更新日:
2019年07月10日
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【豊後高田】全国からカレーのプロが学びに来る『チャイハナ海花』その理由とは?
大分県豊後高田市にある、美しい夕日が拝める絶景スポット「真玉海岸」のほど近くに、日本中からインド料理の専門家が学びに訪れるという『チャイハナ海花(かいか)』というインド料理屋があるんです。大分県内でも超がつくほどの僻地である真玉海岸のお店に、なぜ日本中から訪ねてくるのかお話しを伺ってきました。
- Takada Kengo
- 穴熊肉・カラス肉などの狩猟肉(ジビエ)を仕掛...
あまりにも素朴な佇まい、古民家インド家庭料理『チャイハナ海花』

近年、大分県豊後高田市は夕日が美しい真玉海岸や、チームラボ社の常設ギャラリーが設立される、移住したい田舎ランキングの1位に選出されるなど、多くの方に注目される地域となってきています。
その真玉海岸、チームラボギャラリーのすぐ側に『チャイハナ海花』という小さなインド料理店があります。
その真玉海岸、チームラボギャラリーのすぐ側に『チャイハナ海花』という小さなインド料理店があります。

一見、普通の古民家にしか見えない佇まいですが、玄関先をよく見るとかろうじてお店の看板が置かれています。
これほど僻地にある小さなお店にも関わらず、日本中からインド料理のプロが訪れているというから驚きです。
これほど僻地にある小さなお店にも関わらず、日本中からインド料理のプロが訪れているというから驚きです。
『チャイハナ海花』は完全予約制、料理はおまかせコース1種類のみ

チャイハナ海花のメニューは1,500円のコースが1種類あるだけです。
そして、完全予約制で1日に数組だけしか入ることができません。
コース内容は、
・おつまみとスープ
で始まり、
・カレー
・ライス
・サモサなどの揚げ物数種類
・パパド
・アチャール(インド版ピクルス)
・チャパティ(全粒粉で作るピザ生地のようなパンの一種)
・ラッシー(ヨーグルトベースの飲み物)
でお腹を満たし、
・チャイ
・小さなデザート
という流れが多いとのこと。
そして、完全予約制で1日に数組だけしか入ることができません。
コース内容は、
・おつまみとスープ
で始まり、
・カレー
・ライス
・サモサなどの揚げ物数種類
・パパド
・アチャール(インド版ピクルス)
・チャパティ(全粒粉で作るピザ生地のようなパンの一種)
・ラッシー(ヨーグルトベースの飲み物)
でお腹を満たし、
・チャイ
・小さなデザート
という流れが多いとのこと。

レンズ豆などの豆類を使ったおつまみと、ムルガターニと呼ばれるココナッツとひよこ豆の粉を使ったスープ。最初のおつまみからスパイスが使われており、メインのカレーへの期待が高まります。
日本インド料理の最高峰の技術を、親しみやすいインドの家庭料理で味わう

スープを飲み終える頃合いをみて、メインが運ばれてきます。
こちらの写真は、ナスとチキンを使ったカレー。
ライスの上にカレーをかけ、あとは無心で食べるのみ。
日本のインド料理の最高峰の技術、そしてインドの家庭料理の親しみやすさをあわせもつ、唯一無二のインドカレーはここでしか食べることができません。
味に変化が欲しい方は、付け合せのアチャールをカレーに少し混ぜて食べるのもおすすめです。
揚げ物のサモサはスパイシーながらも優しい味で、一般的な日本人の舌に合うように作られています。
パパドと呼ばれるひよこ豆の粉から作ったクラッカーのようなものは、南インドでは食間に、北インドでは食後に食べられています。
『チャイハナ海花』では特に決まりはないので、好きなタイミングで自由に食べれば大丈夫です。
そして最後にスパイスで刺激を受けた舌を癒すようにラッシーを飲みます。
こちらの写真は、ナスとチキンを使ったカレー。
ライスの上にカレーをかけ、あとは無心で食べるのみ。
日本のインド料理の最高峰の技術、そしてインドの家庭料理の親しみやすさをあわせもつ、唯一無二のインドカレーはここでしか食べることができません。
味に変化が欲しい方は、付け合せのアチャールをカレーに少し混ぜて食べるのもおすすめです。
揚げ物のサモサはスパイシーながらも優しい味で、一般的な日本人の舌に合うように作られています。
パパドと呼ばれるひよこ豆の粉から作ったクラッカーのようなものは、南インドでは食間に、北インドでは食後に食べられています。
『チャイハナ海花』では特に決まりはないので、好きなタイミングで自由に食べれば大丈夫です。
そして最後にスパイスで刺激を受けた舌を癒すようにラッシーを飲みます。

