更新日:
2019年04月08日
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経堂にドイツワイン専門のショップ&バー「Cassiel」がオープン。
新宿から小田急小田原線の急行で10分少々の経堂駅。商店街や住宅街の広がる生活に密着したエリアだが、駅から徒歩2分、賑わう通りから1本入った小道に一面ブルーグレーの外壁が印象的な「Cassiel(カシエル)」が2月9日、ドイツワイン専門店としてオープン。オーナーは、ドイツに11年ほど滞在した経験を持つ森 彩氏。
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ドイツワインの魅力を伝えるため、小売業から転身
同店の開業以前は小売業などに携わっていた森氏は、仕事でドイツのフランクフルトへ赴任。ワインに関する事業にも関わりながら、現地で生活する中でドイツワインに魅せられていった。「当時の日本におけるドイツワインのイメージと言えば、“白の甘口”。甘くて食事とは合わせにくいという印象でした。しかし、それはひと昔前の話で、実際にドイツでは、甘口だけでなく実に多様な味わいのワインが飲まれていました。むしろ現在は白の辛口が主流で、ドイツワインは幅広く料理と合わせられるポテンシャルを持っていたんです。いまだ”ドイツワイン=白の甘口“というイメージの残る日本ですが、私がドイツで知ったドイツワインの多様性を広めたいと思うようになりました」と森氏は話す。
ブルーグレーの外壁が印象的な外観。知人のデザイナー、ミック・イタヤ 氏による店のロゴが目印に
小売りのみは集客面で不安、飲食店としてドイツワインを提案
2014年に帰国し、2018年12月 には勤めていた会社を退職。ドイツワインの啓蒙をミッションに合同会社Botschaftを立ち上げた。「当初はワインの販売だけを行う小売店の開業を検討しましたが、小売りだけでは集客のフックが弱く、不安が残る。もともと『ドイツワインは食事と合う』ということを伝えたくて起業したわけですから、ワインと食事を提供する飲食店という形態をとることにしました」と森氏。とはいえ、飲食に関しては未経験。そこで、森氏自身がよく通っていたという三軒茶屋のバルを経営していた池端 剣氏を同店のシェフとして起用、料理を一任した。
キッチン前のカウンター席とテーブル席、立ち飲みスペースを用意。奥はワインセラー。床の市松模様は、ベルリンにあるショッピングモールで見てインスピレーションを受けたという
物件は土地勘のあった松陰神社前や上町で探すも難航したため、小田急線沿いにエリアを広げたところ、巡り合ったのが同物件だ。「通りに面する部分が長く、視認性がよい点が気に入りました。また、すぐ向かいに地元で人気のベーカリーがあったことも決め手。パンにこだわる方は、おいしいワインにも興味を持ってもらいやすいと考えたからです」と森氏は話す。
店内には1坪ほどの広さの作り付けのワインセラーを配置。ドイツワインがずらりと並び、店で飲食する以外に購入も可能
ワインは50mlの小ポーションから試飲感覚で楽しめる
ベテランシェフである池端氏による料理は約40品。気軽につまめる「フリッタータ(イタリア風オムレツ)」(500円)、「自家製パテドカンパーニュ」(700円)、「三陸産カキと蕪のアヒージョ メルバトースト付き」(800円)から、「ローマ風トリッパの煮込み バゲット付き」(800円)、「鴨のロースト バルサミコソース」(900円)などの肉料理、「中札内若鶏と香味野菜のラグー」(1200円)、「ゴルゴンゾーラソースのクリームペンネ」(1500円)のパスタまで揃うほか、ドイツのピザ風スナックであるフラムクーヘンの「クラシック(ベーコン&オニオン)」(800円)、「生ハム&ルッコラ」(1000円)も。「何品かドイツ料理も用意していますが、ワインとのペアリングを意識した品が中心で、あえて“ドイツらしさ”は前面には打ち出していません。ドイツ料理というとお肉やジャガイモを使い重たいイメージ。そうではなく、毎日でも来てもらえるように、食べ飽きない馴染みある料理を目指しています」と森氏は話す。
赤、白、ロゼ、スパークリングなど豊富に揃うドイツワイン。スパークリング以外は、グラスは50ml、100ml、150mlからポーションを選べる。50mlを同時に数種類並べて、飲み比べを楽しむお客もいるという
ドイツワインは、グラスで常時10種類ほどを用意。スパークリングワイン以外は、ポーション を3つから選べ、50ml(300円~)、100ml(600円~)、150ml(850円~)。100mlと150mlには小さなおつまみをサービスで提供する。「50mlという少量から提供することで、試飲感覚で多種類を楽しんでほしい」というのが狙い。ワインの小売価格に加えて1人につきグラスチャージ300円を支払うことで、セラーに並ぶボトルワインを店内で楽しむことも可能だ。
「カリーヴルスト Cassiel Style」(800円)。同店の数少ないドイツ料理だが、トマトソースとあわせてCassiel流にアレンジ。肉汁たっぷりのソーセージに、自家製カレースパイスの効いたトマトソースでワインが進む一品
今後はドイツワインのインポート事業も開始予定
ターゲットは、近隣の30代~40代で、仕事帰りに立ち寄り客単価は4000円程度を使うことをメインに想定していたが、実際には50代以上の地元住民がしっかりと食事をして6000円 程度の単価となるケースが目立つという。
「当社のミッションは、積極的に多店舗を展開することではなく、あくまで“ドイツワインの普及”。今後はドイツワインのインポート事業も開始したいと考えています 。この店はそのための布石になれば」と森氏。「日本でワインが日常的に飲まれるようになって久しいですが、『ドイツワイン』というと、まだま何か特別なもののように構えてしまう。そうではなく、フランスワインやイタリアワイン、チリワインなど並んで、ドイツワインも自然と選択肢に入ってくるような、そんな世の中を実現したいですね」とも話す。
(取材=大関 まなみ)
「当社のミッションは、積極的に多店舗を展開することではなく、あくまで“ドイツワインの普及”。今後はドイツワインのインポート事業も開始したいと考えています 。この店はそのための布石になれば」と森氏。「日本でワインが日常的に飲まれるようになって久しいですが、『ドイツワイン』というと、まだま何か特別なもののように構えてしまう。そうではなく、フランスワインやイタリアワイン、チリワインなど並んで、ドイツワインも自然と選択肢に入ってくるような、そんな世の中を実現したいですね」とも話す。
(取材=大関 まなみ)
オーナーの森 彩氏。ドイツ滞在中にはワインに関わる仕事にも携わり、ドイツワインケナーの資格を有する
【店舗情報】
店名:Cassiel(カシエル)
住所:東京都世田谷区経堂1-18-6-A
アクセス:経堂駅から徒歩2分
電話:03-6413-7990
営業時間:【平日】17:00~23:00【土日】14:00~23:00(LOフード22:00ドリンク22:30)
定休日:火曜
坪数客数:7.5坪12席+スタンディング4名程度
客単価:4000~5000円
運営会社:合同会社Botschaft
オープン日:2019年2月9日
店名:Cassiel(カシエル)
住所:東京都世田谷区経堂1-18-6-A
アクセス:経堂駅から徒歩2分
電話:03-6413-7990
営業時間:【平日】17:00~23:00【土日】14:00~23:00(LOフード22:00ドリンク22:30)
定休日:火曜
坪数客数:7.5坪12席+スタンディング4名程度
客単価:4000~5000円
運営会社:合同会社Botschaft
オープン日:2019年2月9日
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