更新日:
2018年09月12日
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隠れた名店が集う街“神泉”に本格イタリア郷土料理と自然派ワインを堪能できる「AURELIO(アウレリオ)」がオープン
静かな住宅街が広がる神泉・松濤エリア。良質な個店が多く存在し、食通の客層が多いのもこのエリアの特徴をなしている。7月5日、神泉駅から歩いて1分ほどの場所にオープンしたイタリア料理店「AURELIO(アウレリオ)」。 “イタリアの郷土料理と自然派ワイン”をテーマに、本格的なイタリアの郷土料理がカジュアルに楽しめる。オーナーの大本陽介氏は、下北沢にあるイタリアンの名店「ダニエラ」出身。
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入り口近くの壁にかけられたタペストリーが、この店ができるまでの道のりを物語っている。「ここをオープンする前に、半年かけてイタリア全土のワイナリー40カ所をまわってきました。お店で出すワインの生産者のことをちゃんと知っておきたかったですから」と話す大本氏。イタリア全20州のワインメーカーからの応援メッセージが書き込まれているのだ。その探求する姿勢は、そのまま店にも表れている。大学時代の定食屋でのアルバイトをきっかけに、“飲食”という仕事に興味を持ち出した。それ以来、気づけば飲食一色の生活に。25歳でソムリエの資格を取得。カフェで店長を務め、人気イタリア店で、ソムリエとキッチンをこなす。そうするうちに自然と自分の店を持つという目標ができていた。食の世界に導かれ、ワインに惹かれ、イタリア料理に行き着く。そんな道のりで得た経験や想いをすべて表現する場所が必要だったのだ。

神泉駅から帰宅する人々が多く通る好立地。大きな窓からは賑わう店内が眺められ、立ち寄りたくなる外観だ
「真っ白な気持ちでスタートしよう」と、店内の壁は白にした。カウンターや家具のナチュラルな木材の質感をいかして、あたたかみのある空間に仕上げられている。店舗デザインを手がけたのは、NOWS(ナウズ)の紫垣喬史氏。フランスでデザインを学び、現在は日本とフランスで内装デザインを行う。彼の作品は、アンティークの要素を巧みに取り入れたデザインが印象的だ。同店では、カウンターをメインに据えた設計で、店とお客との距離を近づけている。70cmと広めに奥行きをとることで、近すぎず遠すぎずリラックスできるようにも配慮されている。

お客とのコミュニケーションを何よりも大切にする大本氏がこだわったカウンター。食事をきっかけにお客同士の会話もはずむ
「イタリアらしい田舎の素朴な郷土料理は、食べ飽きず身体になじんで疲れない。そんな料理が好きなんです」。そう話す大本氏が惚れ込んだシェフの鈴木 崇夫氏は、トスカーナやエミリアロマーニャなど北イタリアを中心に5年間現地のレストランで修行を積んだ実力派だ。自然に逆らわずに旬の食材をたっぷり使い、シンプルだがしっかり手間がかけられた完成度の高いメニューがこの店の大きな魅力となっている。「名物!陽気なポテトサラダ」(550円)は、マルサラを使ってマヨネーズから手作り。ふわふわの食感と半熟卵の合わせが絶品と、常連客たちに愛される定番メニューになっている。ほかにも「白桃とセルバチコのサラダ」(800円)、「奥久慈卵の目玉焼き~フォンデュータソース サマートリュフをかけて~」(1300円)、「霧島豚の合盛り」(2000円)、「本日のデザート」(600円〜)と、アンティパストからメイン、ドルチェまで、四季を感じさせるメニューの数々が黒板に書き出されている。また、毎日鈴木シェフが手打ちする多彩なパスタも同店の根幹をなすメニューだ。「タリアテッレ ボロニェーゼ」(1100円)「オレキエッテ ブロッコリーのソース」(1200円)「リコッタチーズとほうれん草をつめたトルテローネ」(1400円)など、イタリア郷土のパスタの伝統を守りながらも、絶妙なアレンジが加えられている。

「名物!陽気なポテトサラダ」(550円)。はじめの一皿として、スパークリングワインに合わせるのがおすすめ
提供するワインは、すべて自然派。イタリアのものを中心に160種類ほどを揃える。その中から食事に合わせて、大本氏が数種類テーブルで提案してくれる。「このワインはイタリアの○○というところで、すごいイケメンが作ったものなんですよ」と、味わいや香りなど基本的な説明に加えて、ちょっとしたストーリーも教えてくれる。そんな大本氏のサービスと鈴木氏の料理にはすでに多くのファンがついているようだ。

鈴木シェフの手打ちパスタは同店の看板メニューのひとつ。ゴロゴロとした肉の食感と旨味がつまったミートソースの「タリアテッレ ボロニェーゼ」(1100円)は定番メニュー
AURELIO—。イタリア語で太陽のように明るい、という意味だ。イタリアのワイナリーを巡っている時、大本陽介氏の“陽”という字と、彼の周りを照らすような明るさから、あるワインメーカーに名付けられたそうだ。まずはアウレリオを、地域の人たちに愛される店にしていきたい、と語る大本氏。“ワイン”を軸に、他店とのコラボやプロデュースなど、イタリアンに限らず様々な形での展開を考えているという。これからの大本氏のさらなる飛躍に期待が高まる。
(取材=望月 みかこ)
(取材=望月 みかこ)

オーナーの大本陽介氏(右)とシェフの鈴木崇夫氏
【店舗情報】
店名:AURELIO(アウレリオ)
住所:東京都渋谷区円山町16-1
アクセス:京王井の頭線神泉駅から徒歩1分
渋谷駅から徒歩7分程度
電話:03-6755-6037
営業時間:17:00 ~25:00
定休日:日曜日
坪数客数:10坪・18席(カウンター9席/テーブル9席)
客単価:4500円
店名:AURELIO(アウレリオ)
住所:東京都渋谷区円山町16-1
アクセス:京王井の頭線神泉駅から徒歩1分
渋谷駅から徒歩7分程度
電話:03-6755-6037
営業時間:17:00 ~25:00
定休日:日曜日
坪数客数:10坪・18席(カウンター9席/テーブル9席)
客単価:4500円
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