基本的には1組全員が同じ種類のカレーを食べるようになっていますが、人数が多かったり苦手な食べ物がある場合など、予約時に相談すれば気軽に応じてくれます。
写真のカレーはダールマクニと呼ばれる豆を使ったヘルシーなカレーです。
お肉が得意でない方は、予約時に豆または魚介類を使ったカレーを希望する旨を相談してみてください。
写真のカレーはダールマクニと呼ばれる豆を使ったヘルシーなカレーです。
お肉が得意でない方は、予約時に豆または魚介類を使ったカレーを希望する旨を相談してみてください。

インドカレーと言えばナン。
と言う方も多いかと思いますが、実際のインドではナンを焼くための大きな釜を持つ家庭は少なく、その代わりにチャパティと呼ばれるピザ生地のようなパンが食べられています。
チャイハナ海花でも、インドの主流にならって写真のようなチャパティが提供されます。
※ナンはありません。
と言う方も多いかと思いますが、実際のインドではナンを焼くための大きな釜を持つ家庭は少なく、その代わりにチャパティと呼ばれるピザ生地のようなパンが食べられています。
チャイハナ海花でも、インドの主流にならって写真のようなチャパティが提供されます。
※ナンはありません。

カレーを食べ終えると、チャイと小さなデザートが運ばれてきます。
しっかり茶葉から煮立てて作られたチャイも、食後だからと気を緩めることができない存在感を放っています。
今回は、人参を牛乳で練った一口デザートが添えられていました。
しっかり茶葉から煮立てて作られたチャイも、食後だからと気を緩めることができない存在感を放っています。
今回は、人参を牛乳で練った一口デザートが添えられていました。
日本中からインド料理のプロが『チャイハナ海花』に訪れるわけとは?

チャイハナ海花を経営されているのは69歳になる瀬口氏と奥様のお二人。
瀬口氏は日本にインド料理文化を根付かせた名店「アショカ」と「アジャンタ」という老舗中の老舗での修行経験を持っています。
東京の名店2軒でインド料理の奥深さにはまってしまった瀬口氏は、修行の後、地元大分県に戻り大分市内でご自身のお店をオープンさせます。
25年間、大分市で愛され続けたお店を閉め、次に選んだ場所は生まれ故郷の豊後高田でした。
ここから瀬口氏の生家をレストランとした「チャイハナ海花」が始まり、すでに10年が経過しました。
銀座にあった北インドの宮廷料理「アショカ」、そして九段下にあった南インドの家庭料理「アジャンタ」という歴史に名を残すお店での修行、さらには大分に帰ってからの30年を優に超える経験値。
インド料理に関してこれほどまでの知識、技術、経験を持つ人物は稀有であるがゆえに、日本中のインド料理のプロが学びに訪れているのです。
瀬口氏は日本にインド料理文化を根付かせた名店「アショカ」と「アジャンタ」という老舗中の老舗での修行経験を持っています。
東京の名店2軒でインド料理の奥深さにはまってしまった瀬口氏は、修行の後、地元大分県に戻り大分市内でご自身のお店をオープンさせます。
25年間、大分市で愛され続けたお店を閉め、次に選んだ場所は生まれ故郷の豊後高田でした。
ここから瀬口氏の生家をレストランとした「チャイハナ海花」が始まり、すでに10年が経過しました。
銀座にあった北インドの宮廷料理「アショカ」、そして九段下にあった南インドの家庭料理「アジャンタ」という歴史に名を残すお店での修行、さらには大分に帰ってからの30年を優に超える経験値。
インド料理に関してこれほどまでの知識、技術、経験を持つ人物は稀有であるがゆえに、日本中のインド料理のプロが学びに訪れているのです。
これがなければカレーはできない。50年モノのヨーグルトの秘密

