更新日:
2019年12月20日
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24時間営業の海鮮居酒屋『磯丸水産』が、さらなる全国展開で海鮮王になる日
都市部の繁華街での24時間営業で海鮮酒場の覇者となった『磯丸水産』がいよいよ地方に進出。全国制覇へ向けての秘策はあるのか?——流行る店にはワケがある!知ってて得する最前線の飲食店情報を業界の事情通がご紹介する連載です。(2019年12月19日公開)
- 酒井慎平
- 外食ジャーナリスト、地域食材コーディネーター...
海鮮居酒屋の覇者『磯丸水産』は地方都市でも覇者となれるか?
24時間営業とお手頃価格の海鮮料理で人気の『磯丸水産』が、大きな変革期を迎えようとしている。

今さら何を、と思う人も大勢いるだろう。
『磯丸水産』は全136店舗中106店舗(2019年12月時点)を関東圏内で展開していて、これまで地域を絞って同じエリアに集中的に出店するドミナント戦略で規模を拡大してきた。
たとえば新宿エリアだけで8店舗も共存するなど、一部の商圏ユーザーにとってはとても身近な存在である。
その反面、全国的には認知度が高いとはいえないブランドでもあった。
しかし、今年4月に運営元のSFPホールディングスは「SFPフードアライアンス構想」を打ち出し、地方の居酒屋チェーン企業と提携しながら全国出店を進めていく方針を発表した。
『磯丸水産』はこれまでも関東エリア以外の主要都市でも少しずつ出店を進めてはいたが、新構想により今後はに地方都市への出店が加速していくだろう。
『磯丸水産』は全136店舗中106店舗(2019年12月時点)を関東圏内で展開していて、これまで地域を絞って同じエリアに集中的に出店するドミナント戦略で規模を拡大してきた。
たとえば新宿エリアだけで8店舗も共存するなど、一部の商圏ユーザーにとってはとても身近な存在である。
その反面、全国的には認知度が高いとはいえないブランドでもあった。
しかし、今年4月に運営元のSFPホールディングスは「SFPフードアライアンス構想」を打ち出し、地方の居酒屋チェーン企業と提携しながら全国出店を進めていく方針を発表した。
『磯丸水産』はこれまでも関東エリア以外の主要都市でも少しずつ出店を進めてはいたが、新構想により今後はに地方都市への出店が加速していくだろう。

▲画像提供:SFPホールディングス
改めて考える『磯丸水産』人気の理由
天下統一に向けて、海鮮酒場における関東の覇者が動き出した。そんな今こそ、『磯丸水産』の魅力について改めてご紹介したい。
『磯丸水産』がライバル店を差し置き成長してきた要因として、「1等地」への出店戦略と「24時間営業」が挙げられる。
既存店の大半がターミナル駅の繁華街で店を構えるため大きな集客が見込める。
『磯丸水産』は24時間営業を行なっているため、いつでも気軽に利用できる酒場として街に定着していった。
どちらも運営コストが大きな営業形態ではあるが、それでも客単価3,000円と手頃な価格をキープしている。
『磯丸水産』は高コストを上手く価値に変換し、他では真似できない海鮮酒場して成長してきたのだ。
『磯丸水産』がライバル店を差し置き成長してきた要因として、「1等地」への出店戦略と「24時間営業」が挙げられる。
既存店の大半がターミナル駅の繁華街で店を構えるため大きな集客が見込める。
『磯丸水産』は24時間営業を行なっているため、いつでも気軽に利用できる酒場として街に定着していった。
どちらも運営コストが大きな営業形態ではあるが、それでも客単価3,000円と手頃な価格をキープしている。
『磯丸水産』は高コストを上手く価値に変換し、他では真似できない海鮮酒場して成長してきたのだ。

『磯丸水産』各店舗には海の家に来たかのような店内の雰囲気があり、卓上テーブルで魚介を焼く浜焼きは都会の中で非日常感を味わえる看板メニューとなっている。
しかも、浜焼きはお客がセルフで調理するためスタッフの調理の手間が省ける。そうやって浮かした人件費の分だけ、食材を安く提供できるというわけだ。
しかも、浜焼きはお客がセルフで調理するためスタッフの調理の手間が省ける。そうやって浮かした人件費の分だけ、食材を安く提供できるというわけだ。

▲店内には生簀を設置して自社で直接仕入れた魚介類を管理。水槽で泳ぐ魚をその場でさばく鮮度の違いは一目瞭然で、臨場感も抜群だ
24時間、さまざまな客層が来店する強み
もう一つの特徴である24時間営業は飲食店が人手不足で苦しむ時代に逆行しているが、深夜や早朝でも駅前の一等地ならではのニーズがある。
終電に間に合わず始発待ちをする人、夜遅くまで勤務する人、夜勤上がりの人などが、「24時間やっている海鮮酒場」を求めてやってくる。
夜が明けると、昼間から飲みたい人、魚ランチで訪れる人と、また違った客層に変化する。ランチの生ビールは300円と破格で、人気の海鮮丼は20種類も用意されている充実ぶりだ。
終電に間に合わず始発待ちをする人、夜遅くまで勤務する人、夜勤上がりの人などが、「24時間やっている海鮮酒場」を求めてやってくる。
夜が明けると、昼間から飲みたい人、魚ランチで訪れる人と、また違った客層に変化する。ランチの生ビールは300円と破格で、人気の海鮮丼は20種類も用意されている充実ぶりだ。

『磯丸水産』は好立地、低価格、高品質、24時間営業と4拍子も揃っている海鮮酒場チェーン最強のブランドといえよう。だが、全国各地には地元の強みを活かした魅力的な海鮮酒場が数多く存在するうえ、『磯丸水産』の強みが地方都市で発揮でされるかどうかは未知数な部分もある。
それでも、各地域の経営ノウハウを有する地元企業とアライアンスを組むことで、関東ナンバーワン海鮮酒場の実力を地方でもフルに発揮できるはずだ。現状、東京エリアの出店は頭打ちを迎えているため、『磯丸水産』の地方進出は肝入りのプロジェクトになっていくだろう。
全国出店が進むにつれて魚介類の仕入れルートも多様化し、各地域の特色を活かしたご当地メニューも登場していくはずだ。他にも、『磯丸水産』全国で規模を拡大していく上で、さらなるサービス向上を図っていくに違いない。関東の海鮮王が今後どのような成長を遂げるのかファンのひとりとして見守っていきたい。
それでも、各地域の経営ノウハウを有する地元企業とアライアンスを組むことで、関東ナンバーワン海鮮酒場の実力を地方でもフルに発揮できるはずだ。現状、東京エリアの出店は頭打ちを迎えているため、『磯丸水産』の地方進出は肝入りのプロジェクトになっていくだろう。
全国出店が進むにつれて魚介類の仕入れルートも多様化し、各地域の特色を活かしたご当地メニューも登場していくはずだ。他にも、『磯丸水産』全国で規模を拡大していく上で、さらなるサービス向上を図っていくに違いない。関東の海鮮王が今後どのような成長を遂げるのかファンのひとりとして見守っていきたい。
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- 酒井慎平
- 外食ジャーナリスト、地域食材コーディネーターにして、元『フードリンクニュース』編集長。全国の飲食企業やメーカーなど約3,000社に精通する外食ジャーナリストとして活躍。2019年4月に独立し、全国の地域食材のブランディング事業を開始した。 Instagram:@sakai.s https://www.instagram.com/sakai.s Facebook https://www.facebook.com/shinpei.sakai.3
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