺いました。
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ロボットが接客する未来を創造する

ーーヒトとロボットが共生する社会を目指す「アバターランド」とはどんなものなのでしょうか?
(アバターランド責任者・宮下さん)ここで言うアバターとは、人がAIと連携して操作するロボットやCGエージェントのことを指しています。
私たちは、「アバターランド」という実証実験を通じて、アバターを使うことにより「誰もが自在に活動し、活躍できる世界を実現する」ことを目指します。
私たちが目指す「自在」とは、自分の意のままになることを意味します。これまでのロボットの開発領域では、自在ではなく「自律」を求められてきました。ロボットが「自律」するということは、ロボットが自らの判断で動くことを指します。つまり、ロボットが「自律」することと、ユーザである人がどうなるかは、あまり関係がありません。
一方、私たちは、人が「自在」に活躍できることに主眼を置いています。ある程度「自律化」されたロボットやAIを活用して、人が思いのままに活躍するための技術を「自在化技術」と呼び、ユーザである人を中心にした研究をしています。
(アバターランド責任者・宮下さん)ここで言うアバターとは、人がAIと連携して操作するロボットやCGエージェントのことを指しています。
私たちは、「アバターランド」という実証実験を通じて、アバターを使うことにより「誰もが自在に活動し、活躍できる世界を実現する」ことを目指します。
私たちが目指す「自在」とは、自分の意のままになることを意味します。これまでのロボットの開発領域では、自在ではなく「自律」を求められてきました。ロボットが「自律」するということは、ロボットが自らの判断で動くことを指します。つまり、ロボットが「自律」することと、ユーザである人がどうなるかは、あまり関係がありません。
一方、私たちは、人が「自在」に活躍できることに主眼を置いています。ある程度「自律化」されたロボットやAIを活用して、人が思いのままに活躍するための技術を「自在化技術」と呼び、ユーザである人を中心にした研究をしています。
ロボットはあくまで道具。「自律」から「自在」へと変化する意味とは?

(左) Sota100、(右)CGアバター。この2体が『re:Dine 大阪』に設置されます。
ーーロボットに求めることが、自律から自在に変わったことによる具体的な変化はあるのでしょうか?
「自律」から「自在」へと変化したことにより、ロボットやAIだけに任せるのではなく、人間がどうやってロボットやAIと連携するかということも考えるようになりました。我々は「自在度合い」といっていますが、それぞれの得手不得手によって、AIによる操作と人間による遠隔操作とを織り交ぜて、人の自在度合いを高めようとしています。
例えば、AIであれば接客したデータを全て蓄積することができ、学習することによってお客様への提供価値を向上していくことが可能です。しかし、目的のないような会話、つまりは雑談を必要とするようなシチュエーションにおいては人に劣ります。
人間にとっての接客道具として自在に扱うのであれば、メニューの説明はロボットに、雑談は人間が対応する、といったかたちになります。
「自律」から「自在」へと変化したことにより、ロボットやAIだけに任せるのではなく、人間がどうやってロボットやAIと連携するかということも考えるようになりました。我々は「自在度合い」といっていますが、それぞれの得手不得手によって、AIによる操作と人間による遠隔操作とを織り交ぜて、人の自在度合いを高めようとしています。
例えば、AIであれば接客したデータを全て蓄積することができ、学習することによってお客様への提供価値を向上していくことが可能です。しかし、目的のないような会話、つまりは雑談を必要とするようなシチュエーションにおいては人に劣ります。
人間にとっての接客道具として自在に扱うのであれば、メニューの説明はロボットに、雑談は人間が対応する、といったかたちになります。
ロボットを取り入れることでお客様の接客体験はどう変わる?

▲「アバターランド」の責任者・宮下敬宏さん。人間がアバターを使って「自在」に活躍する世界を実現するべく、re:Dine 大阪をはじめとし、『JAM BASE』内での実験などを行っている。
ーーでは、ロボットが接客するようになると、お客様はどのような変化を感じられるのでしょうか?
まず、自ら話すロボットがいる、ということ自体がとても珍しいですよね。
それ自体が来店のきっかけになることもありますし、従来の人間の接客において会話を避けていたという人も、ロボットであれば話をしてみたい・聞いてみたいという人もいるかもしれません。
次に、これまでに収集した接客データや購買履歴をAIが学習することで、結果的にお客様にとって最適な商品を提供することも可能です。
例えば、通販サイトの商品レコメンド(推薦)機能のようなかたちで、お客様の属性にマッチした商品をご紹介することもできます。
そして、接客を通じて知見がたまることにより、より良い接客体験をお客様に提供することもできます。これはAIによる自動学習もそうですが、人間の店員が体験した物事をAIに学習させることにより、属人的だった課題も解決することができると考えています。
最終的には、お客様の誰もが質の高い接客を受けられる未来になることを期待しています。
まず、自ら話すロボットがいる、ということ自体がとても珍しいですよね。
それ自体が来店のきっかけになることもありますし、従来の人間の接客において会話を避けていたという人も、ロボットであれば話をしてみたい・聞いてみたいという人もいるかもしれません。
次に、これまでに収集した接客データや購買履歴をAIが学習することで、結果的にお客様にとって最適な商品を提供することも可能です。
例えば、通販サイトの商品レコメンド(推薦)機能のようなかたちで、お客様の属性にマッチした商品をご紹介することもできます。
そして、接客を通じて知見がたまることにより、より良い接客体験をお客様に提供することもできます。これはAIによる自動学習もそうですが、人間の店員が体験した物事をAIに学習させることにより、属人的だった課題も解決することができると考えています。
最終的には、お客様の誰もが質の高い接客を受けられる未来になることを期待しています。
AIが接客の質を向上させる可能性も