チャイハナ海花で料理に使われているヨーグルトにはただならぬ歴史があります。
このヨーグルトは、銀座にアショカが出来た1968年に冷蔵輸送技術も現代ほど発展していない時代の中、インドから日本へ運ばれたヨーグルトなのです。
しかも、インドの五つ星ホテル「タージマハルホテル」で使われていたという由緒正しきヨーグルトです。
アショカでの修行を終え、特別にヨーグルトの株を分けてもらい、以来一度も絶やさずにこのヨーグルトを守ってきたと瀬口氏は言います。
「うちの料理は特別こだわりはないよー」
とにこやかにお話しされますが、
このヨーグルトがなければチャイハナ海花のカレーの味も、ラッシーの味も出せないとのこと。
このヨーグルトは、銀座にアショカが出来た1968年に冷蔵輸送技術も現代ほど発展していない時代の中、インドから日本へ運ばれたヨーグルトなのです。
しかも、インドの五つ星ホテル「タージマハルホテル」で使われていたという由緒正しきヨーグルトです。
アショカでの修行を終え、特別にヨーグルトの株を分けてもらい、以来一度も絶やさずにこのヨーグルトを守ってきたと瀬口氏は言います。
「うちの料理は特別こだわりはないよー」
とにこやかにお話しされますが、
このヨーグルトがなければチャイハナ海花のカレーの味も、ラッシーの味も出せないとのこと。
『チャイハナ海花』までのアクセス

チャイハナ海花は大分県の北端に位置する真玉海岸付近にあります。
基本的には車での訪問が便利ですが、公共機関を利用される場合は、宇佐駅から路線バスが日に数本走っています。最寄りのバス停は「東浜」停留所です。バス停のすぐそばにチャイハナの看板が出ています。
バス利用の場合は行きの時間、帰りの時間を事前に調べることをおすすめします。
基本的には車での訪問が便利ですが、公共機関を利用される場合は、宇佐駅から路線バスが日に数本走っています。最寄りのバス停は「東浜」停留所です。バス停のすぐそばにチャイハナの看板が出ています。
バス利用の場合は行きの時間、帰りの時間を事前に調べることをおすすめします。

大きな道路から一本奥に入ったところに写真の橋があります。
初めての方は見つけるのに苦労されるかと思いますので、近くに来たと思ったらお店に電話をすれば大丈夫です。
初めての方は見つけるのに苦労されるかと思いますので、近くに来たと思ったらお店に電話をすれば大丈夫です。
『チャイハナ海花』はインド料理好きなら絶対に行くべき至高のお店

『チャイハナ海花』は北部インドの高級宮廷料理の技術を存分に注ぎ込みながら、南部インドの家庭料理のリーズナブルさを実現した奇跡のようなお店です。
本当であれば1,500円では足りないくらいの歴史、技術を体感できる上、居心地が良すぎる古民家とそこに暮らす瀬口ご夫婦の大らかさまで含め、ぜひとも一度は行っていただきたいお店です。
本当であれば1,500円では足りないくらいの歴史、技術を体感できる上、居心地が良すぎる古民家とそこに暮らす瀬口ご夫婦の大らかさまで含め、ぜひとも一度は行っていただきたいお店です。
営業時間:11:00~17:00(日曜も営業)
定休日:月曜日(祝日の場合営業して翌日休み)
駐車場:あり
※完全予約制です。前日までに電話にて予約をしてください。
定休日:月曜日(祝日の場合営業して翌日休み)
駐車場:あり
※完全予約制です。前日までに電話にて予約をしてください。
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- Takada Kengo
- 穴熊肉・カラス肉などの狩猟肉(ジビエ)を仕掛けた会社を創業・経営していた際に、日本各地を巡り「またわざわざ行きたいお店」がないか探していました。最近では美味しさ云々よりも、忘れ去られてしまったような雰囲気を持つ「イニシエ系」のお店や、面白い店主・スタッフのいるお店を探し歩いています。大分県を拠点としながら九州でぜひ行っていただきたいお店をご紹介していきます。
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