更新日: 2023年04月18日
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町中華ならぬ「街焼肉」が面白い。レトロな良さをみんなに知ってほしい!

最近「町中華」ならぬ「街焼肉」というものが流行っている。町中華と同じく、レトロで店主のキャラクターがダイレクトに反映されているお店のことで、壁が琥珀色に輝いている、地域に根づいたお店である、格好をつけない旨さがあるなどの定義がある。せっかく僕らの中で流行っているので、今回はそんな“街焼肉”の世界をみなさんに紹介していきたい。

矢崎
世の中に散らばったキラリと光る個性的なお店や...

「町中華」ならぬ「街焼肉」が面白い!

“町中華”という言葉を、ご存知だろうか?

町中華とは、昭和から営業していて1000円以内でお腹いっぱい食べられる庶民的な中華店を指す言葉。中華料理がメインではあるものの麺類や飯類、定食等いろいろなジャンルの料理が食べられて、うどんやカレー、その他洋食を提供するお店もある。
大手のチェーンとは違い明確なマニュアルは無く、店主の人間味や人柄、味の傾向も顕著に表れるのが特徴だ。

最近では、テレビや雑誌などで取り上げられ、市民権を大いに得てきているこの“町中華”。
「本格的な中華ではなく、こういうお店が好き」という方も多いはず...

そんな町中華だが、今僕らの中で「町中華」ならぬ「街焼肉」というものの熱量が、ぐんぐんと上がっている!僕らといってもfavy編集部の中だけだけど...

街焼肉ってどんなの?

街焼肉の定義も町中華と同じく曖昧なところもあるが、以下のものが当てはまるお店を指す。

・チェーンではなく地域に根づいたお店である。
・格好をつけない旨さがある。
・壁が焼肉の煙で燻製され琥珀色に輝いている。
・オヤジのエプロンが汚れていればなお良し。

こちらもやはりお店に明確なマニュアルはなく店主のキャラクターが、お店にモロに反映されているのが特徴で、お客さんとしても肉のみを味わうというよりも、店主の個性を含めてお店自体を味わう楽しみ方が正解だ。

また、このようなお店の特徴として、商店街の片隅にあることが多いため、あえて区画的な表現である“町”ではなくdowntown的なニュアンスを持つ“街”という漢字を使っている。

【定義その1】チェーンではなく地域に根づいたお店である。

こちらは“街焼肉”となるためには絶対と言っても過言ではない条件である。
お店に明確なコンセプトや丁寧なマニュアルが無いからこそできる店主のキャラクターがお店全体から感じられる事が大切。
おじいちゃんが孫を連れて来れるような、老若男女誰でも気軽に入れるような、そんな気張らない安心できる雰囲気が“街焼肉”では必要だ。

【定義その2】壁が焼肉の煙で燻製され琥珀色に輝いている。

街焼肉のお店は、総じて排気口がテーブルごとについていない事が多い。
その為、お客さんが焼いた肉の煙はそのまま店内を満たし壁やテーブルを染めていく。そのような営業を長年に渡ってしている事によって、壁紙やコンセントが煮込んだチャーシューのような鈍い琥珀色に輝くようになっている。
また、焼肉を焼いた煙が身体に付着することによって、帰り道の自分の匂いでもう一杯ご飯がいけてしまうこともある。

【定義その3】オヤジのエプロンが汚れている。

街焼肉の店主のエプロンはかなりの割合で汚れている。色が黒くなっているから言って不潔な感じは一切ない。
街焼肉は肉のカッティングからお客さんの火の管理など様々な仕事を1人でしなければならない。その為にたくさんの油ハネが着いてしまう。
こうして洗濯では落ちないたくさんの仕事の勲章がついていく。つまりは汚いではなく、味のある働き者のいいエプロンなのだ。

【定義その4】格好つけない旨さがある。

ブランド牛や熟成肉など最近流行りのお肉はたくさんあるけれど、そういうものは一切使わない。
どこ産の肉を使っているのか一切不明ではあるものの何故か旨い。メニューにもぶっきらぼうに「ホルモン」「タン」「カルビ」と書かれているだけ。
そんなお店なのに、食べれば納得できる旨さがあるのが「街焼肉」のカッコイイところだ。

終わりに

最近では、意識高い系の高級志向な焼肉店が増えている中、このような街角にある気張らない雰囲気のお店を見直してみるのはアリなのではないか。
こちらの特集を読んで、レトロで味のある「街焼肉」の世界を是非とも楽しんでほしい。
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町中華ならぬ「街焼肉」が面白い。レトロな良さをみんなに知ってほしい!

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矢崎
世の中に散らばったキラリと光る個性的なお店や食べ物を紹介いたします。 http://asobigokoroblog.com/

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