ーーアバターが接客にもたらすメリットは、他に何がありますか?
アバターを通じて、人間が接客することで、姿や声の表現を変えることも可能になります。
例えば表情。先ほどのようにベテラン店員の知見があり、そこにベテラン感を漂わせる風貌をアバターに実装させることにより、お客様への納得感が醸成されます。逆に、柔らかい表情をすることによって親近感をわかせることも可能です。
次に声。変声機などとは違い、AIで出力する声は誰でも同じ声になることができます。
アバターを使うことで、お客様やシチュエーションに合わせて、声や表情をかえ、最適なアウトプットが可能なのです。
また、これまで接客の仕事は難しいとされてきた身体的なハンディのある人や、在宅での仕事を希望する人たちでも、これからはアバターを通して接客の事もできるようになります。
アバターを通じて、人間が接客することで、姿や声の表現を変えることも可能になります。
例えば表情。先ほどのようにベテラン店員の知見があり、そこにベテラン感を漂わせる風貌をアバターに実装させることにより、お客様への納得感が醸成されます。逆に、柔らかい表情をすることによって親近感をわかせることも可能です。
次に声。変声機などとは違い、AIで出力する声は誰でも同じ声になることができます。
アバターを使うことで、お客様やシチュエーションに合わせて、声や表情をかえ、最適なアウトプットが可能なのです。
また、これまで接客の仕事は難しいとされてきた身体的なハンディのある人や、在宅での仕事を希望する人たちでも、これからはアバターを通して接客の事もできるようになります。

ーーなるほど。どなたでも接客に関わることができ、一定レベルの接客がお客様に担保されるということですね。今回行われる『re:Dine 大阪』での実証実験では、どのような効果を期待していますか?
アバターが対話接客に有効かどうかを試したいと思っています。
何故なら、飲食店の接客は対話接客が中心になるからです。
また、操作者1人で何体ものアバター(Sota)を操作することができるか、も試したいです。
また、今回の会場である『re:Dine大阪』と我々のオフィスはとても近いので、機材トラブルがあったときもすぐ対応できるというのは、実証実験を行う上でも大きなメリットだと考えています。
我々の最終目標は、世の中にアバターが浸透して、誰もが自在に活躍できる社会、そしてAX(アバタートランスメーション)という世界を作ることです。
そのためにも、アバターやAIに関心を持つ企業様との実験を繰り返しながら、実用に向けて動いて行きたいですね。
ーーありがとうございました!
アバターが対話接客に有効かどうかを試したいと思っています。
何故なら、飲食店の接客は対話接客が中心になるからです。
また、操作者1人で何体ものアバター(Sota)を操作することができるか、も試したいです。
また、今回の会場である『re:Dine大阪』と我々のオフィスはとても近いので、機材トラブルがあったときもすぐ対応できるというのは、実証実験を行う上でも大きなメリットだと考えています。
我々の最終目標は、世の中にアバターが浸透して、誰もが自在に活躍できる社会、そしてAX(アバタートランスメーション)という世界を作ることです。
そのためにも、アバターやAIに関心を持つ企業様との実験を繰り返しながら、実用に向けて動いて行きたいですね。
ーーありがとうございました!
<<アバターランド実証実験 in 『re:Dine 大阪』詳細>>
・期間:
2024年9月10日(火)〜9月29日(日)
・場所:
グラングリーン大阪 「JAM BASE」1階『re:Dine 大阪』
(住所:大阪府大阪市北区大深町6番38号グラングリーン大阪 北館 JAM BASE1階『re:Dine 大阪』)
・主催:
ムーンショット型研究開発事業 目標1
「誰もが自在に活躍できるアバター共生社会の実現」研究開発プロジェクト(大阪大学・ATR他 全21機関)
・後援・協力:
公益財団法人大阪産業局、一般社団法人i-RooBO Network Forum、一般社団法人デジタル人材共創連盟
2024年9月10日(火)〜9月29日(日)
・場所:
グラングリーン大阪 「JAM BASE」1階『re:Dine 大阪』
(住所:大阪府大阪市北区大深町6番38号グラングリーン大阪 北館 JAM BASE1階『re:Dine 大阪』)
・主催:
ムーンショット型研究開発事業 目標1
「誰もが自在に活躍できるアバター共生社会の実現」研究開発プロジェクト(大阪大学・ATR他 全21機関)
・後援・協力:
公益財団法人大阪産業局、一般社団法人i-RooBO Network Forum、一般社団法人デジタル人材共創連盟
実証実験の会場となるフードホール『re:Dine大阪』とは

『re:Dine 大阪』は、2024年9月6日(金)にオープンする商業施設「JAM BASE」1階に構えるフードホールです。
『re:Dine 大阪』には、コーヒーやクラフトビール、ハンバーガー店、そして麻婆麺のお店があり、モバイルオーダーで全店舗のメニューを自由に組み合わせて注文できます。
個性あふれる専門店の味をお楽しみください。
『re:Dine 大阪』には、コーヒーやクラフトビール、ハンバーガー店、そして麻婆麺のお店があり、モバイルオーダーで全店舗のメニューを自由に組み合わせて注文できます。
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